この秋、いくかもしれない美術展


「ベルギー幻想美術館展」


一蝶リターンズ 〜元禄風流子 英一蝶の画業〜


オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー


ベルギー近代絵画のあゆみ


速水御舟 日本画への挑戦


「パウル・クレー 東洋への夢」展


フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール 展

辰野勇

今週、特筆すべきだったのは、村上龍の「カンブリア宮殿」に、モンベルの社長、辰野勇が来たこと。
モンベルは大阪が世界に誇るアウトドア用品メーカーだが、創業は1975年と、割と新しい。そのころわたしはまだ紅顔のなにやらで大阪にいた。
いまでは年商300億だそうだ。自分の人生に重ね合わせて考えると、改めてすごいなと思うし、ひとりの人の思いというものが意外なほど遠くまで届くのだなという希望みたいなものを感じる。一歩一歩の積み重ねが意外に人を遠くに運ぶ。
私のモンベルとのかかわりは、バイクを通してだから、風魔プラスワン経由である。
風魔だって出発したときはすごくいいメーカーだったのだけれど、たしかに一時期ちょっと杜撰な商売といわれても仕方ないときがあった。
モンベルが風魔プラスワンを合併吸収すると決まったときに、ガルルかバックオフかで辰野勇と風間深志の対談が組まれていたのを憶えている。
あの合併はモンベルによる風魔の救済という色が濃かったと推測しているが、風間深志は悔しさを隠しきれないように見えた。
若者のクルマ離れが話題になることがあるが、バイク離れの方がさらに深刻らしく、バイクウエアという市場の規模は事実上商売にならない程度にまで減っているのではないか。
ロシアで盗まれた(というか奪われた?)風魔のツーリングテント、あれは設営したときの姿が美しく、あのテントを張りたいがために出かけていたようなところもあった。
さらにマニアックな話に沈んでいくと、私は小川修司さんの著書『ツーリング大全』も持っていた。あれと、賀曽利隆の『海外ツーリング完全ガイド』は旅するライダーの枕頭の書にふさわしい(テントの枕元っていう意味でね)。
さらにさらにマニアックなことをいえば、風間深志の著書『二輪サバイバルテクニック』も持っている。これは今でも書架にある。『ツーリング大全』の方は、版形が大きいせいもあり、度重なる引越しの間に失せてしまった。とても残念。

長渕剛

長淵剛のインタビューがSPA!に載ってる。
「長淵さんが思う本当の強さって何ですか?」
と訊かれて
「ケンカが強いヤツ」
と即答。
小泉純一郎が信頼できるのは、ケンカが強そうなところ。すくなくともけんかっ早いことは間違いない。
小沢一郎菅直人もいい線いっていると思う。
ナベツネ福田康夫に引っかけられて辞任会見を開いたときの、小沢一郎のあのぶち切れ方。男はああでないと信頼できない。
それに較べて、鳩山邦夫かんぽの宿をめぐるネチネチぶりや、麻生太郎天下り関連のにたにたぶり。
イラク人質事件の人質が解放されたとき、「ヌルポ」とか書いたプラカードを手に空港に押し寄せた連中の圧倒的な支持をあつめるのも頷ける。
麻生太郎著「とてつもない国」の売り上げが急に伸びたときは、文化大革命時代の毛語録を思い出しましたね。