芸能人御用達お土産ベスト20

1位も2位も実家だったら簡単に入手できそう.
ベンテンドーは確実でしょう.栗粉餅ってわりと普通にあった気がするんだけどあの店のは特別なのかしら.
羽二重餅はもともとだーい好きだから是非とも食べてみたい!
あと気になったのはトマトのゼリーだなー.

間違いの喜劇@彩芸

期待通り面白く満足.高橋さんは見るたびに魅力が増してる気がする.素敵よねえ.
感想のちほど.


【感想追加】

作:シェイクスピア 訳:松岡和子 演出:蜷川幸雄


ナヴァール王ファーディナンド北村一輝
フランス王女:姜暢雄
デュメイン:窪塚俊介
ビローン:高橋洋
ロザライン:内田滋
マライア:月川悠貴
キャサリン中村友也
ロンガヴィル:須賀貴匡


ドン・エイドリアーノ・デ・アーマードー:藤井びん
ボイエット:青井陽治
コスタード:大石継太

会場でキャスト表見て、おっとこれケネス・ブラナーのあの映画*1かーって思い出した.
確かあれって王様王女様がメインキャラじゃなかったようなって思いつつ見始めたら、やっぱりケネス・ブラナーがやってた役を高橋さんが演じてた.高橋&内田ペアが牽引役にふられてたのは蜷川さんの信頼の証か?
ブラナーはこのどちらかといえば平凡な原作を歌って踊ってのミュージカル仕立てにして楽しませてくれた.蜷川さんはいつもの如く原作に比較的忠実な演出でしたね.
シェイクスピアの場合はいつもそうだけれども、このいかにもイギリス人が好きそうな言葉遊びの山をどう日本語で伝えるのかが本当に大変だと思う.今回も言葉言葉言葉で、しかもそれが色恋事に集中してるもんだから、頭を台詞に追いつかせるのに苦労した部分も多かった.音楽聞くみたいにリズムがすーっと入ってくれるといいんだけど集中力がもたなくて.RAPの導入はリズムに乗せるという点で狙いはわかるんだけど、いかんせんRAPにしたことで余計にわかりづらく聞き取りづらくなっちゃったとこもあるからなー.雰囲気を楽しめってことなのかしら.私はもうずっと小さい頃からシェイクスピアの全てを口で説明させるような言葉の洪水が大好きだったので、もう少し普通に聞かせて欲しかった.ちょっとRAPが多過ぎて、特に牧師達のとこはしつこいとすら感じてしまった.
いのうえさんが良くオープニングが全てと言っているけれど、今回の芝居はまさにオープニングが全てだった.全てというのは語弊があるな.オープニングで8人の貴族達が並んだ姿はパーッと明るくてそれだけでワクワクした.美しいってことは大事なことね.幕が開いた時、舞台全体を覆うような大きな柳の木(でいいのかな?)に圧倒された.床に敷き詰められたグレイのふわふわ絨毯と共に今回のセットは童話っぽくて好き.
キャストは何といっても皆美しいのが良かった.北村さんはあんな濃い顔なのに愛嬌があるのがいい.なんかわかんないけど不思議に可愛らしい.この人ならしょうがないなってワガママ言っても許される王様の威厳もあって華もあってもっといろいろ舞台で見たくなった.シリアスには濃すぎるのでコメディーがいいな.
高橋さんはもう言うことありません.熱に浮かされた瞳で恋を語る表情のなんと素敵だったことか.あの4人の中でいえば決して恵まれた体格でもないし残り3人のほうがハンサムだったりするのに、芝居の中でガンガン輝きを増してきて、つい目がいってしまう魅力があった.どんな早口のどんな長台詞もきちっと伝えてくれるのが素晴らしい.
須賀くんはキッチン以来好きです.窪塚俊介は始めて顔が認識できた.ほんの少しだけお兄ちゃんに似てるかな.他2人に比べるとちょっと地味に映ったのはしょうがないか.
姜くんはスタジオライフで驚愕の大根っぷりを目にしてからどうにも苦手で、キャスト発表された時には蜷川さん何をトチ狂ったんだろうと思ったくらいだった.今回も他に比べたら相変わらずだったけど、それでも前よりは随分と良くなってた.もともと悪声なのか発声が悪いのか声が通らないので、ここぞという台詞が決まらないのが惜しい.遠目からだとでかい海老ちゃんに見えた.似てない?
内田君は蜷川芝居の中ではすっかりコメディエンヌとして定着しつつあるのかな.普通に女装すれば普通に綺麗になりそうなのね〜.決して上手いわけではないけれどパワーがあって弾き込まれちゃう.客を味方にさせる愛嬌があるのが強い.小劇場界だとあの美形顔がどうしても浮いちゃうとこあるんだけど蜷川ワールドや古典劇だとむしろそれが活きてると思う.
月川君はいつもの如く.あの妙に貫禄のあるゆったりした台詞回しは癖になるね.中村君は初めて知る役者だけどコケティッシュで可愛かった.
正直言えば前2作よりはダレた印象は否めないけれど、これはまあ原作のクォリティの違いもあるからなー.だからこそこの出演陣の華やかさが際立って印象に残った.


英文テキスト⇒Love's Labour's Lost: Entire Play