格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ONE FC04:ゾロバレル・モレイラ vs. ロジャー・フエルタ

ババル vs. 水野がメインでこの試合がセミ。
Bellatorでアルバレスに負けたフエルタは、昨年11月にアルティメット・ウォーリアー・ファイティング(UWF)でウォー・マシンに敗れて3連敗中。相手のゾロは前回OFC03のメインでフェリペ榎本を破っている柔術家。イヴォルブ所属で総合戦績は6勝1敗。
前に出ていくフエルタ。ローからハイ。キャッチしたゾロがテイクダウンしパスを狙うが、すぐに立ち上がる。また間合いを詰めていく。金網に追い込んだフエルタ。組み付く。密着したままパンチを入れていく。ゾロはムエタイクリンチ。しかし引き剥がされ離れる。前に出てパンチを入れるフエルタ。積極的に蹴りを出している。ゾロのハイキックがヒット。しかしフエルタはかまわず出ていき右をヒットさせる。スピードではフエルタだが、ゾロの打撃も重そう。ゾロまたハイキック。間合いを詰めたフエルタがパンチのラッシュ。さらにヒジも入れる。ゾロは縦ヒジを繰り出す。ゴング。
1Rはフエルタのアグレッシブな攻めが印象的だったが、そこまでの差はついていない。ゾロの本領はグラウンドだと思うが、スタンドでも十分渡り合っている。
2R。接近してパンチを入れるフエルタ。ゾロも打ち合う。ゾロのパンチもけっこう入っている。今度はゾロがプレッシャーを掛けていく。フエルタちょっと休憩か。ムエタイクリンチから膝を入れるゾロ。ローでフエルタの体がくの字に曲がる。フエルタ、だいぶ大振りになってきた。体力が削られているか。ガードも下がり気味。ゾロが金網に詰めて膝・パンチで攻勢。フエルタも打ち返すがふらついている。バランスを崩してこけたフエルタ。ゾロ追い打ち。フエルタは大振りのパンチで反撃するが、完全にグロッキー。スタミナ切れかダメージか。ふらついたフエルタのタックルを切ったゾロが顔面をサッカーボールキックで蹴りあげるとフエルタ失神。
島田がノーキックと叫んでいた気がするが、サッカーボールキックは有効でゾロKO勝ち。アップセット。
MMA PLANETより。
http://mmaplanet.jp/archives/1695339.html

レフェリーの「ノーキック」という指示が遅く、この一撃は有効とみなされ、大の字に倒れたフエルタの横でゾロが勝ち名乗りを受けた。

え、サッカーボールキックは反則?それならレフェリーの指示関係なしに反則負けでは。最悪でもノーコンテストではないかと。でもサッカーボールキックは有効だった気がするが。オフィシャルには反則についての記述なし。
ONE FCはPRIDEルール準拠+金網&ヒジありなので四点膝もサッカーボールキックも有効のはず。島田のノーキックという指示が謎だったが。

★ONE FC04:レナート・ババル vs. 水野達也 #mmajp

メインイベント。Strikeforceでダンヘンに敗れて以来1年半ぶりの試合となるババル。煽りVで日本人の心の強さを見てもらいたいと語る水野。いつもどおりBUMP OF CHICKENのバトルクライで入場。
ローキックで足を払い倒した水野。桜庭ばりに側転パスを狙う。さらに上からパウンドを落としていくが、ババルが下から腕十字で捕まえるとがっちり入って水野タップ。わずか31秒で秒殺。
水野はちょっと調子に乗って攻めすぎたか。不用意に出していた左腕が十字に捕まってしまった。

★UFC on FX04:ケン・ストーン vs. ダスティン・ペイグ #mmajp

バンタム級。UFC1勝1敗同士の対戦。
打撃戦。サウスポーのストーンが先手を取る。ジャブを入れていく。距離が詰まると膝を入れるペイグ。次第にペイグがプレッシャーをかけていく。パンチが相打ちになり、両者バランスを崩す。終盤にペイグのパンチがクリーンヒット。しかしストーンも打ち返す。1R終了。微差だがペイグか?Sherdogのジャッジはストーン。
パンチからタックルに入ったストーン。ペイグがこらえて投げの打ち合い。お互い耐えてストーンが金網に押しこむ。ペイグがバックブローをヒット。しかしこのラウンドも差がつかない。打撃のヒットではペイグかもしれないが、ストーンが金網に押し込んだのとどちらが評価されるか。
3R。打ち合いからタックルに入ったストーン。ペイグが投げてこの試合初のテイクダウンを奪うが、投げられたストーンが素早く起き上がり逆にバックを取る。ガードで下になるペイグ。グラウンドへ。インサイドで固めるストーン。ペイグはパウンドを防ぐのみ。残り30秒で立ち上がることに成功。しかしストーンは組みついたまま金網に押し付ける。ホーン。3Rだけは明確にストーン。
29-28、28-29、29-28のスプリットでストーン勝利。

★UFC on FX04:ダン・ミラー vs. ヒカルド・フンチ #mmajp

ベテランでジム・ミラーの兄ダン・ミラーはマーコートとトキーニョに連敗し、今回からウェルター級転向。ブラジル人のヒカルド・フンチはUFC2連敗でリリースされたが、ローカル1試合で再契約。しかし、前回のUFC復帰戦でもマイク・パイルに1RKO負けで敗れている。
ドレッド風で個性的な髪型だったフンチだが、今回は短く刈りこんでいる。地元ニュージャージーのミラーに大きな声援が飛ぶ。
打撃戦から組み付いて金網に押し付けたフンチ。投げの打ち合い。ミラーの投げをこらえたフンチだが、ミラーがそこにパンチをヒットさせる。すかさずラッシュ。しかししのいでまたフンチが金網に押し付け。残り30秒でブレイク。パンチの打ち合い。ホーン。
パンチのラッシュで攻め込んだミラーのラウンドだが、それ以外はあまり差がない。
パンチで前に出るミラー。フンチがガードを固めるとミラーはスタンディングギロチン。が、決まらず。外してダブルレッグに切り替えたミラーだが、フンチはヒジを顔面に入れて堪える。離れるとジャンピングキック。今度はフンチがタックルに。それをギロチンで受け止めたミラーだが、テイクダウンを許してしまう。フンチが上からパウンド。ミラーは足を絡ませてヒール・アキレス狙い。するとフンチは足にヒジを入れる珍しい攻撃に。ヒールが外れてスクート。上からパンチを落とすフンチだが、蹴り上げで距離を作ったミラーが立ち上がり脱出。なおもテイクダウンを狙うフンチだが、ミラーはまたギロチン狙い。しかし外される。ホーン。
2Rはテイクダウンから攻めたフンチのラウンド。ミドル級で中堅だったミラーだが、ウェルター級で3戦3敗のフンチ相手に思わぬ苦戦。
3R。若干口が開いているミラー。パンチでダウン奪取!インサイドからパウンド・ヒジのラッシュ。ガードで凌いだフンチが立ち上がる。しかしスタンドでミラーが攻めるとガードを固めてダルマになってしまう。タックルに入るとミラーはギロチン。が、また抜かれて倒される。すぐに立つミラー。フンチはしつこくタックル。テイクダウン。が、ミラーのギロチンが入る。後転して上になり絞める。フンチついにタップ!
苦戦したが、しつこく狙い続けたギロチンでタップアウト。

★UFC on FX04:マット・ブラウン vs. ルイス・ラモス #mmajp

ここからUFC.tvでの中継。スタジオゲストはラシャド・エヴァンスとマーク・ムニョス。前座メインの日沖 vs. ラマスがフィーチャーされている。
ウェルター級。昨年8月のUFCブラジル大会で、エリック・シウバに秒殺KO負けしたルイス・ラモスのUFC2戦目。ラモスは青木の次の修斗ミドル級王者だが、UFC参戦に伴い返上している。相手のブラウンはTUF7でUFCデビューしたベテランで、ほぼ前座のみだがUFC7勝5敗。前回は無敗のスティーブン・トンプソンに総合初黒星をつけるアップセットを起こしている。
パンチからタックルに入ったラモス。ダブルアンダーフックから投げてテイクダウン。金網を蹴って立ち上がるブラウン。ヒジを入れて離れるラモス。打撃戦。パンチがヒットするのはラモス。ブラウンは金網まで押し付けてヒジを入れるが、またダブルアンダーフックで差される。差し替えして堪える。ブレイクをかけるレフェリー。しかしすぐホーン。
1Rはテイクダウンも取ったラモス。
パンチをヒットさせてタックルに入るラモス。金網に持たれてこらえたブラウン。ラモスは鼻頭から出血。足払いで倒したブラウンが首相撲から膝。時折効果的な膝が入ってる。また組み付いていくラモスだが、体を入れ替えたブラウンが肘をヒットさせるとぐらつくラモス。さらに首相撲から膝連打で攻勢。ラモスはタックルで凌ぐ。ブラウンが引き剥がしてまた首相撲から膝を入れる。顔面に入ってぐらつくラモス。さらにアッパーがヒット。クリンチアッパー連打でレフェリーが止めた。
スタンディングでレフェリーストップは珍しい。ダウンするまで見るレフェリーが多いが。しかしストップは妥当。
ブラウンはこれで3連勝。ラモスは2連敗に。

★UFC on FX04:ニック・カトーン vs. クリス・カモージー #mmajp

ミドル級。UFC5戦3勝2敗のカトーン。アキレス腱断裂による欠場から1年3カ月ぶりの復帰戦。地元ニュージャージー出身でチーム・アルメイダ所属。相手のカモージーはTUF11でデビューし、UFC2連勝したが、1敗でリリース。即再契約される。現在UFC3勝2敗。
地元の応援がすごいカトーン。ミラー以上。カモージーにはブーイング。
カトゥーンがパンチを入れていく。体格で勝るカモージーだが後手に。残り1分でシングルレッグに入ったカトーン。テイクダウン成功。上下から肘の打ち合い。スクートになったところでホーン。終盤のテイクダウンでイメージを引き寄せたカトーンのラウンド。
2R。間合いを詰めていくカモージーだが、カトーンはカウンターをヒットさせる。残り1分半でまたシングルレッグを仕掛けるカトーン。シングルレッグに弱いのか、またテイクダウンを許すカモージー。バタフライガード。カトーンは上かパウンド。ホーン。このラウンドもカトーン。
カモージーのカウンターの膝がヒット。金網に押し付けて膝を顔面に入れていく。カトーンは顔面を大きくカットし流血。カトーンのタックルを切ってまた顔面に膝。ドクターチェック。レフェリーストップ。観客はブーイング。
地元選手の逆転負けに条件反射のブーイングだろうが、傷がかなり深そうなのでストップ自体は全くもって正しい。しかし勝利者インタビュー中もブーイングしつづける観客。

★UFC on FX04:スティーブン・サイラー vs. ジョーイ・ガンビーノ #mmajp

リック・ストーリー vs. ブロック・ジャーディンだと思ったが、試合順変更?
フェザー級。TUF14ではミカ・ミラーを破ってハウス入りしたサイラーが、前回はミカの兄コール・ミラーに勝利。現在2連勝中。ガンビーノはUFCデビュー戦。総合9戦無敗。
首相撲でコントロールするサイラー。ガンビーノはタックルに入るが、ギロチンで堪える。また首相撲に切り替えて膝連打からテイクダウン。ガンビーノは顔面をカットして流血。バックからパウンド連打→チョーク。仰向けに戻ったガンビーノだが、マウントパンチからガンビーノが起き上がった瞬間にギロチンに捕らえる。ガンビーノタップ。
1R決着だったのでインターバルが取られそう。スタジオトークタイムに。

★UFC on FX04:リック・ストーリー vs. ブロック・ジャーディン #mmajp

ウェルター級。UFCウェルター級で6連勝し一気にトップ戦線に乗り込んでいったストーリーだが、試合前日に対戦相手のマーコートがリリースされ、代役のチャーリー・ブレネマンに判定負け。さらに前回はマーティン・カンプマンに判定負けし2連敗中。今回の相手はブロック・ジャーディンマン…ではなくブロック・ジャーディン。総合戦績9勝1敗で、今回がUFCデビュー戦。バックボーンは二人ともレスリング。
ストーリーが見事なタックルでテイクダウン。シングルバックへ。サイドに出て膝を入れていく。立ち上がり脱出するジャーディン。タックルのフェイントを交えつつ左ミドルを入れていくストーリー。ジャーディンも朽木倒しのフェイント。ホーン。テイクダウンを奪っている分ストーリーか。
2R。ストーリーがまたタックルからテイクダウンしてバックにつく。シングルバックからチョーク狙い。ジャーディンが立ち上がり離れた。左ミドルを入れるストーリー。ジャーディンは大振りのパンチでバランスを崩してまたバックを取られる。地味な展開にブーイング。また立ち上がって逃げたジャーディン。シングルからまたストーリーがテイクダウン。パウンド。ホーン。2Rは完全にストーリー。しかし会場は盛り下がっている。
3R。序盤にシングルでテイクダウンしたストーリー。立ち上がったジャーディンだがすぐにまたタックル。離れた。金網に詰めてボディへの膝を入れるとジャーディンは嫌倒れ。ギロチンに入るストーリーだがこれは決まらず。スタンドへ。ジャーディンのタックルを潰すと腕十字を狙うストーリー。しかし時間がない。残り時間わずかでジャーディンが足関へ。しかしホーン。
判定三者ともフルマークでストーリー勝利。相変わらずの地味強ぶり。

★UFC on FX04:ラムジー・ニジェム vs. CJ・キース #mmajp

ライト級戦だがキースが2ポンドオーバー(1ポンドまでならセーフ)で157ポンドのキャッチウェイト戦に。
TUF13準優勝のニジェム。対戦相手のCJキースは総合8戦無敗でUFCデビュー戦。当初は2月のUFC on FUEL TV1でデビューが予定されていたが、その際は父の家が火事になり欠場。
パンチから朽木倒しでテイクダウンを狙うニジェム。CJがこらえて潜ったニジェムだが、そのまま下に。CJはマウント。しかしすぐにリバーサルしてまたシングルレッグを狙うニジェム。ダブルに切り替えテイクダウン。今度はニジェムがマウント。パウンド連打。ブリッジで逃れようとするCJだがさらにパウンド。バックマウントからパウンドを入れたところでレフェリーストップ。
ちょっとストップが早かった。CJは逃げようとしていたところでのストップだったので納得行かない表情。

★UFC on FX04:日沖発 vs. リカルド・ラマス #mmajp

フェザー級。日沖のUFC3戦目。解説では勝てばタイトル挑戦権をゲットするという扱いだが、王者アルドは怪我で欠場中で、次の挑戦者はエリック・コクで決まっている。
FUEL TVでの放送枠は10時までだが、残りはこの1試合のみなので、しばらくスタジオのダベリでつなぐ模様。
煽りV開始。日沖入場。アウェイだが日沖にもそこそこ声援が飛ぶ。
前に出てジャブを打ち込んでいく日沖。ラマスのタックルを受け止めると金網まで押し込み膝を入れていく。四つから投げてテイクダウン。しかし、倒され際に体を入れ替えたラマスが上を取る。日沖はすかさず下からオモプラッタ。がっちり入っているが、ラマスは持ち上げてバスター。外れた。スタンド。ミドルを入れていくラマス。組み付いてテイクダウンを狙う。投げの打ち合い。こらえた日沖。四つでボディに膝を入れていく。また四つから投げた日沖。しっかり上を取りサイドにつく。残り1分。サイドから肘で削る。ハーフに。キムラへ。ハーフだし、時間もないので無理に極めには行かない。ホーン。
1Rは日沖。四つの強さが出ている。最後はもう少し早く極めに行きたかった所。
サウスポーで前蹴りを入れていく日沖。オーソに戻してジャブ。またスイッチして前蹴り。ラマスの打撃は距離を取ってかわす。ラマスが前に出たタイミングでタックルに入る。タイミングは良かったが、片足で堪えるラマス。膝が入り、日沖ちょっと効いたか。離れる。ラマスがパンチを入れていく。凌いだ日沖。前に出たラマスに今度はシングル。テイクダウンを奪うが、ラマスはギロチン。ちょっと入ったかと思われたが外してしっかり上をキープ。残り2分。ハーフから足を抜こうとするがラマスがフルガードに戻すと、パスを狙う日沖にギロチン。深く入っているがなんとか抜く。またギロチン。これも抜いた。残り30秒。上から攻められない日沖。ホーン。
2Rはラマスか。日沖は上をとったが逆にギロチンで攻められてしまった。それほど危なくはなかったかもしれないが、日沖の攻めが足りなかった。
2R同様スイッチしながら前蹴り・ジャブを入れていく日沖。何度もギロチンを仕掛けたラマスだが、消耗はない模様。パンチを繰り出していく。左ボディを打ち込む。日沖、ちょっと手数が足りない。2分半経過。手を出しているのはラマス。左がヒット。日沖はタックルに。ラマスは飛びついてギロチン。決まってないとアピールする日沖。しかし外れない。残り1分。外した。上からホールドしている日沖。ラマスはコツコツパウンド。日沖抱えているだけ。タイムアップ。
最後は落としたかもしれない。スタンドでの手数が少なすぎた上に、テイクダウンを取っても下から攻められただけ。何度もギロチンを仕掛けられてスタミナが切れていたのか?3Rはギロチンのプレッシャーでタックルにもなかなか入れず。テイクダウンを奪った後も抱えているだけでパウンドも打てず。
29-28☓3でラマス勝利。日沖敗れる。

★UFC on FX04:ロス・ピアソン vs. カブ・スワンソン #mmajp

フェザー級
WECでは高谷を破っているスワンソン。WEC・UFC通算で6勝4敗。前回は日沖のUFCデビュー戦で善戦したジョージ・ループを2RでKOしている。対するピアソンは前回からフェザー級に階級を落とし、ジュニオールアスンソンに判定勝ち。
星条旗ショーツのスワンソン。ピアソンがタックルで抱えてテイクダウン。すぐに立ち上がったスワンソン。離れた。スワンソンの右で吹っ飛ぶピアソン。追い打ちはかけないスワンソン。ピアソンが体勢を整えるのを待つ。スワンソン、強烈なアッパー。右ハイをヒットさせるが、バランスを崩して下に。ピアソンパウンド。スクートから隙を見て立ち上がるスワンソン。スピニングバックキック。エジソン・バルボーザがこの技でKOして以来、使う選手が増えたが、ヒットしたのは見たことがない。ピアソンシングルに入るがスワンソン凌ぐ。ホーン。
スタンドの打撃のみでは微差でスワンソンだが、テイクダウンとパウンドでピアソンのラウンド。
パンチをガンガン入れていくスワンソン。バックキックからパンチがヒット。ピアソンは組み付いてテイクダウン。離れた。スワンソンのパンチがヒットしている。ピアソンは顔面をカット。テイクダウンして上になるピアソン。インサイドから足をたたんでパウンド。起き上がって立ち上がり離れたスワンソン。前に出てきたピアソンに右のダブルから左フックがヒットし、ピアソンダウン!追い打ちに来た追い打ちのパウンドでレフェリーが止めた。

★UFC on FX04:ブライアン・エバーソール vs. TJ・ワルドバーガー #mmajp

ウェルター級。矢印胸毛でおなじみのエバーソール。これで65戦目という、UFCファイターの中でも屈指のキャリアを持つ。UFCデビュー以来3連勝中。相手のワルドバーガーはUFC3勝1敗。負けた相手はジョニヘン。15勝中12勝が一本勝ちで、最近2試合は連続1R一本勝ち。
カウンターのパンチでエバーソールダウン!上を取るTJ。ハーフに。マウント!ブリッジで抵抗したエバーソールだが、エバーソールはアナコンダチョーク。抜いた。立ち上がるエバーソール。離れた。ムエタイクリンチから肘を入れたエバーソール。打撃で前に出る。パンチ・左ミドルを入れる。組み付くとギロチンを狙うTJだが、ホーン。
後半盛り返したエバーソールだが、前半の劣勢を挽回するには至らず。1RはTJ。
TJがダブルレッグでテイクダウン。スイッチでディフェンスするエバソ。逆に上を取る。TJはラバーガード。得意の極めを狙うか。オモプラッタに。腕を引きぬいたエバソが上をキープ。TJ、下から十字を狙う。持ち上げて肘を抜いたエバソ。もぐろうとするTJにパウンド。その後も極めを狙ってくるTJに散発ながらパウンドを入れていく。鉄槌を落とすエバソを三角に捕らえるTJ。肩が入っていて決まらず。またパウンド。TJ亀。バックに回ったエバソ。前転で逃れたTJだがまたパウンド。ホーン。
2Rはエバソ。TJは得意の下からの極めを仕掛けるものの、抜けられてパウンドで削られている。
3R。打撃を入れていくエバソ。得意のカポエイラキックも見せる。両者消耗。シングルでテイクダウンしたエバソ。またTJの下からの極め→外してパウンドの流れ。三角に捕らえるがやはり肩が入っていて決まらず。外してパスしたエバソ。亀からガードに戻すTJ。肘で削るエバソ。パウンド・鉄槌。飛び込みパウンド。ホーン。
3Rもエバーソールか。
三者29-28でエバーソール4連勝達成。二人とも面白い選手だが、タイトル戦線で勝ち負けできる選手ではないので、中堅あたりのポジションでずっと面白い試合を組んで行ったらいいと思う。

★UFC on FX04:サム・スタウト vs. スペンサー・フィッシャー #mmajp

ライト級。5年前に対戦したときはフィッシャーが勝っている。6年前にも対戦していて、その時はスタウトが勝利。これが3度目の対戦で、決着戦。フィッシャーは最近5戦が1勝4敗で崖っぷち。スタウトも中堅クラスで勝ったり負けたりの選手で、正直セミで組まれている意味がわからない。

と思ったらフィッシャーは引退試合として組まれている模様。それで1勝1敗のスタウトとの決着戦か。最初からその意図で組まれたカードなのかはわからないが。
腹回りがゆるいフィッシャー。リカバリの影響なのかもしれないが、あと1階級くらい落とせそう。積極的に出ていく。打撃戦からスタウトがレッグダイブでテイクダウン。パウンドで削る。下から抱えて防ぐフィッシャー。一度離れてスタンドになるが、またタックルでテイクダウンするスタウト。しかしこれはすぐに立つフィッシャー。ミドルを入れるスタウト。最後にフィッシャーのバックブローがヒットしたところで1R終了。
2Rも前に出ていくフィッシャー。スタウトがテイクダウンを狙うが堪える。打撃戦が続く。積極的に手を出していくフィッシャーだが、クリーンヒットはない。残り1分でスタウトがダブルレッグでテイクダウン。体を起こさずコツコツパウンド。ホーン。2R終了。
寝かされて立てないのが旧タイプという感じのフィッシャー。判定だと厳しくなってきた。
何度もバックブローやバック肘を狙うフィッシャー。ずっと前に出続けている。逆にスタウトは安全運転。それとも攻める力がないのか。スタウトタックル。テイクダウン。金網を使って立った。またタックル。倒された。ハーフから抑えこむ。しかしレフェリーわりとすぐにブレイク。島田的…。パンチの打ち合い。ホーン。
3Rは微妙。1,2RもSherdogのジャッジだと割れているので、どちらが勝つ可能性もある。
30-27でスタウト勝利。それほど差はなかったが結果的にフルマーク。

★UFC on FX04:グレイ・メイナード vs. クレイ・グイダ #mmajp

メインは5Rマッチ。
今日は髪を縛っているグイダ。実際、髪が長いとパンチを貰った時に揺れてジャッジの印象が悪くなったり、視界が遮られたりで、いいことは特にない。コミッションがワセリンを塗る間も落ち着きなく動き続けている。“カーペンター”グイダに大声援。別に地元ではないので、単純に人気があるのか。
いつも通り激しくステップを踏みつつジャブを出していく。ヒットしてメイナード早くも鼻から出血。牽制の打撃戦が続く。激しい動きのグイダに対し、最小限の動きでパンチをかわしていくメイナード。お互いクリーンヒットがないまま残り1分。結局そのままラウンド終了。
手数と何発か顔面にヒットしたパンチでグイダが取ったか。
前に出てきたメイナードだが、グイダのサイドステップでかわされる。距離を詰めていくメイナード。グイダはサークリング。ほとんど両者手が出ない。特にメイナード。残り2分で出ていったメイナードだが、距離を取られて空振り。間合いに入ってメイナードのパンチが少しヒットする。プレッシャーをかけるメイナード。とにかくひたすらステップを踏み続けているグイダ。あれで5R持つのか。ホーン。コンタクトがない展開にブーイング。
2Rは微妙。イーブンでもいいかもしれない。
メイナードの右がヒット。グイダはひたすらステップ。追いかけていってパンチを入れようとするメイナードだが捕まえられない。初めてタックル。受け止めるグイダ。離れた。メイナードのローに今度はグイダがタックル。しかしすぐに離す。メイナードのパンチをフットワークでかわすグイダ。メイナードは挑発も見せる。前に出て捕まえたメイナードが膝を入れる。ホーン。さらに大きなブーイングが飛ぶ。
3Rはメイナード。
距離を詰めて捕まえたメイナードが膝。グイダは髪を掴まれたとアピール。間合いを詰めてメイナードの右フックがヒット。すぐに距離を取るグイダ。ひたすらサークリングを繰り返す。グイダもパンチを出しているわけでもないので、これではポイントは取れないが…。メイナードの右が一発ヒット。メイナードタックル。受け止めたグイダだが、メイナードは首相撲に切り替えて膝。メイナード、ノーガードで挑発。殴れと顔面を差し出す。グイダたまらずパンチを出してタックル。メイナードはガブるとギロチンへ。かなり深く入っていたが抜いた。グイダがハーフから肩パンチ。ホーン。
4Rはメイナード。ようやく湧いた。
またサークリングを続けるグイダ。グイダの右ミドルからのワンツーが顔面を捕らえる。ちょっと手を出し始めたグイダ。しかし自分のターン以外は常にサークリング。背中を見せて走るグイダに、レフェリーが口頭注意。逃げすぎているということか。メイナードタックル。堪えるグイダ。シングルからダブルに切り替えてテイクダウンを狙う。残り1分。こらえているグイダだがメイナードは首相撲に切り替えて膝。ホーン。グイダは勝利をアピール。
ジャッジはどう見たか。Sherdogのジャッジは1〜3Rまでグイダ。4,5Rメイナード。
48-47,47-48,48-47のスプリットでメイナード勝利。ジャッジが割れたのは3Rで、他は1,2Rグイダ・4,5Rメイナードだったとのこと。
Fight Metricの結果
http://hosteddb.fightmetric.com/fights/index/3930
全ラウンド接戦だったが、ジャッジ通り1,2Rはグイダ、3R以降はメイナードのヒットが多いという結果に。両者のヒット数50発以下というのは、3Rで決着した他の試合と同等かそれ以下。

★UFC on FX04:総評/三賞発表

メインはグイダがひたすら打ち合いを避けてブーイングされるというまさかの展開。フットワークを徹底して、ひたすら逃げつづけた。これを機に消極的戦法に関しては何らかの対策が取られて欲しい所。勝ってる選手にあれで逃げ切りを狙われたらさすがに見ていて萎える。ルール面についてはコミッションが決めることなので、すぐに反映されるかどうかはわからないが。
日沖は勝てない相手ではなかったが、今日の試合は完敗。スタンドの打撃で攻めることが出来ず、手詰まりになってしまった。テイクダウンは取れたが逆にギロチンで攻められ、ディフェンスで精一杯。1Rは四つからテイクダウンを取れていて良かったのだが、2,3Rのシングルレッグからのテイクダウンだと、倒してもガードでギロチンを狙われてしまう。そこは相手のラマスが四つに組ませないように対策してきたのかもしれない。
ラマス相手なら戦法の修正で勝てるかもしれないが、タイトル挑戦ではなくタイトル奪取を目標に掲げるなら、今の日沖では厳しい。
単純に試合の内容で見たら低調だったが、いろいろ見所は多かった。
三賞は以下のとおり。

Bonuses: KO cub Swanson, Sub Dan Miller, FOTN Sam stout vs spencer Fisher - 50k each

  • サブミッション・オブ・ザ・ナイト:ダン・ミラー
  • KO・オブ・ザ・ナイト:カブ・スワンソン
  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:サム・スタウト vs. スペンサー・フィッシャー

賞金5万ドル。フィッシャーには退職金代わりか。

★水野&今成出場ONE FC04リアルタイム速報

後半4試合のみの速報になります。現在第6試合。ちなみにネットPPVで料金は9.99ドル。
http://www.onefc.livesport.tv/liveevent/event/737769

第7試合・ウェルター
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
アダム・カヨーム(マレーシア)

グレゴーはホーウス・グレイシーの未亡人の子供。ホーウスの息子のイゴールやホーレスとは異父兄弟になる。グレイシー姓だが、血統的にはグレイシーの血は流れていない。もちろん、幼少より柔術を学んでおり、黒帯を取得している。総合戦績は6勝1敗で、メジャーでの戦績はない。
対するカヨームはバンコクATT所属。バックボーンはムエタイ柔術。34歳だが総合戦績は2勝1敗。
レフェリーはマット・ヒューム。
テイクダウンしたグレゴーはパスを狙っていく。足関を狙ったアダムだが抑えこんでバックからハーフに回ったグレゴーが顔面に膝。パスガード成功。さすがにグラウンドでは差がある。ガードに戻したアダムだが、グレゴーのパウンド連打に顔を背けてバックを撮られる。バックマウントから体を伸ばしてパウンド連打。逃げられないアダム。残り1分。レフェリー、止めるタイミングを伺ってる。なんとか亀まで体勢を戻すアダム。蹴ってスクートに。サッカーボールキックを入れるグレゴー。ゴング。
2R序盤にアダムのローがローブローとなりタイムストップ。再開。ローを蹴られまくるグレゴー。タイミングよくダブルレッグに入りテイクダウン成功。アダムは下から四の字クロスガード。オモプラッタ。が、抜かれてハーフに。またガードに戻す。グレゴーはパスせず殴る。ちょっと疲れたか?アダムはまた下から四の字ロック。下からヒジ。残り1分でブレイクがかかりスタンド再開。グレゴーは両手のガードが下がっている。疲れが大きいか。アダムがローやハイ・パンチ・ヒジで猛攻。ゴング。
ONE FCのジャッジはラウンド・バイ・ラウンドではなくトータルでの判断だが、ここまでは若干グレゴー優勢か。しかしスタミナ切れで苦しい。
3R。ガードが下がっているグレゴーに蹴り・パンチを入れまくるアダム。シングルでテイクダウンを狙うが、凌がれてヒジを入れられる。グレゴーは引き込み。アダムは離れて付き合わず、スタンド再開。グレゴー、ローシングルを狙うがまた潰され引き込み。もはや護身術のグレゴー。会場からはブーイング。またスタンド再開。グレゴー、レッグダイブから今度はテイクダウン成功。アダムのガード。アダムはまた下から四の字ロックで固定する。どういう意味があるのかは分からないが。上下で細かいパンチを打ち合う。残り45秒でブレイク。グレゴーのタックルを潰したアダムがパウンド・ヒジのラッシュ。アダムもつかれていてそれほど強烈ではない。ゴング。
前半のグレゴーと後半のアダム、どちらの勝利にするか難しい内容。
判定3-0でアダム勝利。
ONE FCの判定基準は

  • KO・一本に近い攻め
  • ダメージ
  • 打撃のコンビネーション・ケージジェネラルシップ
  • テイクダウン及びテイクダウンディフェンス
  • 積極性

の順で判断することになっている。

★ONE FC04:今成正和 vs. レアンドロ・イッサ #mmajp

総合戦績9勝2敗のイッサだが、5年前にブラジルのFury FCで大塚隆史にTKO負けしている。「足関十段」とコールされる今成。レフェリー島田。
いつもどおり半身に構える今成。イッサは重そうなローを蹴っていく。今成いつものフェイント。バックブローを放つが空振り。両手を前に出して牽制する今成。またバックブロー。ガードの上。イッサはまたロー。前に出た今成にイッサの左フックがヒット。効いたのかわざとなのかは分からないがダウンする今成。イッサは上になりパウンド。結構強いパウンドをもってる。今成クロスガード。密着したままヒジを入れるイッサ。イッサが距離を潰していて今成は仕掛けられない。イッサがひたすら右ヒジ左ヒジを交互に入れていく。ゴング。すっくと立ち上がってコーナーに戻る今成。
2R。飛び込んでパンチを放つ今成。イッサのローで足を払われ倒される。すぐに立った。距離を詰めてきた今成。パンチを放つ。またバックブロー。連発。ヒットしない。ローを蹴られる。今成のフックに合わせたタックルできれいにテイクダウンを奪うイッサ。またヒジを入れていく。島田が「オープンガード」と言っているが、さっきクロスガードやってた時も特に注意はなかった気がする。蹴り離してスタンドへ。飛び込んでのパンチを狙った今成だが逆にパンチを貰ってバランスを崩す。ゴング。
ここまでイッサペース。今成は自分からグラウンドを仕掛ける動きは全く見せていないが、スタンド勝負が狙いなのか。
3R。このままの展開だと勝てない今成。やや距離を詰めてきた。タックル。しかしかわされた。飛び蹴り。カウンターのパンチを貰う。ノーガードの今成。またバックブロー。前に出てノーガードからパンチ打っていく今成だが、カウンターでタックルに入られ下に。そしてイッサの肘。下から仕掛けようとする今成だが距離を作れない。クロスガード。島田の注意は特に無し。蹴り離してスタンドへ。しかしイッサが簡単にテイクダウン。普段は下になることを厭わない今成だが、下になりたくない場合はテイクダウンディフェンスの弱さが際立ってしまう。またスタンドに戻る。イッサのタックルを受け止めてパンチで前に出ていった今成だが、最後は引き込み。下のままゴングを聞いた。
判定3-0でイッサ。やはり今成は強豪柔術家が天敵だった。まったく良い所がない敗退。
メインはオフィシャルだとゾロ vs. フエルタだが、Sherdogだとババル vs. 水野になってる。どっちだ?