社台秋ツアー 2歳馬と休養馬

秋ツアーで見てきた出資馬たちのことを書いておきます。
今回のツアーは1日目が概ねずっと雨で2日目の朝も小雨と、天気に恵まれなかったのが残念でした。
では、まずは2歳馬と3歳以上の休養馬について見た順に。
直前に牧場へ帰ってきた馬がいたり、予定通りに移動にならなかったりで5頭も牧場にいていました。

ゴールデンムーン(社台F) 461kg

函館で使ったあと戻ってきて、今はまだ楽をさせているところ。
さすがに幾分張りが落ちた印象はありましたが、毛づやも良く体つきもシャープでした。
運動量が少ないためか力が余っている様子で、終始ちゃかちゃか動き回っていました。

ショコラヴェリーヌ(社台F) 490kg

前走後に遅めの夏休みをもらって社台ファームへ戻ってきました。
まだ戻ってきたばかりで、こちらも休養中です。
輸送で減ったのか、体はいつもよりすっきりしているように見えました。
2ヶ月ほど牧場で調整して戻ることになるだろうとのこと。

ラウンドワールド(追分Fリリーバレー) 482kg

移動が視野に入っているということで、大事をとって厩舎内展示でした。
とはいえ、更新された通り、中間に左後肢にむくみが出たので予定は遅れています。
既に速めの調教を再開していますが、一旦調教ペースを緩めた影響で帰厩はもう少し先になりそう。
もちろんトライアルには間に合いません。
この後が順調なら菊花賞への直行は可能でしょうが、いきなりのG1挑戦となるとどうか。
馬体の方は良い感じに成長しているのが見て取れ、春とは別馬のようでした。
それだけに万全な状態で復帰を迎えて欲しいものですが。

オルフェウス(追分Fリリーバレー) 489kg

2歳の社台・サンデー・G1での出資馬で唯一牧場に留まっています。
今は坂路でハロン17から18秒ぐらいまでペースをあげているそうです。
徐々にだけどペースアップできており、とりあえず原因不明の歩様異常は解消したと考えて良さそう。
このまま後戻りせずに進めていけるよう願います。
さしあたって、寒くなる前には本州へ移動する方針とのこと。

スカイディグニティ(ノーザンF早来) 538kg

引き続き屈腱炎で休養中。
トレッドミルでキャンターをこなしているけど、丸々と太った姿は変わらず。
ぼちぼちと乗り運動の再開時期を検討していく段階とのこと。
ここまでは順調な過程を経ていると言えそうです。
まだまだ時間はかかると思いますが、無事の復帰を目指してじっくり進めて欲しいものです。