塙保己一記念館。

◆埼玉県本庄市にある塙保己一記念館。保己一は7歳で失明後、学問を志し国学者の道へ。40数年間を費やして古今の名著を収集・編纂した叢書『群書類従』666冊を刊行し、寛政5年(1793)には研究・教育機関「和学講談所」を開設した知の巨人。現在も東京大学史料編纂所が編纂を続けている『大日本史料』は、約200年前に保己一の和学講談所で開始された『史料』編纂を受け継いだ事業。保己一の生家は、埼玉県本庄市にあり、苗字・帯刀を許された富農だったそうだ。
ヘレン・ケラーは昭和12年初来日の際、「私は塙先生の存在を知ったお陰で障害を克服できた」とスピーチ。彼女に保己一について教えたのは、電話の発明者グラハム・ベル。ベルに保己一を教えたのは米留学中だった後の高級教育官僚・井沢修二で、「紀元節」の作詞者。

「火事とケンカは…災害を「花」に例えた江戸っ子の心情」

◆講演「火事とケンカは…災害を「花」に例えた江戸っ子の心情」
 ①内容 267年間に49回もの大火に襲われた江戸267年間に49回もの大火に襲われた江戸の町。10万人を超える死者を出し、市中のほとんどを焼け野原 にした大災害が、なぜ「花」なのか?焼かれても焼かれてもたくましく復興を遂げた江戸庶民の心情を、絵画や文献を駆使して解き明かします。
 ・大江戸大改造!明暦の大火のプレ・アプレ
 ・大火の陰に女あり!悲劇を彩るヒロインたち
 ・江戸三大色男の揃い踏み!「め組の喧嘩」
 ・「大岡越前」と「鬼平犯科帳」の共通点とは!?
 ②日時 10月1・8・22日 土曜日 10:30〜12:00
 ③講師 辻 満里子さん 江戸文化歴史検定1級合格。人気ブログ「江戸・東京ときどきロンドン」筆者の月猫として知られるキッチン・ブロガー。
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