1977年からLaLaで連載。
明治〜大正期を舞台とする、木原敏江の代表作。
ドイツ人とのハーフで、しっかり者の摩利(男)、
少し抜けたところもあるが明朗活発の新吾は、幼馴染の親友同士。
二人は旧制高校の持堂院高等学校に入学した早々「花のおみきどっくり」と命名され、
生徒会的な存在、「全猛者連」の会長に一年生ながらも抜擢されることになる。
たくさんの良い先輩・友人に囲まれ、幸せな日々を送っているが、
摩利はある日、自分が新吾へ友情とは明らかに別の、愛情を抱いていることに気づく。
新吾はそれを戸惑いながらも、受け入れていくことを決意したかに見えたが…。
二人の少年の、愛と友情の狭間に揺れる激動の一生を描いた物語。