まんがタイムオリジナル2017年8月号

まんがタイムオリジナル2017年8月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

『きっと愛され女子になる』 瀬戸口みづき

 パクチーのブーケを「華のない人生」の示唆とみているようですが、パクチーコリアンダー)にも花は咲くし、その花は綺麗です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
 麺類の薬味として、パクチーはすっかり一般的になりましたが、さらに次世代の薬味として、個人的にはパセリ(イタリアンでないやつ)とクレソンにポテンシャルを感じています。

『予行恋習カノジョ』 アジイチ

 あっ、正規の四角関係になった。

『カントリー少女は都会をめざす!? 』 鬼龍駿河

 みかんとカレー用醤油が名物。ということは、漫画の舞台は和歌山県ですね。
 なるほど、和歌山県の高校生にとっては、大阪はあこがれの大都会でしょう。
 和歌山県湯浅町は古くから醤油が名物。そして、こちらが丸新本家の「洋食屋さんのカレー醤油」です。
http://www.marushinhonke.com/SHOP/28215.html

小森さんは断れない!』 クール教信者

 作中世界の季節は真冬ですが、読んでいても、さすがに現実世界の暑さは緩和されない。

『ゆとりの町長』 小坂俊史

 「いま会える公務員」 喫茶店の70年代感が新鮮。「雰囲気イケメン」って、実質的にdisってないか?
 「浮き浮き」 敵の城に乗り込むときは、最強装備が基本。
 「息をするようにサボる」 町長が大ボスならば、息子は中ボス。屋上は、いかにも中ボスが出現しそうな場所ではあります。
 「裏目裏目」 サマルトリアの王子的な。
 「あるじゃねえか」 心せよ。ゆとりが町役場から気配を消しているならば、町役場もまた等しくゆとりから気配を消しているのだ。
 「トリプルニート」 『十三人の刺客』を送り込めば、一時的に人口は一万人になりますが、その後の斬殺で激減します。
 「色を失う」 レミーラ
 「最終ページ」 安田ヤスエさんと、菊川菊乃さんなんだろうなあ。
 「まちかどスナップ」 2コマ目の「本気で」がダブルミーニング
 「25の夜」 目指せ、アルゼンチン大統領官邸「カサ・ロサダ」。「ピンク色の館」として有名です。また、お若い方はお分かりがないでしょうが、器物破損が『卒業』、バイク窃盗が『15の夜』です。
 「あーあ」 こちらも、2コマ目の「動機づけになった」がダブルミーニング

『ぎんぶら』 安堂友子

 カレーは煮込み料理。イチゴは煮込むとジャムになる。ジャム、大福、煮込む……ジャイアンシチュー。なら、ニンゲンは食われるわ。味のもとのもとをかけられて。