俗情と結託しない一歩♪雨の御堂筋

暖かかったですね、今日は一万歩以上歩きました。天満橋から御堂筋をミナミへ向かって、アメリカ村ヴィレッジ・ヴァンガードを覗いて、店頭はとても本屋さんとは思えない陳列でアート系、写真系、精神世界系、などが、ホビーの数々に埋もれて、違和感ある陳列。まあ、それが面白いと思えば思える。ドンキホーテの陳列も従来の量販店の常識を無視したジャングル陳列、カオスを売りにした陳列ですが、それが消費者に訴えたのでしょう。中内さんが過去の人となるはず。でも放火事件の危険がつきまとう。後で道頓堀川まで行ったのですが、もう一部、遊歩道が出来ていました。関テレのクルーが来ていたので何の撮影をしているのかと見やると巨大な観覧車を店頭に貼り付けて、夷大明神のデカイ看板が掲げられている。ドンキホーテ!いや〜あ、びっくりしました。元気がいいですね、ミナミに来ると必ず寄る心斎橋ソニータワーはもぬけの殻。キタに移転はしたのですが、まだ出来てそんなに時間がたっていない、ぼくがこちらに引越しした時、出来たシンボルタワーなのです。ソニーさん、どうなっているの、会長も変わりましたね。ここのスターバックスはちゃんと営業していました。真向えのロフトも覗きましたが、ソニータワーと対になってロフトも生きるので、寂しい感じ。ヴィレッジ・ヴァンガードのホビーの方が楽しいなぁ…。ヴィレッジ・ヴァンガードには良くも悪くも濃密な空間があります。嫌悪感も与えてくれます。ロフトは清潔。見やすい、明るい。でも、ドンキホーテヴィレッジ・ヴァンガードの迷路こそが消費者の欲望に火をつけるのでしょう。大体、僕が何十年前陳列した棚コンセプトとそんなに変わらないノリなのには驚きました。澁澤龍彦三島由紀夫寺山修司が、どんと、平積みなんですから、悪魔文学、クラッシュ系、しかし、癒し系も結構充実しているし、藤原新也本も目立ちました。雑誌『風の旅人』もメンチン、平積みでずらりと、陳列されていましたが、創刊号が品切れになっていました。こんな風に自主仕入れしている店の意志が明確に伝わる棚は見ているだけでも楽しい。「棚を読む」ことで、暫し遊んで、村上隆のフィギュア体験でもしようかと、さわこさんオススメの日本橋海洋堂に行って色々とお勉強しました。丁度、ブックオフ宮脇修一の『造型集団-海洋堂の発想』(光文社新書)を手に入れたばかりで、読了したら、フィギュアについてちょいと書いてみます。でも、こちらの方はプラモといい、全く興味なく過ごしたもので、何にも書けないかもしれません。でも働いていた書籍部門でなく玩具部門では毎年権威のあるプラモコンテストを開催していたので、横目でちらちらと覗いてはいたのです。やっぱし、フィギュアはプラモの文脈から語るべきなのでしょうか、それとも、リカちゃん人形、キティの文脈で語るのか、今のところ、わかりません。そんなところで、少し小雨になってしまい、心斎橋通りを抜けて御堂筋から又淀屋橋に来ました。中之島図書館に寄って、夕方、大阪市役所を通ると女の人が幟を立ててマイクで大阪市役所問題を弾劾していた。昼間はどこかの組合の男の人が大企業を弾劾していたが、何で大企業を攻撃して市役所を攻撃しないのか、不思議に思いました。一方的な他罰攻撃は腹立たしい。「俗情に結託」した組合から脱皮した運動方針は可能なのであろうか、そうでないと、大阪市役所問題は、到るところで起こるでしょう。しかし、今年の秋の御堂筋パレードヨン様に参加してもらう企画を太田知事は立てているらしい。去年、御堂筋パレードを観覧したが、何の工夫もないですね、京都の三大祭りとまでは言わないけれど、大阪らしいコンセプトを明確にして、これはという人に全面プロデュースを任せ切って、やってもらいたいです。しかし、何故、「大阪市都市経営諮問会議」の本間正明座長は事実上市長から解任されたのかな?まず、情報公開をしなくっちゃあ、まあ、ぼくは大阪市民でないので、これ以上言っても仕方がないが、大阪市民のみなさん、あなたがたがオーナーなのです。そんな前口上で幟を立てた女の人は喋っていました。
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