こん・わじろう(1888-1973)
建築学者、風俗研究家。
1912年東京美術学校図案科卒業。17年頃から郷土会へ参加、柳田國男らと農村・民家の調査を行う。20年早大教授(59年まで)。大震災後「バラック装飾社」や「考現学」を吉田謙吉とともに始める。その後の研究範囲は服飾・風俗・生活・家政にまで及んだ。
会場へと続く階段の踊り場にも、 タイトルの文言が掲げられている。 ブランクの部分には、『今和次郎』と『赤瀬川源平』が入るのだが。 館内には、「資生堂」の歴史とそれに纏わる『今和次郎』の「考現学」の文書、及び関連する文物が並び、それらにインスパイアされた『中村裕太』による制作物が添えられる。 香水の瓶や白粉の容器、中には『宮本憲吉』による帯留めなどもあり、往時のモダンな空気が感じられる。 ある意味、日本を代表する繁華街「銀座」の歴史は「資生堂」の歴史でもあり、往時の風俗も併せ知ることのできる又とない機会。 会期は~5月29日(日)まで。
ジャンパーが合理的(2024年4月8日『東奥日報』-「天地人」) きょうは県内の多くの小中学校で入学式が行われる。スーツスタイル、ワンピースにジャケット、真新しい制服。子も親もそれぞれ式典にふさわしい装いで、節目の一歩を踏み出すことだろう。 服装を選ぶとき「TPOに応じて」と言われる。Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)への配慮のこと。派手すぎないか、季節外れではないか、何かと悩むことは多い。 弘前市出身の建築学者・今和次郎(こんわじろう)=1888~1973年=は、どこでもジャンパーを着続けた。人々の暮らしや風俗を記録、考察する「考現学」の創始者である。仕事柄ジャン…
レポート課題 期末レポート レポート課題:興味のあるポピュラー文化に関わるイメージやモノを一点選び、それを精密に記述した上で、本講義で扱ったさまざまなサブカルチャー論やストリート文化論を参考に論述する(路上観察をやってもいいですよ)。 引用元、情報の出典、参考文献(書籍、ウェブなど)は、文末にリストの形で必ず明記すること(下記の字数には含めない) 書式:A4用紙横書き、明朝体 PDF形式で提出すること 字数:1200〜2000字 取り上げたイメージやモノの図版を、必ずレポート内にレイアウトすること。 講義 都市とヴァナキュラー 今和次郎の民家研究と採集 「建築外の建築」 「このような建築外の建…
ストリートの戦術――流用とブリコラージュ 多義的な場としてのストリート 考現学:今和次郎&吉田謙吉を中心とした都市の細部、痕跡を「採集」する行為 今和次郎の民家研究と採集 「建築外の建築」 「このような建築外の建築――人間がそのいる場所に、無意識のうちに築いている、いろいろな跡、すなわちいろいろなものをとり散らかしている有様そのまま――に厳密な態度で注意を突進めると、人間の動作の源泉の真理を考えることになる(「土間の研究図」) 建築への「空間」的視座 ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ポリロゴス叢書)』(Michel de Certeau,Invention Du Quot…
スマホで書く長文書けないのでメモ程度 あさ計画的に8時すぎの列車で 弘前から青森駅へ 駅ビルのテナントはあさはスタバだけ 営業 くつろぎ いつもおもう地方都市のお一人様女子の 生きにくさでもスタバは安息の地 みな一人か2人 本数少ないが調べてある バスで移動 青森県立美術館2日目 無論 奈良美智展もまたみた やっぱりトビウ・キッズ いわば五幅対 聖性を思わせる 北海道キッズである コレクション展 今純三の線画!! 今は今和次郎のすぐ下の弟 もちろん油絵もかっこいいんょ 青魚の銀の肌とか旨そうなんだから でも庶民生活の線画がねえ とてもね 泣けてくるんだ あと 成田亨のデッサン画 ダダそしてゼッ…
蜃気楼大学(一般社団法人参加型社会学会)主催)が2月3日に八王子の大学セミナーハウスで開催されます。 『蜃気楼大学は、「時代の先見性を体現している人」「地域やテーマにこだわって未来を探っている人」を講師として学ぶ参加型の講義フェス、講義フリマです。参加型社会が出現する未来イメージを、参加者一人ひとりの活動によって蜃気楼のように浮かび上がらせることを目指します』(田原さんの呼びかけ)。 集客目標は、会場参加200名、オンライン参加200名(昨年の倍)。 蜃気楼大学2024~参加型社会学会による「講義フェス」 (peraichi.com) 私は昨年と同様「一日学長」を仰せつかっている。 NPO法人…
講義 ストリートの戦術――流用とブリコラージュ 消費者による生産 流用(アプロプリエーション)、転用(コンヴァージョン)、カスタマイズ、DIY(Do It Yourself)、レディ・メイド、リサイクル、リミックス、マッシュ・アップ、二次創作、MAD、モノマネ、替え歌、…… ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ちくま学芸文庫)』 「拡張主義的で中央集権的な、合理化された生産、騒々しく、見世物的な生産にたいして、もうひとつの生産が呼応している。「消費」と形容されている生産が。こちらのほうの生産は、さまざまな策略を弄しながら、あちこちに点在し、いたるところに紛れ込んでいるけれども…
講義 サブカルチャーから文化を考える サブカルチャーの終焉と文化遺産化 クール・ブリタニア - Wikipedia MODS & KAISER CHEIFS LONDON CLOSING CEREMONY 2012 Parka | V&A Explore The Collections StreetStyle (English Edition) The Jam | Somerset House 佐藤守弘 連載「巨大な書庫で迷子になって」(全3回) 第3回:ポピュラー・カルチャーとアーカイヴ——期待と困難 文:佐藤守弘(視覚文化研究)|Archives|AMeeT ピーター・バラカン、佐藤守弘ほ…
【今日は何の日】 11月22日 大工さんの日 小雪 いい夫婦の日 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック 【今日は何の日インデックス】 日付を指定して【今日は何…
早めに家を出たかったのですが、寒さと疲れで身体が動かず。先週の連木の時に、かなり動きまくりましたし、編集学校が始まってから、いろいろと考える事が多かったので、ちょうどいいクールダウンなのかもしれません。 それでも日比谷カレッジがあるので、昼過ぎには出掛ける事に。ちょうど学生さん達の帰宅と丸かぶりしてしまったので、もうちょっとだけ早く家を出ても良かったのかもしれません。更に、途中でスマホを忘れた事に気づき、自分の無計画さにうんざりする事に。 けど、まあ、行きあたりばったりの行動をすることで、無意識のうちに、自分の性格の繊細すぎる部分とうまくバランスを取ろうとしている。そう考えれば、悪いことばかり…
半袖長ズボンからゲオルク・ジンメルへ(その後) 半袖長ズボンがゲオルク・ジンメルに繋がった。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/10/27/181032 pbn100 のポッドキャスト*1、シドニー・メルボルン・ウルトラマラソンのクリフ・ヤングの話は、ボストン・マラソンのキャサリン・スウィッツァーとボビー・ギブを経由して、ゲオルク・ジンメルに繋がった*2。これは本当に偶然で、1960年代のボストン・マラソンの参加者*3のスタイルが、スウェットシャツだったり、トラックジャケットだったり、ウインドブレーカーだったり、というのを見て「リ…
人気高まる伊藤野枝の生涯 没後100年イベント開催 - 産経ニュース 関東大震災直後の戒厳令下、憲兵隊に虐殺された無政府主義者で作家の伊藤野枝。既成の道徳や結婚制度にとらわれず、自由な生き方を追求した生涯が改めて注目され、人気が高まっている*1。 9月16日に没後100年*2を迎えるのを機に、9月24日には東京都内で「伊藤野枝・大杉栄ら*3没後100年記念シンポジウム 自由な自己の道を歩いて行こう」が開かれる。 人気高まる伊藤野枝の生涯 没後100年イベント開催:北海道新聞デジタル 人気高まる伊藤野枝の生涯 没後100年イベント開催|全国のニュース|Web東奥 人気高まる伊藤野枝の生涯 没後1…
まさか、名前そのものがウソだったとは。福田のウソには慣れていたつもりですが、これには驚かされました。 戦後の福田恒存(引用文や書名以外はこの表記にします)は旧字旧かなにこだわり(あるいはそういうポーズをとり)、私の手元にある平成十九年刊行の本にも『福田恆存評論集』と書かれています。 よほど戦前・戦中の伝統を大事にする人なのかと思いきや、戦時下の『日本学芸新聞』(一九四三(昭和一八)年四月一日号)の、 「決戦下精神下の問題 日本文化の知的参謀本部」 と題された記事の、戦争協力を誓った出席者の一覧には。 福田恒存 とあります(ふくは旧字体ですが、つねはどうみても「恒」)。 彼は中島健蔵、三枝博音、…
補足 自生するフォント 修悦体 新宿駅の「ガムテープ案内表示」を作りだした佐藤修悦さんインタビュー !『修悦体』はこうして生まれた | ロケットニュース24 www.youtube.com のらもじ発見プロジェクト 講義 ストリートの戦術 ストリートとヴァナキュラー 考現学:今和次郎&吉田謙吉を中心とした都市の細部、痕跡を「採集」する行為 今和次郎の民家研究と採集 「建築外の建築」 「このような建築外の建築――人間がそのいる場所に、無意識のうちに築いている、いろいろな跡、すなわちいろいろなものをとり散らかしている有様そのまま――に厳密な態度で注意を突進めると、人間の動作の源泉の真理を考えること…
2023年6月は8冊。 本棚登録は51冊。購入は6冊/¥4305。 本は港 開催記念ZINE 文集・本屋のあるまち まちを耕す本屋さん 著者 : 発売日 : ブクログでレビューを見る» 自分はただの本読みに過ぎないのだが、このZINEを読んでいて救われた気分になる。本を売るというだけではないスペースの意味をつらつらと考える。 本は港で唯一購入した本。生活綴方。まだ行けてないのだよな。リソグラフ印刷の可能性もちょっと感じたかな。 いつか死ぬなら絵を売ってから 1 (ボニータ・コミックス) 著者 : ぱらり 秋田書店 発売日 : 2023-06-15 ブクログでレビューを見る» Twitterの高…
告知 THE KYOTO「京都・左京区研究」:新連載企画始動へ京都の異色“区”豪華執筆陣で解剖 講義 ストリートの戦術――流用とブリコラージュ 消費者による生産 流用(アプロプリエーション)、転用(コンヴァージョン)、カスタマイズ、DIY(Do It Yourself)、レディ・メイド、リサイクル、リミックス、マッシュ・アップ、二次創作、MAD、モノマネ、替え歌、…… ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ちくま学芸文庫)』 「拡張主義敵で中央集権的な、合理化された生産、騒々しく、見世物的な生産にたいして、もうひとつの生産が呼応している。「消費」と形容されている生産が。こちらの…