久々の太原でしたが。。。

太原に行っていました。最近は春秋航空のおかげで、北京空港を使うことがなくなり、おかげで太原に寄ることもなくなりました。以前だったら、行きも帰りもここで1泊せざるを得なかったのです。

目的のひとつに、ベトナムのガイドブックを入手する、というのがあったのですが、これが買えなかったんですね。太原一の新華書店を含めて3軒廻ったのですが、置いてなかったのです。最近の中国は海外旅行ブームで、アメリカ、ヨーロッパから日本はもちろん、シンガポール、タイ、マレーシア、スリランカカンボジアブータンまであるのに、越南がないのです。それでふと思い出したのですが、中国人の友人が、「中国人は越南が大嫌いだ」といったことがあって、なぜかと聞くと、「中国の援助を受け、アメリカを追い出してから、中国と10年間も闘っていた」からというメールが返ってきました。その時は半分冗談かと思っていたのですが、どうやら冗談でもないようです。日中戦争と比べたら、つい最近のことですからね。おかげさまで(!?)日本のガイドブックは3種類見ました。子連れ旅行ガイドというのもありました。

それはそれであきらめたのですが、久しぶりの太原で街に出てみると、もう渋滞がすごいのなんのって、自転車はおろか歩いた方がよっぽど速く、これでは通勤通学に、あ、これはなし、基本全寮制ですから。朝夕の通勤帰宅にいったいどれだけの時間を費やさなければならないのか、気短の中国人同士では、毎日あちこちで血の雨が降るのではないか、と思うくらいにヒドイのです。今回は、急ぐ用事こそ何もなかったのですが、街ブラをする気力も失せました。




それもそのはず、太原では現在地下鉄工事が始まっていて、あちこちで道路を掘り返していたのです。この写真は五一街といって、駅から至近距離の、商店が立ち並ぶ繁華街ですが、なんか違和感を感じません?

普通、地下鉄工事のような大工事なら、フェンスを立てて、工事現場に人は入れないはずですが、ここでは、工事現場がそのまま生活道路になってるんですよね。HITACHIの旧式のブルが、ブインブインアーム振ってる後ろとか、出稼ぎ労働者諸君が手作業で大穴掘ってる横なんかを、人も自転車もフツーに通っていました。これで雨が降ったらどうなるんだろうと思いますが、とにかく、あと2年くらいは太原には近づきたくないですね、私は。



泊まったホテルの近くに、万達グループ(中国最大)が巨大なショッピングモールを開店させたばかりで、私はよく知らないけれど、多分有名なファッションブランド店、宝飾店、そしてユニクロも入っていました。地下に比較的小ぶりの北京資本スーパーが入っていて、そこの輸入食品の棚に並んでいたのがこれ。このラムネが18元ということは、300円くらい。カレールーは、合弁企業のものがもっと安く売られていますが、これは正真正銘のこくまろで、なんと29元。こんなのを買う人がいるんでしょうか?いるんでしょうね。私はここで、“念願の”キューピーサラダドレッシングを買いました。


北海道って、やっぱり中国人には人気なんです。以前テレビドラマでやったせいらしいですが、bei hai dao というのが、とても発音しやすく耳障りがいいこともあると思います。そういえば、今回こちらに戻るおり、名古屋空港の中国人団体のおっさんおばさんで、この食パンをひと塊手に持っている人がけっこういたのです。最近は、離石あたりでもパン屋さんというのを見かけるようになりましたが、それは日本のパンは、桁違いにおいしいです。


ついに来ましたね。これはまた別のコンビニの貼り紙。回転ずしというのはもうおなじみですが、おにぎりというのは、私は初めて見ました。冷めたごはんなど食べる習慣のなかった中国人(漢族)に、おにぎりはどこまで受け入れられるでしょうか?

(つづく)