春到来!旬の味覚・筍料理

すっかり春らしい温かい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。アルテミスにも春が訪れ、沢山の花が咲いています。

【敷地内に咲いている花々】

枝垂桜、サツキ

ジューンベリーハナズオウ

多肉植物、入口看板

 

筍がおいしい時期を迎え、東久留米の竹林でシェフが朝掘った筍を提供しました。採ったその日にしか味わえない「筍のお刺身」と「筍のお寿司」、筍掘りの様子を紹介します。

朝掘りたての筍はアクが少ないので、さっと湯がくだけでえぐみがなくなります。市販の水煮とは全く違うコリコリシャキシャキとした歯触りと甘さを感じられます。口元に運んだだけで筍の香りが感じられ、食べ終わった後も残り香があり、筍を満喫できます。さらに珍しい小松菜の花のお浸しを提供しました。ほろ苦さの中にも甘さがあり、春を感じさせる一品です。

【筍のお刺身と小松菜のお花のお浸し】

【筍のお寿司】

【筍ごはん】

【筍がにょきにょき、収穫時です!】

シェフが頑張って掘りました。筍は土から顔を出している部分が少なくても、土を掘り起こすと立派な大きさに育っています。筍を傷つけないよう周りを掘り、最後に鎌で筍を掘ります。

【筍掘りの様子】

こんなに立派な筍が掘れました。

旬の味覚を沢山味わっていただきたく、筍料理を通常のお食事にも提供しました。筍ごはんや八宝菜、筍の唐揚げや筍の佃煮と様々な料理に大変身しました。筍料理を楽しんでいただけましたでしょうか。これからも旬の食材を活かした料理を提供していきます。是非お楽しみに。

プチマルシェで販売中 ふじみ葉酸カレー

コロナ感染対策のため、営業を中止していたカフェテリアと売店プチマルシェが再開しました!

取り扱い商品はこちらから→カフェテリア と 売店プチマルシェ – 各種ご案内

営業時間 平日12:00~18:00(ラストオーダー17:30)

患者様に提供している栄養たっぷりの「ふじみ葉酸カレー」をカフェテリアでもお召し上がりいただけます。

カフェテリアから見える富士山

ふじみ葉酸カレー 880(税込)

葉酸カレーとは

葉酸を豊富に含む代表的な野菜であるほうれん草と、やはり葉酸を多く含むことで知られている舞茸、バナナ、りんごも使用しています。
葉酸は熱に弱いことから熱の通しすぎは禁物です。ほうれん草はミキサーでペースト状にして最後にルーと合わせます。
旨み成分の多いタマネギとともに鶏肉を煮込み、コクのあるカレールーを作り、最後にすりおろしたリンゴとバナナの甘みを加えて仕上げています。栄養価・色合い・旨み・コクの四拍子揃ったカレーをお召し上がり下さい。

■ 葉酸の役割

葉酸は妊娠中と授乳期の両方にとって必須な栄養素です。受精卵は細胞分裂を繰り返し胎児となり成長します。葉酸は新しい細胞を作る為のDNAの生成を助けます。特に赤ちゃんの器官が形成される妊娠初期では葉酸不足にならないことが大切です。葉酸が不足するとお腹の赤ちゃんの神経や脳に障害が生じたり、貧血を起こしたりするおそれがあります。また葉酸は、赤血球を作り出す(血液を増やす)働きがあることから、お母さんの産後の体調を整えるためにも重要な栄養素です。
一般女性に対する葉酸の推奨量は240μg。妊娠中は480μg。授乳期間中は360μg。葉酸カレー1食で葉酸132μgを摂ることができます。

外来受診の際やご家族の方も、ぜひこの機会にご賞味ください。

 

昆布とかつおの出汁茶漬け

東京では3月20日に桜の開花予想が出ました。週末は温かくなりますが、週明けは花冷えとなるようです。気温の変化が激しい時期ですが、いかがお過ごしですか。

4階エレベーターホールのディスプレイ

本日は厨房内で取った出汁を使った、出汁茶漬けをご紹介します。4種類の出汁茶漬けの献立を提供しています。

たこ飯茶漬け

たこ飯茶漬け:たこの持つ独特の風味と食感がご飯との相性抜群です。たこの旨味に加え生姜と椎茸の旨味もご飯に染み込んでいて、ご飯の味わいも一層深まります。薬味とトッピングの種類が豊富なので、自分の好みに合ったお茶漬けを楽しめます。

 

鯛出汁茶漬け

鯛出汁茶漬け:練り胡麻とすり胡麻のWの胡麻を使用したタレに鯛の刺身を漬け込みました。胡麻の風味が鼻から抜け、コクのある味わいです。温かい出汁をかけることによって、出汁の奥深い味わいと鯛の刺身の柔らかな肉質が口の中で調和します。

 

鮭のだし茶漬け

鮭の出汁茶漬け:焼きあがった鮭は、外側はほんのり塩味がきいていて、内側はしっとりとした肉質が感じられます。鮭の表面には薄くカリッとした焼き目が付き、内側はふっくらと、ほどよい脂の甘みが口の中で広がります。出汁をかけることによって、脂がまろやかになり食べやすくなります。

 

赤魚の出汁茶漬け

赤魚の出汁茶漬け:一口食べると、柔らかな肉質が口の中でほどけ、口いっぱいに広がる豊かな味わいが感動的です。赤魚の自然な脂が程よい甘みを与えます。出汁との相性も抜群で、お茶漬けにすることでまた違った味が楽しめます。

 

お茶漬けに使用している出汁は、利尻昆布と鹿児島県産かつおぶしからとっています。食事のコンセプトにある減塩と脱化学調味料の一環として、シェフが厨房で出汁を取っています。出汁は減塩の効果が期待できるだけでなく、栄養も豊富に含まれています。

kiyosenomori-eiyo.hatenablog.com

 

桜の開花ももう間もなく。満開の桜が今から楽しみですね。

ひな祭りメニュー

桃の節句が過ぎ、春らしさを感じられたり、真冬のような寒さが戻ったりと春に三日の晴れ間なしとはよくいったものです。皆様、体調にお変わりないですか。3月3日にはひな祭りメニューを提供しました。本日は特にシェフが丹精込めて2日前から仕込み3日間かけて提供している粟ぜんざいの工程をご紹介します。

4階エレベーターホール前のひな祭りディスプレイ

ひな祭りメニュー

彩りちらし寿司

こごみの天ぷらや菜の花の春の味覚と海老やまぐろの海鮮をたっぷり使用した見た目も華やかな彩りちらし寿司です。一口食べるたびに異なる味わいが楽しめます。

厚揚げの煮物

厚揚げは優しい出汁の中で煮込まれ、煮汁がしみ込んでいます。そのままでも十分に美味しいですが、煮汁の中で根菜と一緒に煮ることでさらに風味が増し、柔らかさと深い味を楽しむことができます。

たこの酢味噌がけ

酢味噌は、酢の酸味と味噌のコクが絶妙に調和し、たこの風味を引き立てます。たことわかめでコクのある酢味噌もあっさりとした味わいになっています。

蕪のすり流し~新じゃが添え~

旬の蕪をすりおろし、出汁と合わせ、とろみのある優しい味にしました。揚げた新じゃがとベビーホタテとしいたけと菜の花が入った具沢山のすり流しです。

粟ぜんざい

粟はもち米の中でも特にコクがあり、ほんのりとした香ばしさがあります。ぷちぷちとした食感とあんこのコントラストを楽しめます。

次に粟ぜんざいの作業工程をご紹介します。

粟を一晩浸水させる

浸水させた粟をざるにあげ軽く洗う。

バットにうすく広げ蒸す。

20分ごとに、霧吹きで塩水を少量かける。それを3回繰り返す。

50gずつ丸める。その後一晩寝かせる。

翌日、蒸し直す。

あんこを作る。

あんこの色が粟の色鮮やかな黄色を一層引き立てます。


患者様からは

・とても美味しかったです。こんな美味しいぜんざい初めて食べました。

・粟って初めて食べました!モチモチしていました。

・色がすごくきれいでした。あんこがしつこくなく食べやすかったです。

皆様より大変嬉しい感想をいただきました。

 これから過ごしやすい季節となります。桜の開花が楽しみですね。

冷やし担々麵メニューとバレンタインデー・ショコラボール

三寒四温の季節となり、駐車場にある寒木瓜がつぼみを膨らませています。日中は上着なしで出かけられる日もありますが、いかがお過ごしでしょうか。

アルテミスに咲く寒木瓜(カンボケ)

本日は中華メニューのひとつ冷やし担々麺をご紹介します。

大豆ミートの冷やし担々麺メニュー

大豆ミートの冷やし担々麵

大豆ミートの冷やし担々麺:スープは辛い物が苦手な方も食べやすいように辛味を抑え、胡麻の風味を効かせました。肉味噌は大豆ミートを使用しています。大豆ミートとは肉のような食感の大豆食品です。女性ホルモンと似た大豆イソフラボンが含まれていて、ホルモンバランスを整えたり細胞の新陳代謝を高める効果があります。

さつまいもとプルーンのレモン煮

さつまいもとプルーンのレモン煮:鉄分とビタミンCがたっぷり摂れる産後に嬉しい一品です。鉄分が多く含まれるプルーンと、ビタミンCが多く含まれるさつまいもを一緒に摂ることで、鉄分の吸収率が格段に向上します。レモン煮にすることで吸収効果が倍増します。

手羽先の煮込み

手羽先の煮込み:醤油・砂糖・だしなどを合わせ甘辛く仕上げました。じっくりと煮込んだ手羽先は骨からほろほろと解れます。柔らかく煮ているので軟骨までおいしく食べられます。

このメニューを提供した日は、2月14日のバレンタインデーでした。大切な人に気持ちを伝えるバレンタインデーですが、贈り物として定番のチョコレートには「あなたと同じ気持ち」という意味があります。チョコレートをあげる方ももらう方も、この日を通して日ごろの気持ちが伝わっていたら良いですね。

この日はおやつとしてバレンタインデー・ショコラボールを提供しました。

バレンタインデー・ショコラボール ~いちご添え~

スイートチョコで包まれた一口サイズのバニラアイスクリームをバレンタインデー用に可愛らしく飾り付けました。

ハッピーバレンタインデー!(掲載写真は患者様の許可を得ています)

 

患者様からは「可愛い、バレンタインのこと忘れていました」「アイスに生クリームにいちごって贅沢ですね」「入院中ですが、バレンタインを感じられました!」と喜びの声が聞かれました。

皆様はどんなバレンタインデーを過ごしましたか?ホワイトデーも楽しみですね。

家族そろってのセレブレーションディナー

2月に入り関東地方は2年ぶりの大雪に見舞われ、雪かきをする姿があちらこちらで見られました。日中は暖かい日もありますが朝晩はまだまだ冷え込みます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日はセレブレーションディナーについてご紹介します。

4階エレベーターホールの節分のディスプレイ

入院中にセレブレーションディナーを提供しています。1月下旬からお子様祝膳もご注文可能になり、4階カフェテリアはさらに賑わうようになりました。

お子様に人気の祝膳

・お子様祝膳

一の重:牛フィレ・ミニョンステーキ、エビの塩焼き、バターコーン、稲荷寿司

二の重:フライドポテト、いちご飴、プチシュークリーム、チョコレート

スープ:溶き卵入りたまごスープ

フィレ・ミニョンは牛フィレ肉の中でも最も柔らかで、お子様も食べやすくクセがない肉です。高たんぱくなフィレ肉は筋肉を作り、遊びたい盛りのお子様の体を動かすエネルギー源となります。

セレブレーションディナー

・セレブレーションディナー

エディブルフラワーのサラダ

淡水のエメラルド いくらをのせて(内容は季節により変更することがございます)

フィレ・ミニョンのステーキ&真鯛のタルタル 季節の温野菜添え

アルテミスのロゴをイメージしたマロウブルーのゼリー チーズケーキ、ベルギー産クーベルチュールチョコレートのムース 苺クリームと共に

artemis.tokyo

セレブレーションディナーを召し上がるご家族(掲載写真は患者様の許可を得ています)

感染症対策のためお子様との面会が制限されている中で、この日は数日ぶりのお子様とお母様の再会となりました。お母様が涙を浮かべる姿や、ハグをして喜ぶ姿、そしてちょっと恥ずかしがるお子様の様子が見られました。

豆のつかみ取りにチャレンジしたお子様(掲載写真は患者様の許可を得ています)

2月はお子様向けに、節分の豆のつかみ取りを行っています。パパとママが「何個取れるかな?」と応援する中、小さな手で豆の袋を掴むお子様に一同笑顔がこぼれます。一生懸命掴んだ豆を嬉しそうにママに見せるかわいらしい姿が見られ、家族全員で楽しんでいます。

 

節分が過ぎ暦の上は春になりましたがまだまだ油断せず、引き続き健康に気をつけて、楽しい日々をお過ごしください。

高たんぱくヘルシー御膳

大寒を過ぎ、春の到来を待ちわびる頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は身も心も温まるお食事メニューを紹介します。

澄んだ冬の空気でより鮮明に富士山を望むことができます。(アルテミス屋上庭園から)

ふわふわ食感の豆腐ハンバーグ ~大根おろし添え~

刻み大葉入りの大根おろしと彩り野菜を添えました。

 ・豆腐ハンバーグ:低脂質の鶏ひき肉と高たんぱくの豆腐を使ったヘルシーでふわふわのハンバーグです。鶏ひき肉を使うことで通常のハンバーグよりもカロリーが抑えられるうえ、しっかりと食べ応えも感じられます。

 豆腐は糖質よりもたんぱく質が多い万能食材です。たんぱく質や脂質などの基本の栄養素だけでなく、体の調子を整えるビタミン、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれます。肉には含まれない食物繊維も含み、栄養を補うこともできます。おなかに溜まりやすい豆腐は満腹感も得られ、ダイエットにもつながります。

 

柔らかく煮たかぼちゃのいとこ煮

・かぼちゃのいとこ煮:野菜や豆類を材料別に「めいめい煮る」、「おいおい煮る」という言葉から「いとこ煮」と呼ばれるようになりました(諸説あり)。冬至の時期になるといとこ煮が定番料理として根付きました。どちらも柔らかく煮込み、和風スイーツのような味に仕上げました。かぼちゃには多くの食物繊維が含まれていて、腸内の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、産後の便秘解消に繋がります。

 

さっぱり酢の鉄分豊富!ひじきサラダ

・ひじきサラダ:ひじきと言えば煮物を思い浮かべますが、ここでは酢を使ってさっぱりとしたサラダで提供しています。ひじきに含まれるマグネシウムには、産後の神経の興奮を抑制させる効果があります。多くの鉄分が含まれているので、貧血の予防ができます。見た目は地味ですが、実は密かに人気のあるメニューです。