外国為替市場で24日、節目の1ドル=155円を突破したことでドル売り/円買い介入への警戒感が一段と高まってきた。連休中の東京市場はメインプレーヤーが減り、急な動きにつながりやすい。市場では、政府・日銀が介入に踏み切っても、米当局はビナイン・ネグレクト(優雅なる沈黙)で応じるとの見方も出ている。 <財務相不在を問う> 「為替介入はワンショット100万ドルだ」。為替介入を巡り、25日の参院財政金融委員会で大塚耕平委員(国民民主)はこう述べた。 大塚委員は「来週から大臣は出張になる」とし、「事務方には上限500本(5億ドル、155円換算で約775億円)まで使っていいとアローアンス(許容)を与えていか…