ありのままに生きる

社会不適合なぼっちおやじが、自転車、ジョギング等々に現実逃避する日々を綴っています。

もうすぐ2歳

lupoGTI2016-01-24











 500Sを12ヶ月点検に出してきた。特に問題はなく、メンテナンス・プランに入っているのでオイルやエレメント、ブレーキフルードを無料で交換してもらった。


 FIAT 500S(チンクエチェントS)を購入してもうすぐ2年になるので、改めてインプレもどきを書いておこう。

<エンジン>
 この車で一番印象的なのは、やはり2気筒(0.9L)のツインエア・エンジンだ。いまどき2気筒なんて笑っちゃうけれど、レスポンスが鋭く、ターボによる過給で充分なトルクがあり(1.4〜1.5LのN.Aと同等)、車重が1トン少々と軽いので加速性能も必要十分+αはある。

 街中では、速めのシフトアップで2気筒エンジン特有の振動を味わいつつ、まったりパタパタ走るのが楽しい。アクセルを深く踏み込んだ時は、低めのエンジン音を響かせながら鋭く回転上昇し、ちょっとしたスポーツカーを走らせている感覚を味わえる。ほどほどのパワーだけど、私のようなど素人にはこれで十分だ。


<ハンドリング>
 ハンドリングについてはたいしたことは書けないけれど、初期応答が少し鋭すぎる気がする。今は慣れたてきたものの、最初のころはハンドルを切り過ぎてしまうことがあった。

 限界はそんなに高くないので、ちょっと無理をするとすぐにタイヤが鳴いてしまうけれど、たいして飛ばしていなくても、本人はギンギンに攻めていると勘違いさせてくれるのがマル。


<シフト>
 シフトフィールはストロークが少し長めで、本当のスポーツカーのようにスポスポ決まるわけでも剛性感にあふれるわけではない。シフトの位置がハンドルのすぐ近くにあって、ゲートは明確でクラッチも軽いので操作はしやすい。車のキャラクターからしてこの程度で問題なし。



<乗り心地>
 乗り心地について他の車と比べてどうこう言えるほどの見識はないけれど、固すぎることもなく、かといって不自然に柔らかいこともない。シートも適度な柔らかさなので、乗り心地は良いと思う。

 後部座席は170cm以上の身長がある人が正しい姿勢で座ると、頭がつかえてしまうので、やはり基本は1〜2人乗り用かもしれない。


<燃費>
 燃費は良いほうだと思う。国道を交通の流れに乗って50km以上走るような乗り方をすると、20km/l前後は出る。ちょい乗りはほとんどしないので、その場合の燃費は分からない(15km/l前後?)。

 ガソリンは34リットルしか入らないけれど、600km前後は無給油で行ける。調子にのってアクセルを踏み込んでターボを効かせて走ると、さすがに悪化する。

↓2年間の平均燃費推移
500S平均燃費推移(km/l)


<荷室>
 小さな車ではあるけれど、後部座席を倒せば、ロードバイクも2台は積めるので、荷室もそこそこ使える。

↓ロードの積載は下記参照
http://d.hatena.ne.jp/lupoGTI/20140505


 500Sの前に乗っていたのはVW ルポGTIで、動力性能的にはルポGの方が上だけど全体的に硬めの印象がある。対するチンク号はドイツ車にはない適度な「ユルさ」がとても心地良い。500Sをポンコツと表現する口の悪い人もいるけれど、楽しいポンコツ万歳!

京商 1/10電動R/C 2WDレーシングバギー「トマホーク(30615)」 製作日記(四日目)


 第四日目は工程9、10を行った。

↓工程9(リアロールケージ)


↓工程10(ギアボックス)

マーカス・デュ・ソートイ 富永 星 訳 「素数の音楽」

素数の音楽 (新潮文庫)

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マーカス・デュ・ソートイ 富永 星 訳 「素数の音楽」


第二章 <算術を構成する原子> メモ

カール・フリードリヒ・ガウス
・1777年、ドイツ生まれ。惑星ケレスの軌道の発見で科学界の寵児となるが、情熱を傾けて
 いたのは数の世界のパターンを見つけることであり、「数学の天才」。

ガウスの数学界への最大の貢献は時計計算機の発明(modulo)。
・手計算では手に負えない大きな数について調べるときに本領を発揮する。


・人類は紀元前6500年頃には素数の特殊な性質に気づいていた
・自然界にも素数が登場する(17年蝉、13年蝉として知られている)

・数学者は、数学の世界に存在するパターンや構造を発見したら、そのパターンがいつまで
 も続くことを証明しなければならない。

・数学における推測は、証明されてはじめて「定理」となる。


・証明を最初に用いたのは古代ギリシャ人。

<あらゆる数を素数で表せることの証明>
素数でもなく、素数の積で表すことのできない、はみだしものの数の存在を仮定する。

・あらゆる数を並べた時、最初に出てくるはみだしものの数を「N」とする。

・「N」は素数ではないため、もっと小さな二つの数「A」、「B」の積で表せるはず。

・「A」と「B」はいずれも「N」より小さいため、素数の積で表せるはず。

・「A」を素数の積として表したものと「B」を素数の積として表したものをすべて掛け
 合わせると、元の数「N」になる。

・「N」自体も素数の積で表せたことになるが、最初の仮定と矛盾する。

「すべての数は素数であるか、素数の積として表せる」。


素数は無数にあることが証明されいて、全てを数え上げることはできない。


ガウスの推測
ガウスは適当な数「N」について、「1」から「N」までのあいだに素数がいくつくらい
 あるかを見積もる方法を考えた。

・「1」から「N」までの数では、log(N)につき一個の数は素数である。
 (ここでlog(N)は、自然対数(eを底とする対数))

⇒「1」から「N」までのあいだにある素数はざっとN/log(N)個と推測される。

・「1」から「N」までのあいだにある素数の個数を「π(N)」と書く。


素数数え上げ関数は、素数自体は予測不可能なパターンであるにもかかわらず、右肩
 上がりのカーブを描く。

 ⇒数学界におけるもっとも驚くべき発見


ガウスは対数積分関数「Li(N)」を用い、より精度の高い素数数え上げ関数を作った。