(4)進化論は間違っている

聖書は、「神は・・・地面のあらゆる生き物をその種類にしたがって作っていかれた」と記しています。(創世記1:25) それは、最初から神は、完全で複雑な生命体を種類別に創造され、生物は種類別に繁殖していくという意味です。(創世記1:11)一方、進化論は、生命は自然に発生して、時が経つとともに進化して別の複雑な種類へと変わっていくと主張しています。


単細胞生物が複雑であり独自の機能を果たしていること、DNA分子の修復能力、化石の記録などは、進化論が間違っており、生物が神によってそれぞれ創造され、世代が代わっても生物の種類が変わらないことを示しています。



単細胞生物は決して単純ではありません。細菌などの単細胞生物は、それ自体で独立して生存し活動することができます。たとえば、微生物の中には、それを利用すると、食べ物や飲み物を発酵させて味噌、しょうゆ、甘酒、パン、ぶどう酒、ビールを造ることができるものがあります。また、腸内細菌は、栄養を作り出したり、消化に貢献したり、人や動物の生存に不可欠です。ですから、細菌などの微生物は、自然界の中で、人間に役立つ役割を果たしています。ですから、単細胞生物もそれ自体で完成しており、自然界の中で必須の有用な役割を果たしています。ですから、別の生物に進化する必要はないでしょう。神は、微生物も、おのおの人間や動物の益のために創造されたのです。



Aspergillus oryzae (麹)by fo.ol (kojifungus)
麹菌はかびですが人間にとってさまざまな有用な働きをします
単細胞生物が人間の益のために神によって創造されたことを証明しています



休肝日。甘酒 by naka_hide (amazake)
麹菌で栄養ドリンクと言われる甘酒ができます



味噌完成 by dreamcat115(miso)
こうじ菌で健康に良いみそもできます



中央葡萄酒 GRACE WINE グリド甲州by yamataka (wine1)
酵母でワインができます



second bread 003 by mccun934 (fermentationofbread)
酵母でパンもできます−自然界には人間にとって有用な単細胞の微生物がたくさんあります


また、生物には、その種類の範囲内で繁殖していくシステムが組み込まれています。DNA分子は生物の体の設計図となっており、親から子へと受け継がれます。そして、生物細胞はさまざまな原因で発生するDNA分子の損傷を修復する機能を持っています。DNA分子が損なわれると、細胞の持つ遺伝情報が損なわれるので、遺伝情報の読み取りが不完全になり、病気が引き起こされたり、老化したりします。ですから、細胞のDNA修復能力は細胞の正常な機能を維持させ、体全体の健康を維持させています。また、遺伝子の多くがDNA損傷の修復と保護のためのものです。


ですから、DNAの修復機能のために、DNAの遺伝情報は親から子へ同じ情報が受け継がれる傾向があります。ヒトはヒトの犬は犬のネコはネコの遺伝情報を次世代に受け継いでいきます。そのため、生物は親と子供が同じ種類です。生物の種類が別の種類に移り変わることはありません。ですから、世代を経れば別の種類に変わっていくという進化の理論は間違っています。



DNA rendering by ynse (dna1)
DNAには修復機能があるのでDNAの遺伝情報は親から子へ同じ情報が受け継がれていきます



Mother Cat Nursing Her Kittens by jiazi (catandkitten)
同じ遺伝情報を受け継ぐのでネコの子供はネコになります



Mother and baby gorilla by mape_s (motherandbaby2)
親のゴリラの子はゴリラです



Mother & Baby by Chris_Parfitt (motherandbaby1)
同じ遺伝情報が受け継がれるので人間の親から人間の子供が生まれます



化石は、中間形態の化石、つまり種類が変わっている途上の化石が存在するのでしょうか。生きている化石が存在しているとよく言われます。つまり何億年前に存在したと言われる化石の生物が、現在でも存在している場合が大変多いことが知られています。


例えば、アンモナイトのオウムガイは、3億5,000万年前に存在していたとも4億5000万年前から5億年前に存在していたとも言われます。しかし、今でも南太平洋〜オーストラリア近海に生息します。ですから、オウムガイは、何億年もの間同じ種類の中で繁殖してきたのです。



we love... nautilus. by JonDissed(Nautilusfossil)
オウムガイの化石−オウムガイは何億年も前に存在していたとされます



オウムガイ by tkaige(Nautilus )
オウムガイは今でも存在しています−何億年たっても変わらなかったのです



また、生きた化石として有名なシーラカンスは、以前は約6500万年前に絶滅していたと考えられていましたが、1938年に南アフリカの北東沖で、1952年にはインド洋で、1997年にはインドネシア近海で現生のシーラカンスが確認されています。そして、昔も今も形態的に変わっておらず、遺伝子もほとんど変わらないということです。このことも、何千万年経っても、シーラカンスシーラカンスとして生息してきたことを示しているのではないでしょうか。



Coelacanth by smerikal (Coelacanth)
シーラカンスは何千万年たっても変わらなかっので生きている化石と言われます
種類は何千万年何億年経っても変化しないのです



  他にも、動物は、アフリカゾウアマミノクロウサギ、イモリ、オオサンショウウオオカピカブトエビ、カモノハシ、ゴキブリ、ハイギョ、ムカシトカゲ、ムカシトンボ、ライチョウ、サメ、植物はイチョウ、セコイア、ソテツ、トチュウ、カエデ、チリマツなどあらゆる種類に生きた化石が存在していると言われています。



Blattaria (fossil)by cinaflox(Fossilsofcockroaches ) ゴキブリの化石 豊橋市自然史博物館
ゴキブリも生きた化石と言われます−同じ種類が存在し続ける証拠のひとつです



このことは、それらの動植物がやはり何億年経っても種類が変わることなく繁殖してきたことを示しているのではないでしょうか。ですから、このことは古い化石が見つかっていない現在存在する生物すべてについて言えるのではないでしょうか。

 
 このように、単純な細菌から複雑な生物へと進化してきたのではなく、神が最初からいろいろな生物を創造されたことを事実は示しています。単細胞生物であっても、それぞれ人間の生活に有用な役割を果たしており、他のものに進化する理由はありません。DNA分子には、修復機能があるので、親から子に何世代でも同じ遺伝情報が受け継がれていきます。また、化石の記録は、中間形態がないこと、何千万年、何億年ものあいだ、現在と同じ種類で生息してきたことを示しています。ですから、進化論は間違っています。
 

 私たちは、人間と生物を創造し命を与えてくださった創造者エホバに感謝しましょう。



Monday Morning by Phil Roeder(sun)
人間と生物に命を与えてくださった創造者エホバに感謝しましょう
(写真はイメージ・神は太陽ではありませんが神は光と言われます)



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