マン・レイと余白で

2017-01-21 散歩

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昼から散歩、中央図書館往復で8004歩。

2017-01-20 日本酒バー

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酔っ払っちゃいけないので、ビール飲みに徹っしましたけど、次の店では日本酒になってしまいます。

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松の司(しぼりたて生)、秋鹿(純米吟醸)、舞美人(山廃純米)

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生酛(無濾過純米酒) 天然乳酸菌による発酵で味わい深いお酒でした。

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久しぶりに食べたけど、やっぱり、ここの蕎麦は美味しい。

2017-01-19 『泉』100年

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オリジナルは失われ、スティーグリッツが撮った写真だけが残されている。それから100年の後にわたしたちは生きている。展示品はシュワルツによる『泉』再制作(1917/1964) 高さ41cm 長さ67cm。

2017-01-18 現代アートに挑戦する青山繁治展

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東大路通四条上ル(八坂神社北側) 大雅堂 

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YouTubeの「虎の門ニュース」で毎週興味深く拝聴しているジャーナリストの青山繁治氏が現代アートに挑戦され、京都祇園の画廊・大雅堂で個展を開催されている(21日迄)。月曜日の番組で会場の様子が流されたので、気になり出掛けてみると青山氏が来廊されていた。2階に上がると自作の解説をされているが、ファンの熱気に包まれ立錐の余地もない状態、迫力のある声の先を背伸びしてお顔を拝見する。氏は1952年7月神戸市のお生まれだから同世代、わたしも元気にやらなくちゃ。

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 言霊のエネルギーが充満している1階会場に掛けられた巻物には「宇宙はいつ死ぬか」から始まる『現代アートって何』の問い。常々、氏が発言されてこられた肉声が象形に移され、視覚から逆流している。下巻にはデュシャンの『泉』に言及された箇所もあり、「これが現代アートの始まりと言われています。/ ところが、これがもう百年ほど前なのです。」とした後、最終段で「逆さまにされた小便器は使えません。ぼくはたった今、使えるものがそのまま姿を変えることを図りました」と、わたしたちに呼びかけている。2階の展示品の多くが、この意図を表明していると思うので、再訪しなくちゃなりません(書の日付は紀元2677年1月12日とされている)。展示品には「あか青山」「あお青山」のサインが入っており、ほとんどに売約済の印が付いていた(連帯の挨拶は買い求める事ですね)。


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2017-01-16 おくどさん at 無名舎(吉田家)

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生きているおくどさんはよろしいな。最近、暗いところではGRで撮るよりiPhoneが綺麗なので、この先どうしようかと思っている。モニターで観る写真と紙を支持体とした写真との差異、作品としても残したいからね。

2017-01-15 寒餅を楽しむ会

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新町六角下ルの無名舎で、「寒餅を楽しむ会」が催されました(15サロン主催)。杵と臼での餅つきをやった事がありません。吉田さんの通り庭にはおくどさん、湯気が辺りにひろがり、森岡パパが蒸した餅米を臼に移して、始まりです。

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水を沢山入れてと吉田さん、腰を入れて振り下ろさなくちゃとS先生。雪が降り注いで良い案配です。

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納豆餅

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白味噌のお雑煮、「白味噌というのは贅沢で、元旦しかいただけなかったものですよ」

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朝鮮毛綴れに囲まれ、隣席のNさんから新発見の「半跏思惟像」や八瀬童子の事を聞きながら、冷酒をいただき、良い気分。

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新町通りも吹雪いております(16:47)。

2017-01-14 オブジェをめぐって

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ozasahayashi kyoto 西陣産業会館207号室 見上げると展覧会の表記。

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50人以上の聴講で始まりました。

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雪の舞う京都で、現代美術家・岡崎和郎氏とデュシャン研究の平芳幸浩氏による対談『オブジェをめぐって』が行われた。全国からコアなコレクターや研究者、美術家、ファンがつめかけ、会場のozasahayashi kyotoは始まる前から熱気に包まれた(司会・進行はHaga Michikoさん)。作品が会場に緊張とハレを演出しているのだろうと思う。「シュルレアリスム的なオブジェがあるけど、それ以外のオブジェもあるかもしれない」「オブジェとマルチプルは違う」「表現にはエゴが出る。若い人のものには多いけど、それは良くない」「精巧に作るのは個性を無くすため、丁寧に作るとエゴが消える」「芸術の問題の前に人間の問題がある」など刺激的な発言が続き、改めて岡崎作品の背景を考えた。岡崎氏にはマン・レイ作品から連想された『贈り物』と題された作品があるのだが、お話を聴いているとその意図が良く判り嬉しかった。

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平芳幸浩(左) 岡崎和郎(右) のお二人

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「ある人には意味があるけど、ある人にはガラクタで、僕のものだって捨てられたものは一杯ある」と岡崎氏。『贈り物』繋がりから「岡崎さんのオブジェにエロテイシズムを感じるのですが」と尋ねてしまった。

 戦略的なデュシャンの生涯をオブジェの宿命とともに作品保存の問題とからめてとらえるのは、わたしのようなコレクターにとって重要で切実な事柄である。予定された90分は、あっと言うまに過ぎてしまった、そのあと会場ではワインが振る舞われたので、ちょっといただき、いろいろな方々と言葉を交わす。街路の雪景色が眼に心地よい夜となった。

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ピンク色のエロティックなハートが『贈り物』

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台座には『GIVEWAYPACK 2』

2017-01-07 瀧口修造・岡崎和郎 二人展

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明けましておめでとうございます。at ozasa kyoto

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堀川今出川のozasa kyotoで、『瀧口修造・岡崎和郎 二人展』が始まった。瀧口(1903-79)は詩人で画家でシュルレアリスムを生き、批評家ではなく友人へのオマージュを深夜、指先から紙の上に移して語った希有な個性。一方、岡崎(1930-)は「一貫してオブジェに取り組み、86歳を越えた現在も「御物補遺」「Who's Who」「HISASHI」の各シリーズを精力的に制作している」現代美術家。この二人が「マルセル・デュシャン」を触媒に晴明神社の北側にある西陣織会館西館二階の空間で、親しげに語り合っている。初日に拝見させていただいた感想は、二人展であるのに緊張の火花よりも、デュシャンに対する共通の「愛」といったもので満たされ、瀧口・岡崎・デュシャンの三人が「エロティックな運動」をしていると思った。若き日からコレクションを続けてこられた土渕信彦の「眼と手」が「空間」を取り仕切り、観る者に「眼福のおすそ分け」を振る舞っている印象。作品相互の関係で複雑に絡み合った「愛」が画廊主小笹善朋の展示センスによって上手く演出されている。絶妙な壁面の1cm、台座の1cmの心地良さは会場で体験しないと判らない---展覧会は2月12日(日)まで(月・火休廊)「東京ではないですよ、京都だからこそ出来る展示です」と声を大にして御高覧されることを勧めたい。

 尚、関連企画として14日(土)15:00〜16:30岡崎和郎・平芳幸浩 対談「オブジェをめぐって」。28日(土)15:00〜16:30瀧口修造 講演「美というもの」(1962年 富山高校における講演録音再生) 土渕信彦解説。2月4日(土)15:00〜16:00土渕信彦ギャラリートーク「瀧口修造とマルセル・デュシャン」。が予定されている。

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 会場に森岡パパがいらっしゃたので、二人して土渕信彦氏から収集にまつわる思い出をお聞きする。著名な写真家旧蔵の『マルセル・デュシャン語録』は最初期に入手された一品で、瀧口修造の喪に服して黒いリボンが掛けられていたとの事、『バーント・ドローイング』の2点も著名な女性画家旧蔵品、瀧口から岡崎に贈られた大判『デカルコマニー』の物語も面白い。作品のプロミナンスはコレクターにとって重要な情報に満たされている。ピンク色のエロテックな貝合わせ(?)『ハート(贈物)』の魅力を語る土渕氏の楽しげな声が耳に残る。お祝いのシャンパンをいただきながら、バカ話に興じるのは、なんとも、幸せである。二本目のロゼがまたエロティックで困りました……

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展覧会を祝し「にこみ鈴や」で、熱燗を一杯、二杯、三杯……

SelavySelavy 2017/01/09 23:15 ご来廊、ありがとうございました。デュシャン生誕記念展であるからには、エロティシズムは欠かせませんが、(瀧口・岡崎両先生は上品なのに)我々が語るとバカ話になってしまいますね(森岡パパは別として)。でも、いつもながら楽しいひと時をありがとうございました。一つ訂正を。黒いリボンはデュシャンではなく瀧口修造の喪の意味でかけられていました。

manrayistmanrayist 2017/01/09 23:33 ご指摘有難うございます。デュシャンが亡くなったのは1968年10月でしたから、購入時期と合いませんでしたね、ゴメンナサイ、修正いたしました。

2017-01-03 メモリアル

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京都鉄道博物館 500系

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恥ずかしながらの本日65歳、Facebookで沢山のコメントをいただきました。有難うございます。拙宅では若い友人、幼い友人 そろっての祝宴「おたんじょうびおめでとう & 仕事おつかれさまでした」涙が出てしまいます。まだまだ、頑張らなくてはいけません。


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佐賀のお酒 小松酒造の「万齢」灯(あかり) マン・レイとはドンピシャではありませんか、嬉しい。

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アンテノールのガナッシュ・ショコラ

2017-01-02 根が着き、成長が続きますように

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ご町内の「根引きの松」

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元旦は御節におすましのお雑煮、お酒は生駒の山鶴。ほろ酔い気分で氏神様の元祇園社に初詣。さらに、お神酒の月桂冠こもかぶりを頂きました。年々、お参りの人が増えている様子。家内安全、無病息災をお願いいたしました。

 午後から久しぶりに、ネットサーフィンでマン・レイ資料を検索するも、未収集品は登場せずじまい。昨年のマン・レイ生前資料収集は国内雑誌2点のみだったので、今年は何か見つけたいと思い、正月二日もお神酒片手でパソコンに向かっている(いけませんね)。

2017-01-01 穏やかな年でありますように

謹賀新年

ブログご訪問の皆様、旧年中はお世話になりました。本年も宜しくお願いいたします。

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京都鉄道博物館 8630(8620型)

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新しい年が気持ち良く明けた。蒸気機関車の8620型は大正時代に造られた旅客列車牽引用で、現役後半の竜ヶ森(花輪線)で三重連を撮影したのは高校生の時だった。8630は車籍を抹消されているので営業路線上を運行することはできないが、博物館内での「SLスチーム号」牽引に使われている。スチームの匂いを吸い込むと元気をいただいた感じ、若い時の自分を思い出します。今年はサラリーマン生活の大きな変化となりますが、なんとか乗り切って人生の後半戦に臨みたいと思います。「マン・レイ狂い」の世界では銀紙書房刊本を幾冊が仕上げ、さらに、新しい叢書も始動させたい。部屋のカーテンを開けると格子越しの光に包まれる、通りを歩く人の流れも始まるだろう。多くの人と共に新しい年を迎える幸せ、皆様、よろしくお願いいたします。そろそろ、お屠蘇をいただかねば(8時31分)。

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2016-12-31 回顧2016年

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美術工芸資料館2階 第1展示室

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昨年末から幾つかの別れが重なり、今年は人生の節目となった。宝島社正月5日の全面広告が樹木希林起用の「死ぬときぐらい好きにさせてよ」であったように、日本社会に拡がる事柄であるように思う。節目は新しい人生構築の産みの苦しみと言え、世界に目を転じても戦後世界秩序の崩壊拡大がドイツ・メルケル首相発言を発端とした欧州への移民流入などで加速され、3月には「ベルギー同時テロ」、極右政党の台等、アメリカ大統領選挙のトランプ勝利。日本では4月の熊本地震など各地で続く自然の猛威と経済の疲弊が積み重なり、中国脅威への対応遅れに怒りばかりの日々。厚顔無恥なジャーナリズムの問題をネット配信の「虎ノ門ニュース」で青山繁治、武田邦彦、有本香、須田慎一朗の各氏が鋭く指摘。テレビも新聞も要らないね。--- とはいえ、同列で報告するのは如何なものかと思うけど、北川景子の『家売るオンナ』(日本テレビ)、新垣結衣の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)は、熱心に観てしまった。

 さてさて、こうして個人の生活は淡々と続くと、書きたいところだが、5月13日に自明となった拙宅の外壁崩落からリノベーショが避けられなくなり、ブログ更新も滞る7月から4ヶ月のマンション暮らし。戻ってネット環境復元と思ったら、ヤフーメールのトラブルに遭遇(旧バージュー切捨て)し、ひどく難儀、Macの買い換えとなってしまった。

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美術工芸資料館2階 第2展示室

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 「マン・レイ狂い」については、3月で終わったギャラリーときの忘れもののブログでの連載を纏め、7月に銀紙書房から『マン・レイへの写真日記』を上梓(限定25部、告知翌日には完売)。11月から1ヶ月強、京都工芸繊維大学美術工芸資料館で、わたしのコレクションから59点のポスターを提供して『展覧会ポスターに見る マン・レイ展』を開催。担当の平芳幸浩准教授による展示構成と空間が良く、美馬智氏によるポスターとカタログも秀逸な仕上がりで満足。有り難いことだった。

 勤務先の創立70周年記念パーテイーが河原町御池角の京都ホテルオークラで開かれるなど、一年を振り返って楽しい事柄も多かった。その筆頭は3月に新しいガールフレンドを得た事であり、本日も彼女の笑顔に包まれて過ごした。幸せは出会う人々の心遣い、優しさ、勇気によって生まれる、除夜の鐘を聞きながら、そのように思うだろう。

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拙宅玄関 ギャラリー1900-2000(パリ)でのマン・レイ展ポスター

2016-12-30 リビングの光

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良いお天気の30日、昨日は餅つき、今日はおせち造り。幼い友人の来宅で、家人共々忙しくしております。

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2016-12-29 洪水 第十九号

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25.7×18.2cm 120頁 洪水企画/発売:草場書房 定価本体1000円+税

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池田康さんが編集・発行されている詩と音楽のための雑誌『洪水』第19号が発行(1月1日付)された。今号の特集は「日本の音楽の古里」---身近であるが故に改まって論じるのが非常に難しいテーマだと思う。わたし的には、民謡が身体に入らず身体の上を舞って通り過ぎた感覚。小学校唱歌は西洋音楽すぎて、今ひとつ。三河万歳の門付も視覚的なインパクトの方が強い。ジャズは18歳になってからなので、原音楽は美空ひばりの演歌になるのかな、そんな、先入観を持っていくつかの論考や対談を拝読し始めた。どの稿にも興味をもったが、佐藤聰明氏の「薄気味悪い」と編集の池田康氏が寄せた「幻の古里への道標をさがす」にひかれ、関心領域との関連から平川綾真智氏の「「シュルレアリスム」と音楽の決裂(2)」の頁で手を止めた。

 編集後記によると同誌は次号で終刊との事。10年にわたって池田さんが「詩と音楽」に打ち込んだ楔が、横につらなり、最終号の発刊をもって、既成権力で凝り固まった岩が、真っ二つに割れるであろうことを、期待を持って観てみたいと思う。次の特集は、なんだろう?