射程距離 東京五輪パラ


最近のメディアは暑さの表現で「猛暑」をあまり使わなくなった気がする。ワンランク上の表現ともいえる「酷暑」とか「危険な暑さ」を使うことが多くなった。それほど、ワンランクアップの暑さ続きだ。多治見はきのうの日記に40度とカキコしたが、40.8度まで行った。多治見の駅前のテレビの露出度の多いこと。


小学校から社会人にいたるまで、同級生の集まる会合があると異口同音に出るセリフは「東京五輪(2020年)までは大丈夫だろうがリニア中央新幹線開通(2027年)までは・・・・」と詰まってしまう。今年喜寿(77歳)の我々の年代だ。その東京五輪のメーン会場新国立競技場の建設現場がきのう公開された。4割完成という。併せて競技スケジュールも発表された。暑さが心配のマラソンは7時スタートのようだ。



健康寿命の第一の目標が射程距離内に入ってきた感じだ。思えばこの東京五輪立候補表明は2011年、東日本大震災の年だった。クマさんも当時の日記に先行き不透明だとカキコした。案ずるより産むが易し。ここまで来たのだ。2011年7月17日の日記の一部を抜粋。


石原東京都知事がきのう2020年に開かれる夏季五輪への立候補を正式表明した。これに対して「心配は福島第一原発。、肉牛の放射性セシウム汚染が新たに発覚した。これ以上、想定外の事態が生じないよう、政府はあらゆる目配りを。「復興五輪」の実現も原発事故の収束にかかっている。」と比較的好意的な読売新聞の論調。



「招致活動している間に原発事故が収束するとは思えない。18年冬季五輪に韓国が選ばれたのも不利。など負ける材料ばかり。東京で「復興五輪」という大義名分が、被災地に届くとは思えない」と否定的な中日新聞。東京の読売、名古屋の中日で東京五輪に対してこんなにも温度差がある。開催国民の熱意が決定ポイントの重要な要素となるだろうから先行き不透明であることは間違いない


五輪誘致に失敗した名古屋、ドラゴンズ、グランパスの現状を考えると名古屋はどうも悲観的過ぎる。名古屋だけが日本でない。オールジャパン東京五輪パラを成功させたい。それを、この目で確かめたい。我々世代の願いだ。