「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜男は死ぬまで恋をする…『江戸の性談』(氏家幹人)

江戸の性談―男たちの秘密 (講談社文庫)

江戸の性談―男たちの秘密 (講談社文庫)

最近、何度か紹介している歴史学者氏家幹人氏。(^_-)-☆いつも意外な江戸時代の文化をわかりやすく伝えてくれているよね。


BOOK〜『これを読まずに「江戸」を語るな』(氏家幹人
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091117
BOOK〜江戸の奥深い闇!…『大江戸残酷物語』(氏家幹人
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091028


さあ、この本も興味深いよ〜!(^^♪ 武士文化が花開いた江戸に生きた男たち。 その性愛のかたちが多彩であったことは多数の春画や文献によってよく知られている。
性談と猥談とはどこが違うのか。猥談が、酒席であれ井戸端会議であれ、交際の場の潤滑油や余興であるのに対して、性談は性に関する真面目で、実証的な談話である、というのがとりあえずの私見であり、本書の姿勢。そのツボとコツを紹介しよう。


・江戸時代の人々の「性」は、今日同様それぞれの「生」と深く関わっていた。ひとことでいうと、その多彩さと切実さにつきる。性愛文化の多様さ。そう、江戸時代は何でもありなのだプラトニックな忍ぶ恋もあれば、人妻のただれた不倫、老女の情痴事件の例だってことかかない。


・男女の間だけではない。江戸初期には武家社会を中心に少年愛衆道の大輪の薔薇が咲き誇り(衆道は武士道のは花!)その陰で、江戸時代を通して女同士の恋もひっそり根付いていた。そして、我々の想像以上に離婚や再婚が頻繁に繰り返され、処女に重きを置かなかったという事実は、意外に知られていないのではないか。


・史料に接して得た印象は、同性愛であれ、性同一性障害であれ幼児の欲情であれ、さまざまな性愛のかたちが、逸脱的な性愛、言いかえれば「病気」と認識されていないことである。


…ん〜!ここから先は書けない…。(>_<) …タイトルを並べて見るとスゴイ!「美少年礼賛」、「六歳の春」、「七歳まで乳を飲んでいた!?」、「肛門性交健康法?」、「男色専門の陰間茶屋」、「女装の男、男装の女」、「見世物小屋性教育?」「大江戸版阿部定事件…などなど。


今の私たちよりも自由で、奔放で、充実した性生活だったのかも!?興味ある方、ぜひ読んでみてね!(^。^)