Hinaさん考案の「B5サイズノート用」ミニキーボードの物理配列案
虞美人草配列製作者のHinaさんから頂いたコメント経由で。
小型ノートPC用のキーボードとして、あるいはUSB接続のモバイルキーボードとして……こういうキーピッチを持つキーボードがあれば……という話。
とりあえず東芝ノートPC配列風に変換してみました。
このあたりが2/3〜1/2キー幅に圧縮される領域。 ↓↓↓ EC漢F1---------F12PPIsDl ── PPIsDl→PrintScreen:Pause:Ins:Del 1234567890−〜¥BS TQWERTYUIOP@[Ent CaASDFGHJKL;:]Et ShtZXCVBNM,./_Sht (機能キー段は各社ノートに準拠。カーソルキーは高さ2/3キーに圧縮して右端収容)
参考までに、工人舎製PCの鍵盤は下記のような感じでした……下記と同程度の鍵盤領域に、上記の鍵盤を収めることは十分可能かと。
ECF1F2F3F4F5F6F7F8[]_^\IsDl 1234567890−Bs QWERTYUIOP@Ent ASDFGHJKL;Ent ZXCVBNM,./↑:
上記の鍵盤は、人差し指+人差し指伸領域を圧縮した「圧縮付きノート標準配列」キーボードですね。
動かしづらい小指に圧縮キーピッチ部を負担させるのではなくて、動かしやすい人差し指に圧縮キーピッチ部を負担させる仕掛けになっています。
「ホームポジション→人差し指伸ばす→ホームポジションに戻す」の一連の操作で必要な手指の移動距離を削減することができて、なおかつ標準配列の相対位置は維持できる(JIS規格用件は相対位置の定義のみであるため、小指キー部圧縮法と同じく規格違反にならない)……と。
いわゆるエルゴキーボードが「人差し指間キーを引き伸ばして(あるいはそこで分離して)、腕をまっすぐに伸ばしたまま打てるようにしている」のとは逆の発想。
タッチタイプをする人にとって重要な点が「ホームポジション上下のキーピッチが全段にわたって均等であること」であるならば、この物理配列をもつノートPCは間違いなく受け入れられそうです。
少なくとも、右手下段の【、。?_】あたりを圧縮して【↑】を突っ込まれるよりは、遥かにまっとうな打鍵感覚を実現できそうです……これは実現して欲しいかも。
メモ。
「19AQ5単管ステレオヘッドフォンアンプ・パーツセット」が、なぜか明日届くことになりました……。
明日〜明後日あたりは何も書けない(アンプに取り掛かりっきり)になるかもしれません。
後で読む……タタク配列作者さんが記述したらしき論文。
情報処理学会論文「SHK片手入力方式のポケッタブルコンピュータへの適用」
情報処理学会論文「片手操作キーカード(SHK)による日本語入力」
もしかすると富士通、携帯電話で日本語を簡単に入力する方式を開発を開発した人と同一人物?
ついでに見つけた……下2件も追加。
情報処理学会論文「快速ローマ字配列およびドボラック配列とQWERTY配列の相互干渉」──増田式キーボード練習法を用いて複数の配列を同時に習得させた事例……?。
情報処理学会論文「キーボードのブラインド・タッチ短時間練習法」──増田さん本人!
訂正。
片手操作キーカード(SHK)はケータイとは何にも関係がない。
中指シフトや親指シフトのような「シフト付」の片手用ローマ字入力鍵盤で、「シフトキー」を使う代わりに「辞書法」で区別するタイプ……ひらがなの子音をキーに語彙を選択するT9/シャープ予測変換と根本は同じで、キーを英字に置き換えたもの。下記鍵盤を用いて、鍵盤内の文字は辞書の力でより適するほうが選択される。ローマ字入力・英字入力共用。
PN | GT | CR | ZK | WJ | BackSpace |
---|---|---|---|---|---|
A | E | HI | SO | 候補検索開始 | 入力モード変更 |
UD | XF | YM | VL | QB | 空白または確定 |
片手4〜5本指を使って入力する。主にタッチタイプ用。一番向く用途としては……W-ZERO3のQwerty鍵盤を置き換えるにはちょうど良さそう。少なくとも親指2本でQwerty鍵盤を叩いてブラックペリー指になるよりはマシだと思う。
追記。
増田さんのは「増田式」をよりよく知りたい人向け。市販されているテキストの「内部的な仕掛け」を記述したものなので、これを見て面白いと感じる人はほとんど居ないと思う。漢直を最後にすすめている……のはいつものことですな^^;。
「相互干渉」論文は……意外。ローマ字形同士でも増田式を使っても使えば干渉しにくいらしい。ただし、入力練習用テキストは「固定的なテキストではなく、自由文が好ましい」ということ……増田さんの「テキストは固定、後は実務で」に似ているけど、そこから一歩進んだ形をとっている。