押し売り訪問販売にすぎない既存マスメディア


既存マスメディアの住人は、新興インターネットをどのように捉えているのだろう。
先週、インターネット上で話題になったが、個人ブログに対する匿名によるインターネット批判がフジテレビ社内からだったとIPにより判明した。
キム・ヨナ擁護に走るフジテレビを批判したブログでの一幕だが、既存マスメディアの理論が分かり易く映し出されている。殆どのコメントがキム・ヨナを批判している中でも果敢に彼女を擁護しているのだが、文面からはインターネットに対する歪んだ憎しみと偏見が読み取れる。


フジテレビ関係者が勤務中に批判書き込みか! ブログ管理人「恐ろしいこと」 | 未来検索ガジェット通信


ブログ『コレクシオン』の魚拓(魚拓サイト)

(フジテレビ社内からの書き込みの抜粋)
私が恐ろしいと感じるのは、ネット上などで、ある一人の「こうかもしれない・・」という意見に、多数の賛同者が現われた場合、気がつくと「かもしれない・・・」が、いつの間にか「そうに違いない!」そして最後には「絶対間違いない!」と変化してしまうことです。


そのフジテレビだが、今年の3月20日に放送された「世にも奇妙な物語・春の特別編」の「爆弾男のスイッチ」でも同様な思想を紛れ込ませていた。
爆弾男のスイッチを渡された主人公が、スイッチに記載してあったインターネットアドレスのサイトを見て、過去に人間爆発があったとの事と実験が事実であるとの事を理解した訳だが、真実は違った。
要は偽爆弾だった訳だが調査員が真実を暴露すると、主人公は「けど、ネットには・・・」と反論。それに対し調査員は「あれは我々調査員が作成した偽物です」「ネットの情報をすぐ鵜呑みにする若者、という点も指摘できますね」と返す。
偽サイトの人間爆発報道が本当かどうかは、文献や見聞に頼らずとも他サイトやニュースソースで検索すれば直に分かるだろうにとは思うのだが、その発想が出て来ないところに既存マスメディア理論の限界がある。



フジテレビ・世にも奇妙な物語


同様な理論は、今回の個人ブログでのフジテレビからの書き込みにも表れている。

(フジテレビ社内からの書き込みの抜粋)
同じ意見が集まったからといって、それが正しいとは100%言い切れませんね?同じ意見が集まって満足してるのは当事者だけですね


フジテレビから書き込んだ人物は、皆が皆、該当の個人ブログだけで判断しキム・ヨナを批判しているとでも思っているのだろうか。


世にも奇妙な物語」では、昨今の青少年犯罪も皮肉っていたが、実際には既存マスメディアが数多の犯罪の中から興味本位で取り上げているに過ぎなく、過去の日記でも述べたが青少年犯罪は過去に比べ減っている。自分達で煽っておいて、青少年犯罪を批判するとは厚顔無恥も甚だしい。石黒正数氏原作の漫画・探偵綺譚「スイッチ」は単純明快で好感が持てるが、ドラマは既存マスメディアによる自己満悦に過ぎない。


当日記内:日本に必要なもの=自虐思想からの脱却、売国勢力の一掃


以上から、既存マスメディアが大きな勘違いをしているとの事が分かってくる。
彼らの理論は単純だ。「インターネット上の言論は一方向に偏っている」だから「インターネットをすぐに信じる輩は馬鹿だ」と言いたいのだろう。しかしながら、これは既存マスメディアには該当するが、インターネットには該当しない。インターネットは親日から反日、右翼から左翼、表も裏もあり玉石混交だが、既存マスメディアには明らかに統一された思想がある。


田母神元幕僚長発言への批判やNHKスペシャルの「シリーズ・ JAPANデビュー」の台湾関連でも問題になったが、既存マスメディアは第二次世界大戦における戦勝国や中国・南北朝鮮寄りの歴史観を持っており非常に偏っている。既存マスメディアにはインターネットテレビチャンネル桜」のような歴史観を持った番組は無い。民主党や韓国をあからさまに擁護し、失策もない麻生首相を非難し日本国を卑下する。
反日家は反日家で、既存マスメディアが小沢氏秘書の逮捕や中国と北朝鮮の繋がりを淡々と報道しただけで、小沢氏や中国への過剰な批判であり偏向報道だと嘯き、更なる偏向報道を促す。それに対して、既存マスメディアは反論もせず真摯に受け止める。


既存マスメディアの住人は、インターネット上にも統一された思想があると本気で思っているのだろうか。確かに、インターネット上は既に、祖国日本を愛する人々で溢れかえっている。戦勝国歴史観、日本の自虐史観に疑問を持っている人が多い。
しかしながら、反論の場はあるし、反日だからと言論規制される事も無い。反日思想の持ち主もかなり存在する。
だから、インターネットを鵜呑みにするとの理論は有り得ない。全てを鵜呑みにしたら異論反論ばかりで、何が本当か分からなくなってしまう。
だからこそ、文献を調べたり実地に見聞したり、他のサイトやニュースを調べるようになる。様々な情報が集まれば、矛盾点や合意点が分かってくる。自分で考える能力も高まり、結果として真偽が判明する。真偽が分からないほど証拠不十分であれば、信じなければ良いだけだ。


その点では、統一思想のある既存メディアは何も考えなくても一つの筋があるから、受け手が混乱することも無い。


既存マスメディア  

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

  • 矛盾が生じない

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

  • 故に、自分では調べない 

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

  • 真実が分からない


インターネット

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

  • 矛盾が生じる

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

  • 故に、自分で調べるようになる

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

  • 真実が分かる


インターネットが露天商や屋台から巨大ショッピングモールまである商業地区だとすると、既存メディアは押し売り訪問販売員といえる。情報量や質、全てにおいて既存マスメディアは見劣りする。
押し売りはクーリングオフが出来るが、既存マスメディアは出来ない。NHK等はどんなに偏向報道をしても視聴料を強制的に摂取できる。もはや、ヤクザ顔負けの押し売りだ。


結論として「インターネット上の言論は既存マスメディアと違い偏っていない」だから「インターネットをすぐに信じる輩がいると思うのは馬鹿だ」となる。
そして、「既存マスメディアの言論だけが一方向に偏っている」だから「既存マスメディアをすぐに信じる輩は馬鹿だ」ともいえる。
インターネット上では当たり前の理論だが、この当たり前の理論すら分からない既存マスメディアが今も幅を利かせている。


インターネット上の言論が偏っていないことは、既存マスメディアも証明している。それは、該当ブログのフジテレビからの書き込みからも推察できる。

(フジテレビ社内からの書き込みの抜粋)
私が見た限りでは、全部ではないものの、ずっと以前からスケートを見てきたファンの開設しているブログやコラムにはヨナ選手けしからん!のコメントが1つもないのはどうしてでしょう?この差が何なのか?いつも不思議に感じます。

(ファンには、在日朝鮮人や関係者も多いと思われるが・・・)

不思議に感じるのであれば、自分で調べれば良いのではないでしょうか。それがインターネットであり、既存マスメディアには無い一番の特徴なのですから。


[rakuten:book:12043689:detail]



私達は今、情報社会の中にいます。


真実との定義が目で見たものであるのなら、貴方が虚構の情報に踊らされているか否かを判断するものは何なのでしょうか。


真実は他人から与えらる物ではなく、自分から掴むもの。


注:インターネット上でも言論統制がある中国や南北朝鮮は、当て嵌まらないのかもしれないが・・・。


当日記内:マスコミ関連



Deutschland "verliert" gegen China mit 1:1 | Fußball | Deutsche Welle | 29.05.2009

5月29日にドイツと中国のサッカー親善試合が上海であったが、ドイツでも多くの人が視聴した。
主戦力を欠いているとはいえ、ドイツ人は負けに等しいと捉えている。私の知り合いも「中国は14億人、ドイツは8千万人。それでも中国の代表は相当弱いのだから、勝たなければならなかった」と言っていた。
カンフーサッカーもなく、怪我人が出なかっただけでも評価するべきか。