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前川佐美雄

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梅の花を詠んだ短歌4 鎌倉の寺社の梅は咲き始め,元気な花を楽しめます. 憂(うれひ)なくわが日々はあれ紅梅の花すぎてよりふたたび冬木 佐藤佐太郎  ゆふぐもり寒ききさらぎ紅梅のつぼみの七重八重のくれなゐ 福田栄一  二月(きさらぎ)に入りて二度目の雪降りぬ雪降る中の白梅紅梅 宮柊二  紅梅のさきがけて咲く白梅のただ寂かなるひかりをまとふ 安立スハル  紅梅は亡き娘(こ)の精といつやらに心の中に育みて来し 赤尾鈴子  梅万朶(ばんだ)雪の白玉凍りつつきみが魂なき朝をかがよふ 馬場あき子 

一昨日は鎌倉浄明寺への散歩. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2024/01/22/235624 帰り道は,荏柄天神,鶴岡八幡宮,川喜多映画記念館に立ち寄り,梅の花を楽しんできました. 咲き始めの白梅・紅梅の花は,元気であって大好きです. 荏柄天神 鶴岡八幡宮 川喜多映画記念館 梅の花を詠んだ短歌4 (古今短歌歳時記より) 月のまへに白梅のはな見てすわりむかしの人になりぬごとし 中村憲吉 軽雷集 紅梅の咲くやこころはやや明(あか)る寒微(かんび)に堪へし妻子(つまこ)おもへば 前川佐美雄 紅梅 いざなひて家居(いえい)の妻に見する花ただ…

秋の夜を詠んだ短歌  秋の夜のつめたき床にめざめけり孤独は水の如くしたしむ 前田夕暮  白玉(しらたま)の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 若山牧水  秋の夜の/鋼鉄(はがね)の色の大空に/火を噴(は)く山もあれなど思ふ 石川啄木  あたたかに香のたつミルクのみながら仰ぐ幾万年の秋の夜の空 鹿児島寿蔵  秋の夜も雑念なかなかしづまらず厨(くりや)の黄なるもやしに似たり 前川佐美雄  秋の夜はおもひきり憂愁にひたるべし友よもうすこししづかにのもうよ 加藤克巳

夕ぐれの鎌倉由比ヶ浜.入日の光は覗いているものの,空は雲で覆われていました. 八幡通を通って帰宅.夜が迫ってきました. 二ノ鳥居まで戻ってきたときには,既に夜. 秋の夜を詠んだ短歌 (古今短歌歳時記より) 今造る久邇(くに)の都に秋の夜の長きにひとり寝るが苦しき 大伴家持 万葉集巻八 一六三一 大伴宿祢家持が安倍女郎(あべのいらつめ)に贈った歌一首 新しう出来た,久邇(恭仁,久迩)の都で,秋の夜の長い自分に,独り寝するのがつらいことだ 万葉集 折口信夫 秋の夜の明るくも知らず鳴く虫は我がごとものや悲しかるらむ 藤原敏行 古今集 睦言もまだ尽きなくに明けにけりいづらは秋の長してふ夜は 凡河内躬恒…

秋の日・秋の陽を詠んだ短歌2 秋の大船フラワーセンターの花壇には,コスモスの他,ペンタス,ブルーサルビア,センニチコウが.プラタナスなども茂り,来園者を癒やしてくれています. 秋の日となりなむときに かたらはむ.裏戸をとぢて かへり寝よ.をとめ 釈迢空  フラスコの透明に似し秋日(しゅうじつ)のわれの歩みに従(つ)きて来る山 葛原妙子  もの言へば声みな透る秋日ざしわれの怒りもはかなくなりぬ 中城ふみ子  処女(をとめ)にて身に深く持つ浄き卵(らん)秋の日吾の心熱くす 富小路禎

昨日訪れた秋の大船フラワーセンター.やはりコスモスが主役の花と言って良いかと思いましたが--- そのほかに,ペンタスとブルーサルビア, ケイトウ,センニチコウが華やかに花壇を彩っていました. よしず張りの部屋には,しっかりと育てられた大輪の菊も. 人目を惹くのは,色とりどりの花たちですが,大船フラワーセンターには,かなり大きくなった樹木が茂っていて,来園者を癒やしてくれています. クスノキ,プラタナス. ケヤキ,トチノキ. ソメイヨシノは,ほぼ葉を落としていて,残った葉が秋の風情を感じさせてくれました. バラ園のバラ. 春の賑やかさにはとうてい及ばないものの,多くの株が花をつけていて,楽しませ…