格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★慧舟會光岡が戦極参戦

http://www.sengoku-official.com/pc/topics/2008/03/0328/0328.html

北岡悟(日本/パンクラスism)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングスドージョー

光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
VS
イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)

戦極旗揚げ戦ではレフェリーの派遣にとどまった慧舟會だが、2戦目にして選手派遣。今のところ唯一DREAM・戦極の両方に選手を送り出しているジム(チーム)になる。HERO'S旗揚げとともにPRIDEからは全選手を引き上げ、HERO'Sをバックアップしてきた慧舟會だが、DREAMに対してはべったりではないらしい。
光岡は前戦でヨアキム・ハンセンを破っている強豪。ミドル級でも、6月にはパンクラス近藤の参戦が内定しており、少しずつ選手層が厚くなってきた。
北岡はHERO'Sに参戦していたシャファーとの対戦が決定。元修斗の世界ランカーではあるが、総合は1年半のブランクがあるし、体格的にも65kgがベストの選手なので、北岡にとっては一本勝ちが義務づけられる試合だろう。

★DREAMミドル級GP3カード発表

桜庭和志vsアンドリュース・ナカハラ
田村潔司vs船木誠勝
デニス・カーンvsゲガール・ムサシ

これまた露骨な。

笹原「・・・でも、身体能力の高い選手ですよ。極真のチャンピオンクラスの選手が総合の大会に出てくるのは初めてですからね。それぐらい期待を寄せられている選手なんで危険な相手だと思いますね」

HERO'Sで池田祥規が所とやっているが。池田は総合の試合もやっていたのだが、所には秒殺負け。桜庭も打撃には全く付き合わずに、組んでテイクダウンしてグラウンド勝負に行くだろう。せめて金とか弁慶とかの打撃系選手と当てれば良かったのに。桜庭がGP出場を否定していたのは、楽な相手を当てるように交渉していたんじゃないかと疑ってしまう。桜庭の意向関係なしでササヤンが勝手に組んだのだとしたら、桜庭は郷野に一方的に負けたムサシが相手でも厳しいと思われているってことに。どちらにしても切ない話。
田村vs船木はしょうがないだろう。何の期待もないが。
カーンvsムサシは、この6人の中で総当たりリーグ戦をすれば上位3人に間違いなく入る者同士の対戦。露骨なつぶし合い。
まあしかし、桜庭・田村両者をトーナメントに引っ張り出したのは評価したい。1回戦はまだいいが、勝ち上がっていくうちに必ず等身大の相手とやらざるを得なくなるはず。PRIDEの時のように、日本人とシウバを当てて「負けても健闘したからすごい」というようなノリはできないし。この二人の今後のマッチメークに期待したい。

★CAGE FORCE直前カード変更

http://gbring.com/sokuho/news/2008_03/0328_gcm.htm

戸井田、星野ともに練習中の負傷により欠場。予定していたアントニオ・カルバーリョVS星野勇二フェザー級1回戦、藤原大地VS戸井田カツヤバンタム級1回戦は、藤原、カルバーリョ、並びに準決勝進出が決定しているウィッキー聡生、山崎剛の合意の上、6月22日大会に実施する予定。

また、CAGE FORCEフェザー級王座決定トーナメント1回戦であるエイドリアン・パンVSアルモンド・サンチェスの一戦も中止に。

「主催者が両選手との契約を履行する能力に不足したため、試合を中止せざるをえなくなりました。(以下略)

試合の1週間前になってこんな話が出てくるとは。近年まれに見る酷さ。ここのところ、ケージフォースは有力選手の参戦を実現させ、他では見られない組み合わせを提供し、身内率が高いとはいえ客入りも安定してきていたのだが、いったいどうした?プロデューサーの宇野自身のドタバタ(ケガでDREAMライト級GPシード参加とかどうとか)がイベントにまで感染してしまったか?

★THE OUTSIDER・前田が若林番頭に反論

修斗協会の若林氏がKamiproHandのインタビューでアマチュア論を語り、その中でTHE OUTSIDERを批判しているが、それに対して前田が反論している。
http://gbring.com/sokuho/news/2008_03/0328_outsider.htm

マチュアなのにチケットが高いとか何だかんだ言うヤツがいるけれど、ウチはアマチュアでも参加費用なんか取らない。選手にかけるスポーツ保険とかも俺らが負担する。会場を借りるのだってお金がいるし、リングを借りるのにも金がいる。それをチケット料金でまかなおうとしているだけなんだよ。

会場はディファじゃなく何とか体育館とかにすれば安く済むのでは?それとアマなんだから試合に関する諸負担は観客にさせるより、選手本人にさせるべきだろう。まあハードルを下げようとしているのならいいが、「スポーツ保険とかも俺らが負担する」って、実際は観客に負担させているのだが。観客からクソ高いチケット代を取っておいて、負担しているのは「俺ら」?
まあそれはおいといて、「儲けようとしているわけじゃない」という主張がその通りなのだとしても、ファイトマネーを払っているプロ興行と、タダで集めた選手(内容によってボーナスを出したりもするらしいが)の興行が、チケット代がほぼ同じというのは、もうちょっと無駄を省く努力が必要なのではないか。

あと、不良どうこう言わなくてもウチらの大会にも不良は出ているって言うけれど、一般の当たり前の大会に不良なんて面倒くさがって出ないんだよ。“不良集まれ!”って言うから出るんだ。

これも若林発言にあった。しかしTHE OUTSIDERの出場者を見ても、わりと普通の格闘家が多いが。「不良集まれ!」って言っても、不良はやっぱり面倒くさがって出ないのでは。
安全面では

あと安全面に関してだけれど、ダウンを厳密にとる。ちょっとでもクラッときたらすぐにダウンカウントをとるし、2回クラッときたら終わり、ストップは早いよ。

とも言っているが、HERO'Sルール(ただし3分3R、掌底・パワーボム禁止)にはダウンもダウンカウントもないのだが。発表されてないだけで特別ルールになっているのだろうか。大晦日の秋山vs三崎戦の時も「レフェリーはダウンを取らなきゃダメだ」と言っていたが、ルールをちゃんと把握しているのか疑問。