つれづれ

その118

青い花のアニメが面白い。というか上手いです。たとえば、今回の公理さんの表情とか。アニメを見ててよかったと思わされます。

アニメは原作に忠実、というか同じ話で、「アニメオリジナル」という主張(くさみ)はまるでないのだけれど、けれど見方やちょっとした演出の違いが「あれ、こうだったけ?」という差を生んでいて、面白い。そしてそこが「上手い」ので、同じ話であっても「これはアニメを見なくては!」と強く惹きつけられます。素晴らしい。

そうそう「ちょっとした差」といえば、あーちゃんのお兄さんが原作に比べて好感度が上がる感じに描写されていて、原作にあった独特の空気のよまなさ(図々しさ)がなくなって、その反動であーちゃんの株が下がってたりするのです。スタッフに兄好きがいるのか、制作時に「男の人視点」が混入したのか。どうなのかしら。



それにしても、原作の3巻も残すところわずかというところまで進んでしまって、残るバッファは4巻のみ。コミックス派なわたしは、アニメの方で先にエピソードを知ることになりそう。むむむ、エロティックF の購読を始めるかぁ?

青い花 3巻 (Fx COMICS)

青い花 3巻 (Fx COMICS)


それにしても、今期のDVD は何を買うかは悩ましいです。青い花も欲しいけれど、化物語も欲しくって、何気にけいおんも買ってしまいそうだけれども、そんなにお金はありません。あとブルーレイプレイヤーもなかったり。(Mac mini がわたしの動画再生マシンだから)むー。

その119

ここまでくると、いっそすがすがしい と思います。

最小・最軽量一眼デジカメ パナソニック-47NEWS

こういう見出しをつけてもらえるのだから、ごり押ししてみる価値もあろうというもの。

パナソニックがフラッシュを内蔵するレンズ交換式としては世界最小・最軽量のデジタル一眼レフカメラLUMIX DMC-GF1」を9月18日に発売する。

http://ascii.jp/elem/000/000/456/456407/

本当のところは E-P1 より大きいし、もうどこら辺が「一眼」なのかも判らない。


大きさについては、E-P1 にはボディ内手ぶれ補正があってフラッシュがなく、GF1はボディ内手ぶれ補正がなくてフラッシュがあるので この言い方はちょっとヒキョウだと思います。

「一眼」については、カメラマニアは前々から「これは一眼ではない」と思っていたので今更です。けれど普通の人の感覚的には「一眼」と「コンデジ」の間には壁があって、三角お屋根のついた大きめのカメラとか「凄そうなカメラ」という概念とか感覚に名前を付けたかったのは理解できます。

ネーミングが「オレ、オレオレ 一眼レフ」なヒキョウワザですが、ヒキョウでもなんでも「外さない」名前を付けたかった気持ちは解る。

ところが GF1 は 「たとえば写真でみると LUMIX LX3 とまるで間違い探し」なスタイリングで、普通の人もいよいよ「これとコンデジって何が違うの」と混乱することじゃないかな、と思ってしまう。「『一眼』の定義って何?」という疑問の精神が形になったかのようなカメラです。・・・つまり、「フリー」に苦しめられる「フリーソフトウェア(日本語版)」のように、不適切なネーミングにより自ら毒を盛ってしまったのじゃないかしら、とか思ったり。

その120

アカギ墓碑開眼・十周忌法要

さて、タガネはどこにしまってあったかしらん

その121

顕微鏡で有機分子の形が見えた!

この写真を見たとき「凄ぉーい」と思うより先に「嘘くさぁーい」と思ってしまいました。

その122

テンプレートメソッドは読みにくいのでは、と感じます。

テンプレートメソッドが読みやすいのは、テンプレート側の方で、例えば抽象的なシーケンスをスッキリと見れるのは、掛け値なしに見やすいです。

けれども、テンプレートメソッドに一番多く触れるのはテンプレートにはめ込む具体物を作る人たちで、そちらは全体が俯瞰出来ないので非常に読みにくく感じると思う。単に目隠しが多すぎるコードということになり、これならまだ目隠しの無いコピペコードのほうが「読みやすい」となってしまう。


フレームワークとしてリリースするサイドとフレームワークを利用するサイドに別たってしまうと、やるべき意図もやれることも制限されたプログラマは、テンプレート側からみた抽象意図とは別の動きを作り込んでしまいます。(だってそんな抽象意図なんてしらないんだもの)

その123

田中長徳 PEN の本 を買ってみました。

田中長徳 PENの本 (インプレスムック DCM MOOK)

田中長徳 PENの本 (インプレスムック DCM MOOK)

相変わらず物欲に対するオールレンジ攻撃がうまいのだから、わたしのピンポイントバリアでは防ぎきれなくなりそうな本でした。

E-P1 の凄いところは、今まさにジャンルが形成されグングン日進月歩になろうとしている レンズ交換式レフレスデジカメの世界で、その初号機を「長く使えそうだ」と思えるグッズにしてしまったという所だと思います。・・とか、こういう事書きたくてウズウズしちゃうのだから、わたしは随分洗脳されているようです。


冬はボーナスでるといいなぁ。

その124

凪瀬さんが モンハンの時計問題でエントリーを書いていたけれど、周辺の反応も含めて面白いと思います。

わたしはゲームプログラマじゃないので「予想」の妥当性はよく解らないのですが、プログラマとしては如何にも「ありそう」と感じます。

実時間に合わせると、処理落ちしているときには、 打てる手数が減ってしまうためミッションがクリア出来なくなる(または難易度が上がる)ため、処理落ちした分だけ実時間を伸ばす・・というところまでは普通の人でも理解できる(サッカーのロスタイムと一緒だから)。

ところが、「全く遅延無し=実時間と一致」という風に作ると、一致しない件数が増えるので、そこを見込んで「良い感じに遅延したときだいたい実時間と一致」という具合に調整する・・という段が理解できないのね、と。問題(理解不能の壁)はそこですか!・・とちょっと新鮮。

その125

専門家に対して素人が「こんなバグも取ってないなんて信じられない、キリッ」と言ってしまうのが クスクス笑われない状況の言うのは好ましくないな、とも思いました。でもそれは、普段それだけ専門家がふがいない姿を見せているということで、思いかえせば カルドセプトですとか、川背さんですとか、もうごらんの有様だよ、ですからにゃあ...orz


先日コの業界のは何の関係もない友達が、納品された社内システムのパフォーマンスの悪さを問い詰めたところ「マイクロソフトのOSがダメなせい」と説明されて、会社が納得したという話をしてました。それは聞く限り 十中八九マイクロソフトのせいじゃないと思われるのだけれど、つまりは「よく解らないけれどマイクロソフトなんて『一流』の会社がそんな欠陥を残すわけがない」と信じてもらえない実績をつくっちゃったのだから、いろいろ自業自得だなぁ、と思うわけで。

巨人マイクロソフトの桁違いに売れているソフト「Winodows」や「Office」ですらそうなのだから、ゲームごとき。

「よく知らないけれど専門家がこんな簡単なミスをするわけがない。何か理由があるはずだ」なぁんて、思ってもらえないのは もうしょうがないのかしら。

その126

Holga で中判を始めることになったわたしです。


中判となると撮り方が変わる――とは思っていました。たとえば撮影枚数が少ないからお財布的に、ですとか。たとえば画が大きいから、ですとか。アスペクト比がちがうから、ですとか。

けれともやってみれば、変化の予想していない理由に、現像の上がったスリーブに同じような写真が並んでしまうのが、なんとも嫌に感じるので、・・というのがありました。スリーブを見て愉しくなるように、違う写真を並べるような撮り方したいと思うのです。この12枚と大きな画のスリーブが、丁度 CDのアルバムみたいで。たーのしい!


中判写真をそうやって愉しみだすと、やっぱり気になるのが Holga ということ。


Holgaは愉しい。面白い。けれど、ガラス玉のHolga は周辺の像流れが凄いので構図に自由がきかないのとか、ちょっとストレスにもなっています。誤解しないで。Holga がダメ・・というわけじゃなくって、選択肢がないのがダメってこと。――つまり、ちゃんとした中判カメラ「も」欲しい!

さて、そうなると。お金がないので、シーガルあたりがいいのかな?でも中華なのがちょっと怖い(すぐ壊れたりしたら、泣いちゃう)。 それとも中古の中判カメラを狙うのがいいのかな?ヤフオクブロニカとかは手が届きそうに思えたり(でも 琴線にふれる機種は中古でも高いのよね)。

うーん、なやましい。なやましいのだから 今しばらくは、 Holga に集中して遊んで、ゆっくり考えようかな、とかも思うのです。

その127

処理の抽象化技法としてのOOP

ループ→再帰→Chain of responcebility の流れで説明。

カモノハシ本 8クイーンを肴に解説。複雑な処理の流れを「責務の分担」に抽象化。


目的:オブジェクトがデータ部品になることを習得するのは容易いが、アルゴリズム部品でもあることを実感するのは難しい。ショック療法として。

その128

Nonfiction Holga BookHolgaによる戦場写真集です。

Holga で戦場写真!?・・という好奇心に、これを見てみたいと思うだけれど、写真集は見ないで買うのはとても危険なので、買うとしても見てから買いたい。なので どこかに見れるところはないのかな、とか思っています。

その129

FE10 / FM10 はファインダーが暗いのが弱点です。他は値段を考えれば良くできたカメラで、オススメできると思います。

この暗いファインダーですが、実はピントの山は決して見にくい訳ではなく、慣れればピント合わせはちゃんと出来るように成ります。MFしにくいと以前は思っていたのですが、このカメラばかり使うようになったら意外にピタッとピント一発あわせできるようになって、慣れられる範疇であったのだなぁ、と、そんな発見。だからひょっとして、ピント合わせ云々よりもむしろ覗いたときに「がっかりする」のが、このファインダーの暗さの本当の弱点なのかも、とか最近は思ってます。

近代的な MF一眼レフのファインダーは現実よりも明るくて美しい世界で、覗くとワクワクしちゃうのです。かたや FE10 / FM10 のファインダーは裸眼でみた世界の方が素敵なガッカリなファインダーです。でもちょっとまって。チェス盤をひっくりかえすぜ!むしろそこが「良い」のではないかしら。

クリアで明るいファインダはワクワクするのだけれど、直ぐ興奮するわたしはそのワクワクに呑まれてシャッターを切ってしまう。そうするとガッカリファインダーが気持ちに水を差すことで 現実を一歩引いて見る一助になるなら、それは写真を撮る上で意外にメリットでない?(わぉ、強引)

また、裸眼でみる世界よりも劣った(加工された)世界がそこにあるのは、レンズが磨りガラスに結像した像を見ている証拠で、世界を間接的に見ている事、それを実現する光学のしくみを否応無しに実感させます。そこに趣を感じるにゃよ〜。


と、そんなふうに思えるようになったのは「このファインダーはペンタックスSP 並だ」という2chかどこかの発言を見てから。暗さは「安さ故の過ち」ではなく「古さ故の過ち」。思い返せばファインダー像が明るくなる度に「古い方が良い」論争は毎回起こっていました。であるなら、今時 MF一眼を使おうという古いわたしが、いまさら古さをデメリットの証左と捉えるのはナンセンス。デメリットだとしても「劣る方式」に価値を認めないかは別の話。ならば暗いファインダーの何を気に病むことがあるのでしょうか。

ファインダーの暗さを愛せるようになれば、あとは愛の力でアバタもエクボ。しかも FM10 は現行機種です!



・・・と以前と同じような話を書いてしまうのは、背中を押したい誰かさんがいるからで、誰かさんは買ってしまうのが愉しいとおもいますよ、と超私信。

その130

sumim さんちのタイトルが「Smalltalkのtは小文字です」に変わっていて、タイトルを変えるほどに

  /:: :: :: :: :: ::|_ヽ:: |ヽ:: :: :::|、:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::lヽ:ヽ  \ 
  |:: :: :: :: :: :::|, - ミヽト ヽ:: :: | ゝ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |  ヾ    \  糸色 
  |:: :: :: :: :: :::|´r .ヽヽ、 ヽ:: :l rヽ:: :: :: ::/、:: :: :: :: :::|       / 
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  ヽ:: :: :::/ヽ::| __ 丿   ヽ _ ヽ:: / 丿l丶:: :: :::l      /    王 
   l:: :::/  lヾ      , 、   ヽ/   l   ヽ :: l      / 
   |:: /l 、 l      ____     /  /:| ヽl     /     | 
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「何度訂正しても『SmallTalk』と書く世の中に絶望した!」みたいな出来事があったのかしら、とか思ったり。