本シリーズは、森博嗣氏のシリーズの天才役、真賀田博士に焦点を当てた、他のメインストーリーのサイドストーリー的な位置付けです。 彼女の圧倒的な抽象的思考は、訳が分からないので、一旦、置いておこうと思います。また、時間軸が入り乱れていたり、同時に複数の人格がいたりと、時間空間を超越した思考が展開されていて、ついていける代物ではありません。 もっとも、理解できなかったため読書が無駄だったとは思っておらず、「おや」と思う箇所がありました。「秋」の、犀川先生の母親である瀬在丸紅子氏と西之園嬢が会話する場面。自分(=西之園嬢)は、紅子氏から、犀川先生の何をとることができるのか。真賀田博士から、犀川先生の何…