クラウドストレージだけでは容量が不十分、NASにデータにMacのデータを移行しよう
クラウドストレージとNASの使い分け
Dropboxは大好きですが、有料プランの100GBでもさすがにちょっとたりません。
一眼レフカメラでRAWで撮影していますし、取り込んだ映画も200本以上、書籍も自炊してPDF化しているので10GB以上あります。これをすべてクラウドストレージに移行するのはさすがに無理がありそうです。また、せっかくの動画や本のPDFなので、やはり見たいときにiPadなどからWiFiですぐにアクセスしたいですよね。
Dropboxを代表とするクラウドストレージとNASを比較するとこんな感じではないでしょうか。
比較項目 | Dropbox | NAS |
---|---|---|
仕組み | クラウドサービス | 機器を購入して自分で設置 |
設置場所 | インターネット | 家のどこか |
容量 | 有料プランで100GB程度 | 2TB超 |
価格 | 年間1万円 | 2TBで1万5千円、買い切り |
バックアップ | 気にする必要なし | 自分で考える必要あり |
変更履歴と旧ファイルの取り出し | 対応 | 非対応 |
アクセス | どこからでもアクセス可能 | 原則、家の中でアクセス |
総括するとクラウドストレージはメンテナンスフリーで超便利機能満載、NASは運用もぜんぶ自分でやらないといけないけど、容量はほぼ無限大に手に入る、と行った感じでしょうか。
特にMacBook Airを持っている人はローカルストレージの容量が小さいため、NASとの組み合わせが必須だと私は思います。
私のデータ容量
これは2013年7月時点のデータ量ですが、
- 映画などの動画が200本以上で200GB超
- 本をスキャンして取り込んだファイルが10GB
- iPhotoの写真ライブラリが60GB
- iTunesの音楽ファイルとオーディオブックが15GB
- 購入済みソフトウエアが2GB
といった感じです。今はMacBook ProでHDDを容量アップしているので問題ありませんが、これではMacBook Airに乗り換えることができません。
私の結論
結局こんな感じにしてみました。
- 動画と音楽はiTunesで管理し、ファイルはすべてNASへ
- 購入済みソフトウエアはNASへ
- スキャン済みのPDFはすべてNASへ
- 購入済みソフトウエアはすべてNASへ
- 写真はFrickrへアップロードするとともに、iPhotoライブラリをNASへ移行
- その他の活動中のファイルはすべてDropboxへ
- アーカイブや参考資料はすべてEvernoteへ
DropboxとEvernoteはローカルのHDDと同期されますが、まあ20GB程度ですので大丈夫です。大きな動画、音楽、写真、本のPDFはすべてNASに移行してみました。これでローカルから300GBをNASに移行し、MacBook Airの128GBにも引っ越しできそうです。
もちろんクラウドストレージがもっと大容量になり、かつ早くなったらそちらを選ぶと思いますが、当面はこんな感じが一番じゃないかなと思います。
プライベートクラウド環境
NASを含めたプライベートクラウド環境はこんな感じです。バッファローのハイパワーWiFiルータと2TBのNASです。WiFiは電波強度で速度がまったく違うのでハイパワー型がおススメです。ネットが遅いのはストレスですからね。
購入品
これがハイパワー型のWiFiルータです。気に入っています。
これが購入したNASです。2TBでさすがに使い切れません。がんがん入れたいと思います。ちなみにUSBのHDDを接続して定期的にバックアップを取得しています。