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シリーズ SPAM vs 人類 - Goo メールリニューアル

秋葉原041017 | 6 of 9

この日記にメモしている迷惑メールを受信しているのは Goo のフリーメールのアカウントで(最近「フリーメール」から「Goo メール」に改名したらしい)、この日記用に使ってるメールアドレスではないのだが、まあこの日記用のメールアドレスも Goo メールなので、あんま細かいところは書いとく必要もないかもしれないが、ともかく、なんか今日から Goo メールがリニューアルして、デザインとか諸々変わって、あと迷惑メール対策も強化することになったそうなので、対 SPAM 体制がちょっと変わるかもしれない。どのみち無料サービス使ってるかぎり自分のための手間は減らせないんだけども。

  • 「フリーメール」という名前を使ったの Goo が最初なんだそうだ。
  • 迷惑メールは俗称 SPAM だけど、これほんとは小文字で「spam」と書かないと Hormel Foods Corporation 社(肉缶製造会社)から怒られるらしい。
    • http://d.hatena.ne.jp/keyword/spam
    • おれずっと大文字で書いてんだけど修正するかな。やめとこうかな。全文置き換えができれば便利なんだけど。便利でもやんなきゃやらないんだけど。ううむ。

シリーズ SPAM vs 人類

ドラマチック SPAM 二件。

  • 件名: 赤い糸で結ばれている私たち

私達はきっと赤い糸で結ばれているのよ。。。。
楽しいお話しましょ!

サブジェクト先頭に全角スペース、「…」でなくて「。。。。」など、最近の狂気かなつかしいオタかという誰も欲しがってなさそうな種類の絶妙感。これにおもしろさがあるとすれば、怖さというか演出された安全な気持ちわるさ。あと本文一行目から二行目の落差がみどころか。ヒキを一秒ちょっと考えたんだけどつづかなかったので投げたみたいな。もういい、疲れてる、どうでもいい、たのしいことしたい、夏の海が見える、または松屋牛めし。昼休みの小学校の教室、クラスのみんなは校庭に行ってしまった、苦手なしいたけが食べられなくて居残り、遠い歓声、チョークと埃の匂い、冷たいシチュー、担任教師という名の赤の他人が投げる鈍い視線。あの頃からなにも変わらない。ひからびたゴムのようになった人間の書く文章。乾いて湿ってほつれてカビたスポンジのような人生。喉が、渇い、た、ぜ…。

見もしらない SPAM 生命体と赤い糸でつながってるなんて縁起でもない。縁起ではなくてほかのなにかかもしれない。呪(まじな)いとか。「怖いひと→座敷女→貞子」という連想と、「こっちの知ったことじゃない運命なりドラマなりを一方的に送りつける SPAM 生命体の空気の読まなさ加減(←SPAM は呼吸しないし)」から、なんとなく貞子と「リカだよ☆」が脳内悪魔合体して「貞子だよ☆」みたいな SPAM が来るようになったらちょっとおもしれえのかなと思わなくもなかった。なんかペンションとかでビデオ借りたら最後にへんなのが映ってて、それ見ると届くようになる SPAM。「ビデオ見てくれてありがとう!目印に【RING】って伝言板に書いておいてね。絶対私あなたと会ってみせるから!何度もごめんね!」とかそんなのが来る。きっと来る。で、一週間ちょうどで死ぬ。

  • 件名:いい人に拾われますように…
  • 本文は文字化けにつき省略

お、ちょっとなつかしいかんじだなボトルメールか?と思わなくもなかったが所詮 SPAM。そのうえ文字化け。ジャムってやがる。早すぎたんだ…。いいひとが拾ったって誰もしあわせにならない。いいひとが見て消してそのぶん時間とか金とか無駄にして終わり。すべて出来の悪い擬態。だいいちひとのアドレスに送っといて「拾われますように」てなどういう了見か。拾うもくそも自動的に受信するのだ。受け手としての実物のボトルメールはまずそれを拾うところからはじまるが、ボトル電子メールは拾うところまでは機械がやって、そのボトルの銘柄を見るか見ないかを決めるところあたりからが人間の仕事だ。ここにも薄汚い誘導的な勘定がある。おれの世界観中にある「受信した」を「拾った」に言い換えることで多少なりと都合のよくなる方面から流れてきたメール。SPAM はボウフラだ。すくいようがない。SPAM は人間ではないから、人間の天国や地獄には行かない。SPAM メール自体のためには、おれがしてやれることはなにもない。SPAM は糞だが、それゆえに外道とかそういうことではない、おれのうんこと似たようなものだ、うんこはうんこであってゆえに糞だが糞だからといってそれ以上の意味を受け取ったり与えたりする必要はない。便所に流せばそれで必要十分。SPAM は宇宙から降って湧いたエイリアンではない。同じ地球の兄弟だ。糞もおれも地球の質量の一部。敵も味方も地球でできてる。それがときどきいやになる。

最近の読書

塩野七生ローマ人の物語」文庫版の新刊三冊を読了。文庫版は分冊なのだが、この巻の分冊の仕方はなかなかよかったと思う。英雄の死の描きかた、落差、空洞、浮き彫り、調査事実の並べ方に、本文中にはどこにも描かれていないはずの、ローマ史&カエサルオタとしての塩野七生氏の情念が確かに感じ取れるきがする。

それはそれとしてじゃあまた航空宇宙軍史に戻るかと、出かけるまえに「タナトス戦闘団」を探したんだけど見当たらず。どこいったっけな。まあ読む順番として特に指標がなかったので「カバーのリストの上から順」にしとこうと決めただけで、べつにどこから読んだって構わないものではあるんだけど。とかなんとかいってるうちに当座読み用に塩野七生コンスタンティノープルの陥落」を買ってしまった。たしかこのあと「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」と続いて三部作なんだよな。最初に読んだの確か中学の二年頃。シリーズ読んでる途中で別のシリーズに手を出すのはあたまがめんどくさくなるのでやめていただきたい。

あと塩野七生氏て 00 年にイタリアから国家功労賞もらってんすな(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E9%87%8E%E4%B8%83%E7%94%9F#.E5.8F.97.E8.B3.9E)。