火星の月の下で

日記がわり。

○元大洋ホエールズの島田投手が詐欺容疑で逮捕

完全試合達成の元大洋投手、200万詐取で逮捕

石川県警金沢東署は19日、プロ野球元大洋投手島田源太郎(72)(東京都台東区池之端)と、住所不定、自称工芸家福田作美(70)の両容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。

本人が否認しているらしいので、まだ確定したわけではないけど、なんかちょっとショックなニュウスであるな。
島田投手というと、三原マジックを語る際に必ずといっていいほど出てくる名前で、昭和35年(1960年)大洋初優勝の時に、秋山登投手とともに投の両輪として働いた投手である。
結果、秋山が21勝でMVP、島田が19勝、ということで、ほぼ遜色のない活躍ぶり。
その前年に西鉄をやめて、大洋に就任した三原監督は既に大洋の大黒柱である秋山を軸に投手陣を整備していったが、一番のキーパーソンだったのが、この高校出3年目の20歳の右腕。
それまでたった6勝の投手を、おもに宿敵だった巨人戦にあててライバルを叩いたのだった。
1960年の三原マジック、投手陣ではもう一人、三原就任前に28連敗の記録を作り、もう引退しようかと悩んでいた権藤正利投手を説得し、戦力として使いこなしたこともよく知られているが、この島田もまた三原マジックの一翼を担う投手だったのである。
三原マジックのすごさは、この前年まで6年連続で最下位だった大洋を優勝させてしまった、ということにあるのだけど、打者では2人の近藤、そして投手では権藤と島田を使いこなした、ということがよく上げられる。
そういったエピソードをよく知っているたけに、この島田源太郎の逮捕はいろいろとショックであるな。