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エンジニアの未来サミット0905 前半感想

エンジニアの未来サミット 0905行ってきたよ。
前回は参加してません。今回が初めて。

全体通して、暴走するようなことはなく、話は素直に伝わってきたように思う。

取りあえず大体の発言はメモってきたけど、詳細はさっそくこちらで上がっているので(仕事早いよ)、気になったトピックについて、汎用機ではなくて組み込みの人としての感想を。

その他の人の感想はこちら>「エンジニアの未来サミット0905見た@syttruの日記

目標となる人

「昔は会社の中にそういう人が居た。今はオープンソースの時代になって、会社の外にすごい人が居る@よしおか」
自分とオープンソースの関わりとしては組み込みLinuxってことになるんだけど、現場の人を見てると仕事の出来る人でも、外のコミュニティやその中にいるすごい人に興味を持っている人はほとんど居ないように思う。
というかソフトウェア技術として、組み込みは汎用機の5年〜10年後ろを歩いているような状態で、マネージャもハードウェア出身の人間が多いのだから、当然なのかも。
勉強会に組み込みの人が参加してるってのもあんまり聞かない。現状使えるモジュールや性能に大きな制約があって、最新技術の成果をそのまま適用できないってのが大きいのだろうけれど、これからはそういう機会も増えていくのだろう。
組み込みではすごい人が多分まだ企業のベールで隠されているのだろうと思う。
企業の縛りにもよるけれど、もっとオープンに技術の話ができるようになれればいいなと思う。

会社と個人

楠さんが、仕事をしていくうちに、ソフトの問題以前の規格的な問題にぶつかって、現在に至ったという話より。
組み込みはソフトを書き換えにくい、もしくは書き換えできないことが多いので、規格の問題は重要。
ダビング10などの話を見れば分かるように、ご多分に漏れず、規格は大企業と権利者の思惑渦巻く政治の世界です。パネラー見てると、楠さん以外はみんなそういうの向いてないなーという気がした。
規格から世界を変えていくことは、それはそれで大したテクニカルなことだと思うけど、やっぱり自分も向いてないな、と思う。
「日本の大手で偉くなる人は、失敗しない人@よしおか」確かに!経歴を見ても何を成し遂げて社長に成ったのかよく分からない人が多い。

ブログ

「ブログ書いているひと?」結構多かった。1/3くらい?
「ブログ嫌いです@ひが」よしおかさんが驚いてた。
ブログ書いとけ、という勧め。
実名で書くということも魅力的だなとは思うけど、勤めていると躊躇してしまうこともある。
「間違ったこと書くと突っ込んでくれる人がいる。どこに敵がいるか分からない、どこに味方がいるか分からない。@楠」確かにな、と思った。味方を探したい。ルイーダの酒場はどこだ?
「建設的炎上@コメント」うまいこと言うね。
「法律は究極のオープンソースかも@よしおか」というのも興味深かった。
いずれにせよ、情報発信が大切だというのは諸氏共通の見解でした。
自分も同感。もっと頑張ろう。

やりたいことをやる

「月給11万減ってもやりたいことをやるために転職した@にぽたん」かっけーと思いつつ、自分の現状を思うと色々考えされられる一言。
やりたいこととそれ以外の生き方のバランス。
今は独り身だから、どうにでもなるかなと思えるけれど。
「仕事が大変で鬱っぽくなったときに、このままだと辞めるぞと言って配置換え。逃げるしかないときもある@にぽたん」
逃げてもいいと思う。そういう最終手段を取ってある人は強いと思う。

デスマ

「デスマにしようと最初から思っている人はいない(たぶん)@よしおか」
同感。結果としてなっている、というのが正しいと思う。
反省しないから何度も起きる。デスマになったことを悪いと思っていない、というのが原因と思う。少なくとも自分が見た範囲では。

クラウド

クラウドバズワードではなくなってきている@ひが」
組み込みとクラウドが出会う日はいつのことか。
個人のレベルではいつでも出会えることができるのに、製品として形になるのは大変。
でもどこかが先陣を切れば…。
Androidが入り口になるのかな。
「新しい技術が出てきた今は、みんな一直線@ひが」
頑張ろうと思った。

未来のエンジニア

「日本はもうだめだと言ったシリコンバレーの人を見返したい@ひが」
笑いました。
でもこの場にいると、まだやれることはあるのかなと思った。

東京

東京という場について結構話題になってた。
関東来て思うけれど、やはり東京は情報の集まり具合が地方と比較にならない。
人と出会ったりしようと思うとき、そのハードルの低さは日本一だと思う。
ただ何もしなければどこにいても同じなので、アクション起こして、この場を生かすことが大切。
十分な金があれば、地方に引っ込んで、怪しげなベンチャーとか作って、自己満足で仕事するか、カフェでもやってると思うが、現実はしばらくこっちで働いているのだろう。
東京について吉岡さんが語ったことはブログにも書いてあった。
イノベーションはどっかで起こっている(東京で)

ミニIPAフォーラム化

おっさんとのすれ違い現象について。質問した人はこちら>「エンジニアの未来サミット 0905 で質問してみた

「あれは老害を知るところ@ひが」笑った。
今は、普通のおっさんが知るものとは違う概念の世界はじまた、という時代なのかもしれない。
東京はシリコンバレー的なものと古い仕組みが共存しながら、動いている場所なのかと思った。
資格に関しては、基礎に不安のある人は取ればよいと思う。もしくは資格で他人と差別化ができるのであれば。
ある程度以上は、資格よりも経歴がものを言うのだと思っているのだけど、実際どうなのか。


・・・前半はこれまで。
後半はこちら。