『関西赤貧古本道』

いやはや、面白くてアっという間に読了。というのも、仕事の合間に長い待ち時間があったため。お影様で、帰りはギリギリ本日中なのであった。
予想通り、読んでみたい本、読んでみたい作家、多数。たとえば、河盛好蔵藤村のパリ (新潮文庫)』。山本さんは

河盛好蔵の好奇心が読んでいるこちらにも映り、こころ動かされるのが楽しい。河盛はわからないことを調べて解き明かして、その過程を読者に興味を持たせるように書くことができる作家だったということか。この興味を持たせる、ということが難しいのだろう。          第三部 実践篇  P.144

と書いておられる。で、これを読んだわたしもまた、「あー、『藤村のパリ』、どっかにあったはずだよなぁ」と読みたくなって来た。そんな本があちこちに登場してきて、リストなんか書き出そうものなら、大変なことになりそうだ・・・。という訳で、わたしにとって、山本さんの『関西赤貧古本道』は、これまた立派な古本道の水先案内人なのだ。ほんと、もっと早く読むべきであった・・・。反省。

関西赤貧古本道 (新潮新書)

関西赤貧古本道 (新潮新書)

東京ランダムウォーク→リブロ

かろうじて、仕事が9時過ぎに終了したので、「そうだ、岩波文庫の復刊だ!」と思い立ち、東京ランダムウォークへ。半分位しか、期待してはいなかったのだけれど、案の定、復刊モノは1冊もなし。それでも、前々から買うぞ!と思いながら、なかなかきっかけが掴めなかった

「敗者」の精神史〈上〉 (岩波現代文庫)

「敗者」の精神史〈上〉 (岩波現代文庫)

を、明治勉強の一環だから、と。それと、これまた前から買おうかどうしようか、今じゃなくてもいいか、と本屋で見かけるたびに悩んでいた
文人の素顔―緑風閣の一日

文人の素顔―緑風閣の一日

も。目次を改めて見ていたら、花柳章太郎に1章が割かれていたもので・・・。
で、11時まで開いているリブロに、これまたあまり期待しないまま、行ってみることに。なんか、ここの岩波文庫の棚は、ますます狭くなっている気がするぞ・・・。
で、やっぱり復刊モノはなくて、ランダムウォークにはなかった
榎本版 志ん朝落語

榎本版 志ん朝落語

を。榎本先生が亡くなられてから、もうすぐ3年になるのだなぁ。
そして、これまた、ずーっと買おうかどうしようか悩んでいるうちに、だんだん本屋の店頭で見かけなくなった
通崎好み

通崎好み

を。ほかに、「いろは」の創刊号と2号も。これ、絶対持ってるはずなんだけどなぁ・・・。とりあえず、買っとかないと後で探すのは大変だから、と。ああ、わたしもだんだん古本病患者の行動が、顕著になってきたなぁ。しかも、それを新刊本でやってるんだから、マズいぞ。

『関西赤貧古本道』

今日からのお供は、山本善行さんの『関西赤貧古本道 (新潮新書)』に。明治勉強は、自宅本の『明治時代は謎だらけ』がまだちょっと残っているので、そちらで引き続き。その後は、何を読もうかなぁ・・・。課題図書がありすぎて、迷う(笑)。
山本さんの『関西赤貧古本道』は、やっぱり面白い! もっと早く読むべきであった・・・。ちなみに、『古本泣き笑い日記』は、出てすぐに買って、速攻で読んだのになぁ。岡崎師匠の本もそうだけれど、読んでいると、古本屋さんや「ブ」に行きたくなるので、困ったことでもあるのだけれど(汗)。
Webの「SUMUS」に時折UPされる、山本さんの日記も、ボチボチ新しいのが読みたいなぁとおもうのだが・・・。

はてなリングに参加して、テーマを変えてみた

出張所の方で使っているテーマがなかなかよいので、本家も統一してみた。それから、はてなリング「ノンジャンル読書者のウェブリング」に参加してみた。へたれな読者なので、恥ずかしいと思いつつ・・・。

そういえば・・・

昨日は、一葉さんの命日だったのではないだろうか? 命日をきっかけに、なにか小説でも読もうと思っていたのだが、ボーっと一日過ごすうちに、忘れてしまった。やっぱりへたれだ(汗)。