現在、小・中・高等学校などにおいては、各学級に「学級委員長」(クラス委員、クラス委員長、委員長などとも)が置かれているのが普通です。(私学の中には、戦前と同じく「級長」と称しているところもあるようです。さすがに「組長」はないでしょうが (^0^)) 今回は、明治時代の小学校(尋常小学校、尋常高等小学校)の「級長規則(心得)」をとりあげてみました。 明治30年頃の尋常小学校児童(丹波篠山市立古市小学校ホームページより) そもそも、我が国の小学校に学級制度が導入されたのは明治18年(1885)のことで、当初は学級の定員を尋常小学校においては80人以下(明治24年より70人以下)、高等小学校では60…