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2014-08-27

全国権利擁護支援ネットワーク 実践交流会

2014年8月23日、於千葉県弁護士会館)

■基調講演

「権利擁護における意思決定支援とは」 佐藤彰一

■分科会

(1)「成年後見意思決定支援」

(2)「社会福祉協議会の権利擁護支援」

(3)「成年後見以外の権利擁護 」

概要補足→http://on.fb.me/1q90OiJ

他の参加者からの記事→http://goo.gl/Qim0iC

---

以下感想。

今年度の実践交流会のメインテーマは意思決定支援だったと思うが、そのうち私が参加した第1分科会「成年後見意思決定支援」は、事例を通じて意思決定支援のあり方を考えるものだった。7〜8名のグループで、司会進行役にしたがってメンバーが思うところを話す。事例は、認知症高齢者(女性)が入退院を繰り返す中、自宅でこのまま暮らすのが良いか、それともGHや施設へ入所するかが焦点となったが、後見人を含む関係者の調整によって自宅で死を迎えたというものだった。早期にご本人が愛猫との暮らしを望み気にしていたこと、また近隣の友人の意見などが要因となり、さらに対立要素も特に見受けられなかったため、比較的穏当に自宅生活の継続が進められたようだ(という各位の評価)。これ自体は悪くない。情報は少なかったがおそらくご本人の意思表出は十分ではなく、だから論点として本人の健康状態、経済状態ならびに重要な関連情報の整理と検討が行われた結果、上記のような支援となった。良い支援を行えたのだろうと思われる。

ただ私が気にしたのは、この分科会が意思決定支援をテーマにしていたにもかかわらず、取り沙汰されていたのが代行決定のあり方のみである点だった。事例自体は悪くない。代行決定のための最善の利益検討を論じ合った帰結は反対しない。しかし参加者はみな、これを「よい“意思決定支援”の話し合いができた」と思って帰るのだろうかと懸念した。

基調講演でも「supported vs substitute」が説明されていた。講演中でも、日本ではまだ代行決定プロセスまでを含めて狭義の意思決定支援と混同しているのではないか、のような指摘もあった(私もその点は同意する。かつて京都の研究会で報告書に書いている)。ならば分科会においても、「supported desision-makingの可能性を検討したのちに、初めてsubstitute desision-makingに移行する」手続きを意識化させることによって、両者が異なる(それぞれにある)ことを理解してもらう構成を準備すべきではなかったかと思うのだ(そして、できればその検討をしやすい事例の準備...最初は比較的軽度の方がわかりやすいかもしれない)。自分の発言の順番で、私はその点を問題とし、本人の意思をどのように収集すればよいか、本人の意見がいつ確認されたデータなのか、今もそうなのか、聞き取れるのか聞き取れないのか、聞き取れると仮定した場合はどのような環境を工夫すればよいか、などを含む、本人の意思に関するデータが不足しているのではないかと発言した。そして、なぜMCAで第一原則以下を置くのか、考えてみて欲しい、と話した。しかし(理解した人もいたかもしれないが)、「それはわかるが、今回の事例では重度の認知症で意思表出が望めず、友人の発言などに基づいて検討することが妥当だった」「MCA原則というが、実際の現場では難しいのではないか」などの意見をやんわりともらう(この辺は記録していないので私の意図的な誇張を否定しない。架空の演出と思ってくれてよい)。繰り返すが、この事例の結論に反対しているのではない。ただ、研修の場で、これを意思決定支援の妥当例として理解されるのは、少なくとも重要なポイントを学び損ねている(あるいは誤解する)のではないかと気になったのだ。日本での意思決定支援はこんな感じが妥当だ、とするのならば別なのだが、しかし私個人はそれはまずいと思う。

今まで私は他の研究会(「現場の意思決定支援研究会」ほか)や事例検討会の中で具体事例を話し合った末にひとつ感じることがあった。どうやら私たちは、supported desision-makingの段階で行うべき試み、すなわち、本人意思の確認をどのように行うか、そのための様々な手段、努力、そして具体的な達成イメージを持ち合わせていないようなのだ。Code of Practiceには、「本人の意思を受け取るためのあらゆる努力」として、時間や場所を変えてみること、聞く人を変えてみること、デバイスを工夫すること、などなどが紹介されている。事例検討に際して、本人にそのような可能性はなかったのか質問すると、そういえばやっていないとの返答を得る。思うに私たちは、代行決定に移る前にすべき手続きについて具体的な方法を知らない、あるいは丁寧に検討したことがないという、経験不足の状況にあるように思われる。話し合っていくと、その検討が欠けていたと気づかれる。いつもチェックを行うかは別としても、少なくとも何回かは検討して、自分の意思決定支援の流れの中で「本人の意思能力存在仮説が棄却されたため代行決定に移っているのだ」との気づき(認識)を持つことができるようになったほうがよい。

MCAならびにCode of Practiceを勉強し始めたころから(最近まで)、私はMCAの手順が常識的というか大まかで、あまり実用的ではないような感覚をどこかで持っていた。なんだかぼやーっとした話だなあと思っていた。しかし実際の事例について意見交換してみると、その常識的な手順すら確認できずに代行決定を意思決定支援として進めていこうとするのを目の当たりにすると、この手順をどのように順守するかが今の私たちにはむしろ重要なのかもしれないと考えるに至る。

関連して、私はいわゆる「意思実現支援」を意思決定支援プロセスといったん切り離して考えるほうが良いと主張している。しかしこの主張の言わんとするところをなんとなく理解するとしても、受け入れてもらえる(賛同される)ことは多くない。そのことと、「実は意思決定支援って私たちのソーシャルワークの中ですでに行っていることなんですね。」との発言は近いところにあるように思う(そういう場合もあるとは思うが)。現状ではまだ慣れないsupported desision-makingについて、今はまだ意図的に明確化するほうがよいのではないか。supported desision-maikingはその過程あるいは結果として、相手を突き放すことを含む。良く言えば、適切な距離を持つ、あるいは自己と異なる他者として尊重する。それは一定の難しさや不安(リスクとまでは言わなくてよい)についても、相手にゆだねることを意味する。しかし「実現支援」もコミにすると、どうしても相手の思いとの同一化が早々に図られてしまうように思う。“実現の是非はともかくも、あんたの考えはどうなんだ”と考え求めることが、先ずは必要なのなのだが。

保護的支援の傾向が強いアジア圏域で(これ自体は良い悪いではない)、supported desision-makingのような関わりが受け入れられ、実践されるかはわからない。日本での実践においてもひとつの壁となるのかもしれない。

追記

事例検討する場合、最初は軽度の方がわかりやすいのでは、という点を補足(8.27)。

2014-08-23

障害学生のインターンシップ

ここ何年か、若干名が企業のインターンシップに参加するようになってきていましたが、今年は少し事情もあって7名のインターンシップ参加者がいます。私が把握しているだけなので、他にもいるのかもしれません。

障害学生の求人については、ここ何年か活発になっているように思われます。もちろんハロワ六本木、あるいは各種人材会社(といえば良いのか)のイベント等は行われてきましたが、大学の障害学生とチャネルが合ってきたのは、近年のような感じがします。実際、企業の本学訪問(障害学生の求人を目的とした)も3年ほど前から増えてきています。この点については、さらにその前から始まった、障害学生の大学入学者数増加と連動している点だけでなく、企業側での変化もあると思われます。

それに加えて、いわゆる就活の後ろ倒しがインターンシップを刺激しており、その波及として障害学生も参加が多くなってきたのかもしれません。これらはおそらく複数要因の複合なのでしょう。

昨日は、2名がお世話になっている、某携帯会社の担当者がお見えになり、挨拶させていただきました。

9月になると、別のPC関連会社でのインターンシップが始まります。その方々とは、今後のインターンシップの持ち方について話し合いをする予定です。

インターンシップは見学のような短期から長期に渡るものまであります。また中身も擬似的な体験から、新入社員のように業務分担して成果を求める対応までプログラムもいろいろです。今回のインターンシップは、いずれも2〜4週間の、しかも有償を基本とする、比較的じっくり取り組むプログラムのようです。すでに始まった学生の話を少し聞いたところ、聴覚障害者には慣れている会社であったことも幸いしてか、「すっごく楽しい」勤務をしているようです。これから他の学生からも話を聞くのが楽しみです。

昨日担当者から聞いたところでは、遠く熊本からインターンシップに来ている学生もいるとのこと。その方の場合は、あまりわからないままに単身乗り込んでいくような心細さもあったのかもしれません。その点は本学学生のほうが若干良い環境になったかもしれませんが、しかし思い切って新しい世界に入っていくところは同じ。良い経験となりますように。

もちろん倫理憲章のとおり、内定直結であると謳われているものではありませんが、就職と自分のイメージ形成や通勤の経験などは、自分のキャリア形成を具体化させる契機のひとつにはなるでしょう。そして企業側からすれば、障害のある社員を自分の部局に迎えるための方法を考える場となるようです。

ここまで書いたのは良い話。今後このような機会が増えていくと、難しいことも困った話も出てくるのでしょうが、まずは現状の課題のひとつである、大学の次の自分をイメージするための試行錯誤が積み重なれば良いと思います。私ももう少し取り組みを深めることになりそうです。

2011-10-16

平成23年度障害学生対象就職支援講座「障害学生のインターンシップ」

今年の就職支援講座は、テーマをインターンシップに絞ってやります。

学外参加OK・歓迎です。


日時:12月5日(月)15:30〜

場所:筑波大学第二エリア2C棟401(大会議室)

講師:宇津徹也氏((株)ジェイブロード クローバー事業部)

   小関雄太氏(筑波大学数理物質科学研究科化学専攻2年)

   北橋主税氏(筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻1年)

1.「インターンシップを活用しよう」(宇津徹也氏)

2.「インターンシップを体験して」(小関雄太氏・北橋主税氏)

3.「筑波大学におけるインターンシップ支援について」(学生部就職課)

4.質疑応答・意見交換

大学(障害学生支援室)の公式案内はこちらをご覧ください。

JASSOのページにも、追って掲載されると思います。

http://goo.gl/KrMPP


アクセスについても大学mapのリンクを入れてもらいました。しかしそれでも学外からいらっしゃる場合はわかりにくいと思います。その場合は、障害学生支援室までお問い合わせください。

他大学の学生からも問い合わせ受ける話題なので、できれば他大学の人にも来て欲しいのだけど、しかし肝心の学生に情報がなかなか辿り着かない。各大学が、この情報を必要としている学生につながっていないことがある。だからお手数ですが、関心のありそうな学生さんに、どうぞご案内お願いします。


障害学生のインターンシップは、まだこれからだと思います。障害学生の就職支援機関でも、これに関する情報を整理できていない段階です。しかし一般にもインターンシップは学生のキャリアを考えるために広く活用される機会であり、その意味ではまさに障害のある学生にとっても有用です。

で、今回の企画は、現時点では、このテーマについてかなりまとまった話を聞ける希有な機会だということになります。

今回おいでいただいた企業は、下記ページのように、障害学生のインターンシップについて紹介を掲載している、意欲的なところです。今はシーズンではないので表には出ていませんが、こんなページもあります。シーズンには、どの企業がインターンシップを受け入れているのかについても紹介されていました。

http://bit.ly/oURaay

今回は、そのようなノウハウを持っているところから来ていただき、インターンシップの活用についてお話をしてもらいます。

またインターンシップを体験した学生さんからも具体的な話を聞きます。


現在、明確に「障害学生もインターンシップ受け入れます」と言っている企業はあまり多くありません。しかしだからといって必ずしも閉ざしているわけでもありません。障害学生の雇用にも熱心な企業の人事担当者と話をすると、だいたいは「そうですね、枠を作っているわけじゃないので、申込み有れば他と同じように取り扱いますよ」と言うこともあるので、先ずは問い合わせすることが大事です。

講師にお願いした学生の1人は、そのようにしてインターンシップを体験してきました。そのあたりのチャレンジについても話をしてもらえると思います。


ただ受け入れてくれたからといって、それらの企業がすべて障害がある人の労働についてノウハウを積み重ねているわけではないでしょう。だから、どのような事に気を付けながらやっていくべきかも、今回の機会に聞ければと思っています。

2011-09-09

障害学生の就職活動(支援)もそういう季節

以下、大学生の話です。

 

昨日は午前に障害者求人で企業の人事担当者と話をする。誰かいないかということではなく、今後どうしていったらよいかなど。また別会社からもアクセスがあった。やはりそういう時期なのだ。

午後はキャリア支援室や就職課の方々と、障害学生の就職支援について協働戦線を促進するためのWG。そこで、京都って一定区画内にいろんな大学があって連携とれていいよね、しかも京都市がコンソーシアムとか積極的にやるし、などと脱線(特に私立はという話だったが)。合同企画をやるにはやはり一定数の求職者と求人者があった方が良く、そのためには近隣と連携できた方がよい場合もあるので。

 

閑話休題(それはそれとして)、学内の就職支援企画について障害学生参加がしやすくなるようプログラムが組み直せそうで、それはうれしい話だった。WG参加者がみんなおもしろそうだなと感じているのが伝わってきたのもうれしい。

昨日午前も午後も共通話題として指摘されたこと。

大学等への入学とその支援についてはこのところブームのように盛り上がった。これからはよりいっそう出口のケアに向かう。ただし企業は、障害者枠だからどうという姿勢にはなくなってきている。学生個人の適性と能力と相性を見る。それに障害がくっついているなら、それはそれで受け入れますとの姿勢。もちろんこれはある程度経験豊富な企業について言いやすい話で、未だに障害者枠できゅうきゅうとする企業もあるだろうけど、上述の傾向はますます強くなってくると思われる。


これに対する本校の戦略は、一般学生の支援とあまり変わらない。キャリアガイダンスとしての自己認識の向上。表層的ではなく対社会的な見識を深める。そして企業側からは、有能な人材としての本学学生のことをもっとよく見てもらえるようにする。どの大学等も同じと思うが、まだ学内の障害学生について、求人側からは見えにくいのが現状。


といいつつ、この後者が難しいのだが。

2011-08-17

「ミツバチの羽音と地球の回転」柏市上映会と監督トークショー(8/14)

書き尽くそうと思うと切りがないので、あっさりと書く。


鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」を親子で見に行った。柏に映画と監督を連れてきたグループがあり、映画の後で監督のトークも聞けたものだ。概要は公式サイトほかを見て欲しい(実際はこのサイトだけでは不十分と思うが)。祝島原発反対運動と、問題へのひとつの回答としてスウェーデン自然エネルギー利用とそれを可能にするエネルギー政策・流通システムの転換を提示している。私たちは2回目に行ったが、3回目も満員のようだ。

http://888earth.net/


2時間15分は長いと思う。しかし生活の時空間をじっくりと描くとこうなるのだろう。

面白いのは、笑わせる映画ではないにもかかわらず、何回もアハハと声が上がることだ。苦笑だったり、登場する子どもや豚の愛らしさだったり、政策の滑稽さ、あるいは強行に祝島を埋め立てようとする電力会社が拡声器で主張する言葉の哀しさへの笑いだったように思う。「みなさんが心配しているような、海が壊れるようなことは絶対ありません。絶対と言っていいほど壊れません。」「このまま、本当に農業とか、第一次産業だけでこの島が良くなると本当にお考えですか」笑いながらも笑えない。

警官ともめるおばちゃんが「放しませ、おしりを触りよる、警察が」と叫んだのはさすがに可笑しかったが。


この映画の作成は昨年だった。そしてあの地震が起きる。祝島では地震直後も「もっと安全な原発を作るんです」と工事が進められていたが、現在は周辺市町村議会県議会での決議を受けて一時凍結になっているそうだ。

27年以上反対運動を続けていた住民のリーダー「これ、前からはっきり言うとんやけど、島の人たちだけで原発計画つぶすってことは絶対できひんって。だけど、引き延ばすことはできるぞって。こちらができるだけ引き延ばしている間に、社会情勢がどんどん変わってきて、原発がもう必要ないような世界になってくれればいいし、もう原発はだめだというふうな世論形成ができてくればいいんだけど、(後略)」

ビワの大切な収穫の時期と重なってしまっても、反対するときには行かなければならなかったのだと(映画後のトークで)監督は話していた。

それであの地震が起き、確かに社会情勢と世論が変わりつつあるのだが、これをいったいどう考えれば良いのだろうか。もちろんだから良かったなどという話をしたいのではなく、地震原発事故が起きる前から彼らがこの言葉を言い続けていることについて、その覚悟と明確さに驚く。そしてその間、私は何も荷担も寄与もしていない。


エネルギー政策を変えることができるし、すべきとの感覚はあった。しかし原子力がなければ今の生活を維持できない、じゃあオマエは今の生活と引き替えにエネルギーのあり方を変えるつもりがあるのかと、言われ続けてきた。現在は政治家レベルでもエネルギー転換や電力供給システムの変換を主張する人も出てきたが、まだそう簡単ではない。某政治家のブログによると、例えば再生可能エネルギーの買取法案が三党で合意され、可決の見通しとなったけれど、しかし実はこれからがたいへんなのだと書いてあった。私たちレベルでこれらに関わるためには、市町村議員レベルからでも良いから、あんたには一票くれてやったけど、エネルギーについてはどんなふうに考えているんだいと問うことからだとのことらしい。


監督によれば、技術的に日本は自然エネルギーに関する特許・アイディアの2/3を持っているにもかかわらず、それを活かしているのは海外ばかりなのだそうだ。

(住民等のセリフは、パンフレットのシナリオより引用)

2011-08-16

梨木香歩「ピスタチオ」

ピスタチオ

ピスタチオ

他に紹介文などはこちら

http://bit.ly/oxmGC5

http://bit.ly/qepZp2



梨木さんは「沼地のある森を抜けて」前後で(雰囲気が?)変わった、との印象が個人的にはある。その前だと「からくりからくさ」が凄くて、あの世界に彼女のエッセンスの集約を感じた(好きなのは第1エッセイ集なんだけど)。それで私はひとしきり、その世界を手がかりにして彼女の本を読み返すことがあった。


「沼地のある森を抜けて」の後、彼女は少し対象を突き放してクールに見つめている気がする。クールだから冷たく冷ややかなのではなく、距離のある落ち着きとでも言うのか。それにしても植物など人間以外の生物、とりわけ静かな生物に対する愛着と生命への尊重(すごく語弊がある言葉だ、でも他に見つからないので仮置きする)をベースに人間の生を描くスタイルはつながっているように思える。ただ、以前は人間社会に居ながら書いていたのが、今では半身を草木に移して(それでも主人公は人間なのだけど)人間を見ているのではとも思える。


彼女の纏うファンタジックな世界は、そう、植物系の妖(あやかし)とともに世界を描き上げているようなところがある。そういうと狐狸妖怪の類が出没する鬼太郎のイメージになってしまうかもしれないが、物語にそういうのはあまり出ない。あまりそっちばかり強くなっては楽しくない。そうではなく、どちらかというと、湿度が極めて高い森林の一角で蛍か苔かあるいは霧のような存在(生きている存在)が濃密に居る中で自分も半透明になっているというか。(ここで漫画の「蟲師」を引き合いに出すとまたミスリード誘っちゃうかなー)

いや実際の彼女は、自分の庭や畑でごそごそと土をいじっているおばさん、もとい、おねえさんなんだろうけど。

実は「家守奇譚」「村田エフェンディ滞土録」などは茶目っ気や明るいトーンがあるため、別の作品ラインとして整理しようと考えていたのだが、しかし書き始めてみると案外分け難いなとも思え、戸惑っている。


ピスタチオ」は同じく彼女が纏っているものを、日本からアフリカへ繋いで書き綴ったものと言えば良いか。「すべては、繋がり、死に、生まれ、また流れてゆく。」と書いてあるオビは、本書への良いガイドだと思う。ライターである主人公は、表面的には出版社からの仕事の依頼により、観光記事取材としてアフリカに来たのだが、しかし実はこの仕事のクライアントは別にあるのではとの思いを途中で抱くほどに、幾つかの偶然に導かれながら旅をする。その導かれ方を読者は主人公とともに感じ入りつつ、物語に乗っていけば良い。

アフリカには一般に乾いているイメージがあるかどうかよくわからないが、そして確かにそのようなどころも移動するが、しかしこの物語には、だいたいやはり湿気がある。


読み終えると、人の命が自分の身体内だけではなく存在しているように感じられるかもしれない。そういうことを書いた物語なのかもしれない。

筋立てとしては奇遇により多少は引っ張られていくのだけれど、感動のエンディングになったりはしない。でも「西の魔女が死んだ」で "I know"というフレーズが読後に印象深く残ってしまうように、主人公たちの感情を共有したい気持ちにはなる。


梨木さんはもしかすると、好き嫌いの分かれる作家さんになってしまったのかもしれない。本書もそうだ。しかし梨木さんの世界に慣れている人なれば、アフリカを舞台にしながらも、ああ、また彼女の世界で遊べるのだなと思えるのではないか。


そう本書を見当違い的に弁護しつつ、しかしいっぽうでは「からくりからくさ」や「西の魔女が死んだ」「春になったら苺を摘みに」のような、登場人物が手仕事を丁寧に積み上げる時空間を中心に人々の関わり合いに浸れる、以前のような話も読んでみたくなる気分もある。読者というのは作家の自然な歩みを理解せず過去を懐かしんで困らせるような、そういう我が儘なところがあるのだ。

2011-03-22

避難所のお子さん関係の救援物資に関して(御礼)

郡山の遠藤正一さんより、3月19日付の依頼に対して100個以上のご協力があったとのことです。その結果、保管管理の許容範囲を超えるため、依頼をいったん止めさせていただきたいとの連絡がありました。以下のようにお願い致します。

たいへんありがとうございました。恐れ入りますが、他の方々にもお伝えくださいませ。


避難所のお子さん関係の救援物資に関して」


みなさまの迅速なご対応に本当に感謝申し上げます。

おかげさまで、ここ数日間で、相当数(数百個以上)の荷物が集まりました。

お気持ちと行動、大変ありがたいのですが、管場所及び仕分け作業の許容範囲を越えてきました。


お荷物の発送は、今、ご準備をされている分までとさせて下さい。

呼びかけ等も、一度ストップして下さい。


また、ご協力していただきたいことがあればご連絡いたします。

本当にありがとうございました。

感謝合掌


ご用聞喜屋 「ハイッ!喜んで」

〒963-8041

郡山市富田町字下双又14-112

TEL:024-953-6481 FAX :024-953-6482

携帯:090-2028-7163

PCアドレス:saeche@nifty.com

携帯アドレス:saeche@ezweb.ne.jp

代表 遠藤 正一

2011-03-19

【震災】郡山から物資の提供依頼(←終了御礼3/22)

★★この依頼については3/22に終了しました。ご協力たいへん有り難うございました★★(遠藤さんからの状況報告と御礼はこちらをクリック)


-------------------

前の書き込みで紹介した、郡山市の介護・保育系の福祉の狭間ニーズに対応している遠藤正一さんから、特定物資について依頼がありました。各自ご参照のうえご協力ください。供給ルートが実際どのように稼働したかなどは、追って伺っておきます。


なお、文中下部にありますFAX依頼のメッセージについては、以下の場所に置きました。クリックしてご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/mnagawa/misc/20110319teigen-endou.doc


≪物資の提供≫

私は福島県郡山市介護・保育系の「何でも屋」をしています。

現在、郡山にも原発地区からかなりの避難者がいて、かなり困っているとの情報が入ってきました。

シングルマザーで、着の身着のままで逃げて来られた方、出稼ぎに来ていた外国人とそのお子さん・・・など。

とりいそぎ、みなさんの力をお借りしたくて投稿します。ヤマト便は目途が立たないようですが、佐川急便が営業を開始した(県内の営業所止め)との情報です。

佐川急便でお送りいただければ助かります。


【不足しているもの】

・乳児・幼児用肌着と洋服(目に余る古着は困ります)

粉ミルク

・ベビーフード(保存がきくもの)

・紙オムツ(いろいろなサイズ)

・おもちゃ

・絵本


【送り先】

〒963-8025

福島県郡山市桑野1-2-3

ニコニコ子供館内

ファミリーサポートセンター

ご担当 鈴木様

TEL:024-924-1904

※ご用聞喜屋 「ハイッ!喜んで」の遠藤 正一から紹介があったと一言、メモ書きをお願いします。


営業所止めだった場合、私が責任を持って、情報を集約しているニコニコ子供館内「ファミリーサポートセンター」(行政機関)にお届けします。

みなさんの気持ちをお待ちしています。


≪伝えたいこと≫

郡山市の遠藤 正一です。

もう、いてもたってもいられない気持ちです。

何かできる一つの方法を考えました。

何とか、動かすことができる人につなげたいと添付資料(政府関係者への提言)をFAXする行動をしています。

ご賛同いただける方は、何らかのご協力をお願いします。


ご用聞喜屋 「ハイッ!喜んで」

〒963-8041

 郡山市富田町字下双又14-112

 TEL:024-953-6481 FAX :024-953-6482

 携帯:090-2028-7163

  PCアドレス:saeche@nifty.com

 携帯アドレス:saeche@ezweb.ne.jp

  代表 遠藤 正一

2011-03-16

私にできること、それは情報発信


今回の地震に伴い、知人より以下のようなメールをいただきましたので、掲載します。(掲載許可済み)

文中に、辻本清美議員に連絡取れる人いないか?との言葉があります。もしご存じの方がいれば、お伝えください。私からは彼女のwebにメール送付しておきました。


ご無沙汰をしております。(以前、サポートセンターにっこりハウス、生活支援センターガッテン須賀川をやっていた福島県郡山市の遠藤正一です)


今、私にできること、それは情報発信のみです。動ける、動かせる人に伝わればと思い、伝えています。


特に、困っている人(障がいのある人とその家族、高齢者の方等)から連絡が入りますが、ガソリンが手に入らず、動きたくても動けません。

現在、私は、制度のすき間を埋めるサポートの専門会社をはじめました。(昔から、思いは変わっていなくて、どうしてもこれがやりたくてはじめました)

障がいのある人、高齢者問わず、制度外で困っていることに何でも対応するサービスです。

障がい分野は、今、専門ではありませんが、今まで利用者さんのご家族から連絡が入っています。

海の方(浜通り)は壊滅的被害プラス原発でとんでもない状況です。


以下、今回の地震の報告です。

私の場合、とにかく困っているのは水とガソリンです。


まず、しばらく電話も、インターネットも不通でした。

我が家の場合、インターネットは有線のものはダメで、パソコンに直接取り付け(モバイル?)ものでようやくつながりました。

携帯(au)も、メールのやりとりはできますが通話はダメです。


地震当日】(2011.3.11)

地震の数分前に、たまたま自宅に忘れ物を取り戻っていて、自宅で強い揺れを体験しました。(震度6強)

30年前の宮城県沖地震阪神淡路大震災滋賀県で)を体験しましたが、比べものにならない揺れでした。

自宅はマンション5階建の1階で、潰れるかもしれないという恐怖に襲われました。

その日は、中学校の卒業式で、中学1年の息子は早く帰っていました。

地震が終わって、息子から「お父さんが帰ってきてくれて本当によかった」「一人だったら・・・」と泣き顔で話ししていたことが、地震の凄さを物語っています。

自宅のマンションは比較的新しく、避難指示はでませんでしたが、隣りのマンションは土台がダメで避難指示が出ています。

電気は大丈夫ですが、水がダメで、生活に不自由しています。

余震が5〜10分置きぐらいにあって、その都度不安を感じています。

数百メートルのところにあるビルは完全に倒壊しています。

室内はぐちゃぐちゃです。


【2日目】(2011.3.12)

お客様である一人暮らしのお年寄りのお宅を訪問

片づけを手伝ったり、水汲みをしたりの1日でした。(回れたのは郡山市内の5人のみ)

ガソリンが手に入らず(1人5リットル〜10リットル:スタンドによって違う)、車で移動したくても困っています。

水も困っています。トレイは外でと思い、コンビニ行ったら、すべて使えない状況。


【全体として】(2011.3.12)

海の方は壊滅的状況です。知り合いに連絡を入れていますが、未だに連絡が取れません。

現地の実感としては、今、発表されているのは1/10、いや1/100ぐらいの数字かも知れません。

町がまるごとなくなっていて、現地の役場の建物も、人も一緒に被災されているので、把握できないので数字に上がっていないだけです。


【何よりも原発が怖い】(2011.3.12)

原子力安全・・・の人の発表と振り回されている住民の方との間にあまりにも温度差があって、いてもたってもいられない気持ちです。

(現地に来て発表しろ、直接作業に携われ!と叫びたくなります)

福島県民性(人がよく、まじめ実直)もあるのかもしれませんが、行政の方(地元では”おかみ”という言い方があり)から、何かを言われたり、指示があると、自分の気持ちはさておき、まずは実直に従うのです。(原発地域の方々の避難所がすぐ近くにあり、先ほど、顔を出してきました)いろいろと言いたいこと、やって欲しいことがあるだろうに、じーっと黙って、寒い夜を迎えようとしていました。

今回の避難と被爆の関係は、もっと早めにちゃんと伝わっていれば、被爆された方はもっと少なかったと思います。

現場はもう手がつけられない状態だと思います。東京レスキュー隊も退散しました。

1号機、3号機の大爆発よりも2号機の方が危機的状況という情報が流れています。

メルトダウンが現実なものになると思います。一般市民の被爆も進んでいます。

私のところは50キロ離れていますが、我が家の子供たちのことを考えれば、一刻でも早く遠くに離れて行きたい気持ちです。


【2回目の報告】(2011.3.16)

原発が深刻です。

今となっては、逃げたくてもガソリンがなくどうしようもありません。

チェーンメールとかの情報じゃなくても、これは、素人が見ても、”ただごと”ではありません。

何で、それを早い段階から伝えられなかったのでしょうか?

報道で伝えられているかと思いますが、原発地域の方々の1回目の避難場所として川内村(10キロ以上20キロ以内)に約5000人が移動しました。

元々、人口が少なく、お店もない、何もない村に5000人。それが、2回目、3回目のときは20キロ以上へ避難。ところが、受け入れ場所が見つからず、そのままです。そうしている内に被爆の可能性があります。(見捨てられた感じです)

(今、行われているスクーリングは一見、本人さんのために被爆量を計っていますが、ある量を超えた人は受け入れない行政の基準でもあります。)被爆をしてしまった人は、行く所がない。道路は寸断されていて救援物資が届かない。連絡も取れない。村民が自分のところの米と野菜を持ち込み、みなさんでしのいでいるそうです。昔の”兵糧攻め”が現実なものになっています。

どなたか辻本議員に連絡を取れる方はいらっしゃいませんか?

ボランティア何とか大臣になったと聞きましたが、早い段階で、対策本部を立ち上げ、被災地に人とものを送る仕組みが必要です。(福島の場合、原発のこともあ って、ボランテァが動けないとう悲惨な状 況です)

私も神戸のとき、いろいろと関わらせていただき、そのノウハウを経験しました。そんな人がたくさんいるはずです。

ただ、動くに動けません。(ボランテァの緊急扱いを取り決め、ガソリンを供給してもらい、対策本部に集合させ、みんなの力を結集させる。・・・・等の方法は いくらでも考えられると思います。⇒緊急扱いだとガソリンはOK) この手の話は止まらなくなるので、この辺で。

一つ、動画を送ります。(これは、チェーンで回ってきたと言えば、そうですが、心動かされたので、みなさんにもお届けします)

これを見て、なぜか涙が出てきました。ダメなところだけを見ているよりは、捉え方を変えれば、不思議と勇気と元気が湧いてきます。

http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc&sns=em


以上、よろしくお願いします。

遠藤 正一


ご用聞喜屋 「ハイッ!喜んで」

〒963-8041

郡山市富田町字下双又14-112

TEL:024-953-6481 FAX :024-953-6482

携帯:090-2028-7163

PCアドレス:saeche@nifty.com

携帯アドレス:saeche@ezweb.ne.jp

代表 遠藤 正一

2011-01-12

平成22年度 障害学生対象就職支援講座の開催について

ツイッターでは予告していましたが、今年も障害学生対象の就職支援講座を開催します。

案内は、今なら筑波大学のトップページ「イベント情報」に出ています。また障害学生支援室の「NEWS」からも入手できます。pdfファイルです。

日本学生支援機構(JASSO)のページにも掲載されています。


なお、昨年度の同企画に関するブログはこちら。


上記で紹介したpdfファイルと同じものを、以下に掲載します。対象制限していませんので、どなたでもおいでください。

平成22年度 障害学生対象就職支援講座の開催について


このたび筑波大学障害学生支援室では、同キャリア支援室とともに、障害学生の就職支援をいっそう展開するため、昨年度に引き続き、下記のような支援講座を行います。

現場に就業する先輩の事例を紹介するとともに、どのように就職活動を進めればよいかについて支援経験の豊富な企業の担当者にお話をいただき、そのうえで就職活動支援について参加者とともに考え、今後の支援事業につなげます。

障害学生に限らず、障害学生支援・就職に関心のある方は是非ご参加ください。



日時:平成23年1月31日(月)15時30分〜

場所:筑波大学 筑波キャンパス 中地区人間系学系A棟101

対象:障害のある学生(学群・大学院、学年を問わない)、

    障害学生支援・就職に関心のある人。

    本学外からの参加も可能です。

  (アクセスは本学HPキャンパスマップをご参照ください。)


目的:昨年度の同企画にて要望のあった、本学卒業・修了生や企業からの講話を設けることにより、就労の具体的イメージを提供する。また就職活動への道筋や態度をお話しいただき、就職への動機付けを高めるとともに、進路に関する自己理解を深める契機とする。


内容:

 1.本学卒業生による講話「企業で働くということ」

     藤田晃子氏インテル株式会社平成11年度人文学類卒業、平成13年度教育研究科修了)

     松井亜紗子氏((株)ハウスメイトショップ、平19教育研究科修了)

 2.民間企業人事担当者による講話「障害がある人の雇用と就業について」

     亀田耕司氏大成建設株式会社人事部いきいき活躍推進室)

 3.就職課から

 4.質疑応答・意見交換



(連絡・問合せ)

  学外から参加を希望される方は、事前に下記までお申込みください。

また、当日の情報支援、会場までの案内等を希望される方も、事前に下記までお問い合わ

せください。


障害学生支援室連絡先

e-mail : shougai-shien#@#un.tsukuba.ac.jp

※「#@#」を「@」に置き換えてください。

tel/fax :0298−53−4584

2011-01-03

第2回 電車大好き障がい者の鉄道自慢展(2011.3.8〜3.13)

昨年こちらで紹介した「電車大好き障がい者鉄道自慢展」は多くの方の関心を呼び、遠いところからの出品者も出て、たいへんよい企画となりました。→(第1回)電車大好き障がい者の鉄道自慢展

もともとこの企画者が鉄道好きで、障がいのある人と一緒に旅に出かけてはいろんな鉄道を踏破している人だから、鉄道好きの心情がよくわかるのでしょう。私もときどき旅先から写メをもっらたりします。

電車に乗ることそのものがひたすら好きでずーっと乗っていて楽しい人、旅先で楽しみを見つける人、いろいろな楽しみ方があるのでしょうね。

そのような鉄道好きの人たちの自慢展が再び開催されます。前回には間に合わなかった方、今回はどうぞ応募してください。


以下に案内を掲載します。

ファイル(Word形式)の案内をこちらに用意しました。以下の場所をクリックしてダウンロードしてください。

「第2回鉄道自慢展」案内(Word形式)



世界自閉症啓発デー(4月2日) 協賛企画


電車大好き 障がいのある方もない方も

第2回 鉄道自慢展

開催日時 平成23年3月8日(火)〜3月13日(日)

開催場所 けやきプラザ第2ギャラリー(けやきプラザ2階) JR我孫子駅南口すぐ


【応募規定】

  ・写真の部     

      サイズ自由、おひとり様 3点以内

      組み写真は3組まで

      鉄道関連ならなんでも可 児童大歓迎

  絵画・イラストの部

      鉄道関連の絵画・イラスト

      サイズ自由、おひとり様3点以内

  ・その他の部

      鉄道関連グッズ 鉄道紀行分 鉄道に関連したものならなんでもOK


【賞】

      自慢大賞1点

      各部門賞1点

      特別賞数点

      自慢賞(全員)    

       各賞賞品があります。        


【応募条件】   

   障がい児・者(手帳の有無、年齢は問いません 児童歓迎)

   一般の鉄道ファン


【応募しめきり】 平成23年2月28日 

主催

  沼南育成園サポートセンター

  千葉県発達障害者支援センター(CAS)


協力

  JR我孫子駅

  JR東労組東京地方本部

  鉄道友の会東京支部千葉サークル 

  (有)ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ

  KOYOクラブ鉄道サークル(流山高等学園OB会)

  WILLクラブ(千葉県自閉症協会高機能事業部)

  東京観光専門学校

  地域の鉄道ファンのみなさま 


問い合わせ

千葉県柏市大津ヶ丘2−19−5

沼南育成園サポートセンター

  090−3134−4936

  ichitake@nifty.com   市岡 武


応募用紙

・写真の部

絵画・イラストの部

・その他の部


応募作品の内容 (サイズ、点数等)



住所                             

名前             


年齢   歳



電話番号、携帯番号

所属団体(あれば)        

メール              


・応募作品はそのまま展示できるよう、フレーム、額装等をお願いします。

・作品の管理には十分注意いたしますが、紛失、破損の責任は負いかねます。

・作品には必ず名前を付けてください。(写真、作品の裏等)

・応募作品はすべて展示したいと考えています。


----------

搬入は、3月8日の午前中に行います。当日搬入できない方は、3月10日までに沼南育成園へ郵送または、お持ち込みください。

郵送、お持込できない方はご相談ください。

入賞者は3月12日(土)に表彰式を行ないますので、出席をお願いします(JR我孫子駅長さんから表彰があります)。


〒277−0921

千葉県柏市大津ヶ丘2−19−5

沼南育成園サポートセンター

市岡 武 あて 090-3134-4936

応募はFAX   04−7191−5333

または   メール ichitake@nifty.com


2010-11-22

ハックルベリー・ブックス (Huckleberry Books)

f:id:mnagawa:20101120141300j:image:right柏中央郵便局の通りを挟んで向かい側、道を1本裏に入ったところにある、絵本・児童書・雑貨などの店です。表の通りからは見えにくく、残念ながら表通りを通勤路に使っている人でもなかなか気づかない。もったいない感じです。

1階が店舗で2階はフリースペースとしていろんな催事に使っているようです。その催事の案内チラシで、初めてこの店のことを知りました。

ハックルベリー・ブックス (Huckleberry Books)


10畳くらいでしょうか、のフロアに、本や小物が並んでいます。店長の気に入った品を置いているんです、と、店の人(店長の夫君)が教えてくださいました。ポピュラーな絵本から深く考えるYA本、ガーデニングの本などバラエティがありますが、わりと私の嗜好と合っているようで、油断するといろいろ買ってしまいそうです。危ない危ない。私たち夫婦が店内を物色している間に、親子連れや女子高生などが三々五々入ってきていました。

店のホームページには、私が写したのと同じアングルの写真もありますね。ちょうどその日は携帯のカメラしか持っておらず残念。いつもならば普通のデジカメを持っているのに。


f:id:mnagawa:20101120144221j:image:right

店の人(夫君)から少し店のことなど伺っていたら、これをちょっと見てください、とフーちゃんを紹介されました*1。レジの後ろで棒に捕まってじっとしている、一見すると人形のようですが、ときどき首を動かします。ああ、本物なんだとおどろき。アフリカ…という種類だと書いてあったのですが、忘れてしまった。耳のような羽角があるのでコノハズクでしょう。とすると、たしかアフリカオオコノハズクだったような。そう、これでした。

wikipedia:アフリカオオコノハズク


羽がとても美しい鳥です。私の写真だとそう見えませんが、実際に見ると、ウィキペディアに載っている写真と同じでした。間近で見て、美しさに思わず写真を撮ってしまったのですから(ご了解有り難うございました。フラッシュはしなかったと思うのですが。)。土日にはこうして店に出てくるのだそうで、興味のある人は出かけてみてください。店のホームページ(上記)には、このフーちゃんのコーナーもありました。


で、その日は下記の2冊と店のオリジナルトートバッグを購入して帰ったのでした。今は開店記念かな、オリジナルボールペンもいただきました。*2

 

グループホーム

グループホーム

 

*1本名はフリッツ(Fritz)くんとのこと。上記HP参照。

*2芥川龍之介作品の絵本も欲しかったけど、我慢。

2010-11-21

千葉県消費者センターで「障害がある人の支援とコミュニケーション」講習

金曜日、千葉県消費者センターで「障害がある人の支援とコミュニケーション」というテーマで話をする。センターのパワーアップ研修の一環として招かれたもの。前に千葉県の第四次障害者計画の下部機関である権利擁護委員会でセンターの相談員の方においでいただいたことをきっかけに、声をかけていただいた。


当初は私の持ちネタである、知的障害等がある人の消費トラブルに絡んだ話をすればよいのかなと安易に受けていたが、ちょっと理解不足だった。ニーズとしては、窓口・電話相談のときや、相談員が障害者関連団体の研修会で話をする際にどうしたら良いコミュニケーションを取れるのかを学びたいということだった。私は障害全領域のエキスパートではないし、ましてやコミュニケーション専門家でもないから、もっと考えてお受けするか検討すべきだったかと後悔したが、しかしここは消費トラブルという接点でおつきあい経験のある人間(私)が、入門的な講習としてその後につなげるくらいで考えようと開き直ることにした。また、コミュニケーションスキルと細かく考えず、基本的な障害の理解から入ってやりとりの留意点に触れることに作戦を決める。

柱を視覚・聴覚障害知的障害発達障害、その他と区切る。視覚・聴覚障害は障害学生支援で学んだことの援用。発達障害は基本的な整理とそこから導かれる関わり方の留意点を簡潔に紹介。精神障害・高次脳機能にまでは十分進められなかった。


受講者のみなさんと話しながら進めるところもあり、思ったよりは初期目的を満たせたかもしれない。視覚障害の方と電話でやりとりしながらフォーム記入する場合や、窓口でのやりとり、あるいは発達障害がある方がどのような場面でどのように困惑するのかの把握、さらには研修で講師に呼ばれた際の板書時の注意などなど、質疑応答された。


相談員の方々は消費トラブルという切り口で仕事をするが、実際にはいろんな困りごとが持ち込まれてくる。多様な知識と経験が必要とされる。商品や手続きに関する知識も常にアップデートしなければならないだろう。相談援助の技術も必要だろう。たいへんな仕事だが、頑張っていただきたいと思う。(しかし困ったことに、身分待遇は十分ではないのが、長らくの課題)


何とか役目を終えたことにほっとして帰途につく。武蔵野線の乗り継ぎに、行きと同じく失敗して遠回りになったのはご愛敬。 

名付けの仕事

昨日は長男の20歳の誕生日だった。

改めて名前を見て、かっこいいなと思う。自画自賛。

他の2人(次男、長女)の名前も同様に良いと思う。本人の感想は聞いていない。


自分のやった仕事はたいしたことがないけれど、この名付けの仕事は良くできたと思う。どうだろうか。

 

2010-11-16

協働事業実施経過の県民活動・文化課ウェブサイトへの掲載

PACガーディアンズでは平成22年度千葉県「県とNPOとの協働事業」によりコミュニティフレンド活動推進事業」を行っているところですが、このほどその事業の様子が県のページに紹介されましたので報告します。


本事業では幾つかの試みを行っていますが、写真は主に市川で行われたときの講習会の様子を中心に構成されているようです。その節は関係のみなさま方にたいへんお世話になりました。

http://www.chiba-npo.jp/npo_ps/22kyodojissikeika/22kyodojissikeika.html


よろしかったら広くお知らせください。

よろしくお願い致します。

 

2010-11-08

新校舎について、バリアフリー関係の協議

(以下、tweetに書いたものをコピペして手を加えたものです)

午前中、ずっと施設部と協議。某キャンパスの新校舎について、1年前に工事前にバリアフリーについて各項目のお願いをした。そして細かいところに着工する前の現在、どの程度お願いが受け入れられたかも含めて確認と話し合い。障害学生支援室の4名にて訪問。


1年前に提出したリストを双方で見ながら、ひとつひとつ確認。分厚い設計図ともにらめっこ。

大筋で組み入れられていることに感謝。もちろんこちらも特別仕様や無理難題をねじ込んだわけじゃない。ふつう。でも当たり前のことが当たり前に仕上がるようにするための努力は必要。バリアフリーの認識が一般にも業界にも広がってきている現在、トイレやエレベータなどを含めて新品はあまり注文を付ける必要がないものも多い。ただまだ気づけなかったり優先順位が低くて上手く盛り込めない、などもある。そういう流れの中では、意識的な連携というか相互の声の掛け合いのようなことがどれだけ実際に出来るだろうかが重要になってくるのかなと思う。

その場で出た懸案何点かは追って整理。


採点で行くと満点ではぜんぜん無いけど、そこそこ及第点はいけてるんじゃないか、のような気がする。たとえば玄関はフラットな設計で、スロープがどうこう言う必要がなくなった。障害者優先駐車場がエントランス横に来た。しかもひさしを付けて雨対策もした。大講義室での未対応分は改めて依頼した。同僚が指摘する弱視者への配慮事項は知らないことも多く勉強になった。


ところで開き戸ではなく引き戸にすると、どうしても防音の観点からは弱くなるのだそうだ。この辺りを解消した、防音も十分な引き戸はないのだろうか。あ、重くしちゃダメの条件も入るけど。


帰り際に別部署の方と立ち話で別件についてあれこれと。宿舎改修のこと、改修関連の写真をお借りしたいことなど。こうしたことをちょっとの時間で話せるようになったことも有り難い。

2010-09-15

平成23年度大学入試センター試験における身体障害等にかかる特別措置申請

平成23年大学入試センター試験における身体障害等にかかる特別措置申請などについて記載された「受験案内(別冊)」が下記ページに掲載されました。


http://www.dnc.ac.jp/modules/center_exam/content0023.html

一括ダウンロードもできます。


今回の主たる変更点は、発達障害に関する特別措置申請がカテゴリー化されたことと思われます。


簡単にご案内まで。

 

2010-09-14

携帯電話、機種変更の予定

前回、携帯電話が壊れたらしいことを申し上げましたが、いろいろあって思案したあげく、機種変更することにしました。ポイントもたまってますし。

とはいえ、店に行く時間もないため、ずっと借り物の電話を置いています。おかげですっかり使わなくなりました。

取り急ぎ報告まで。

 

2010-08-17

携帯電話が起動しません。

携帯電話が起動しません。内蔵電池を交換するなど各種検討していたんですが、今回はそれが異常に熱を持って勝手に電源落ちしました。先日もトラブったのが前兆で、今回で臨終したかも。

まったく都合が良いというか悪いというか。

2010-08-15

アリーテ姫

週末の目標だった「アリーテ姫」を見る。商業的な華やかさはないが、主人公の境遇とエネルギーに引っ張られ、また構成のおもしろさにずっと見続けることとなった。原作(文章末尾紹介の本)はフェミニズム童話の成功作品という評価だが、片渕須直監督はこれを違った解釈にしたという情報だけ仕込んでいた。

アリーテ姫 [DVD]

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確かに見てみると、フェミニズム云々よりも、途中のセリフ“自分で自分の物語を語れ”みたいなテーマが一貫してあるような気がした。*1

同時にこのテーマと呼応して登場人物の誰もが何かに縛られて奪われており、そこから解放されようとあがいているように感じられた。それは主人公のアリーテはもちろん、彼女を拘束する魔法使い(ボックス)にしても、また彼女を援助する魔女や、水を運ぶ女性(アンプル)にしてもそうであり、それらの交差がとても興味深かった。(対抗して、父王などはすべてをあきらめている象徴のような役だったが)


ネタバレになるのであまり詳しく書けないが、魔法使いボックスの行使する魔法(の正体?)が後の方で明かされる。これによってアリーテは美しい女性に擬せられ身も心も閉じ込められてしまうのだが、何とも皮肉っぽいというか。

最後に生き生きとしたアリーテがずいぶん魅力的に映るのは、たぶん私だけじゃないだろう。


アリーテは絶望的に不利な状況下で、何とか現状を変え、自分の生き方を見つけようとする。それは若さ故の果てを知らない力強さというのかもしれない。

結果的にアリーテに魔法の指輪を与えることになる魔女(名前は特にない)とのやりとり。(セリフはだいたいこんなふうだったと思う)

「おまえはまだ人生に意味を見いだそうとしているのかね?」

「……そんなの、当たり前じゃない。」

怒ったように強く、あるいは憮然と、言い返す彼女の言葉がとても良い。一息置いて感情を爆発させる手前の声で、しかし声高にではなく放つ演技(CV桑島法子)。自信満々で言っているわけではないのだろう。空元気(からげんき)で言っているのでもない。自らに言い聞かせる返事でもあったかもしれない。

ここで彼女を支えている根本を否定されるわけにはいかないのだ。


このように難題を抱えながらも自分を活かし生きていく宮廷女性の物語というと、連想されるアニメーションは「雲のように風のように」(原作:後宮小説)や「彩雲国物語」だろうか。ただこの二作はそれなりにチャンス(と言えるかどうかはわからないが)を与えられての苦闘だったが、アリーテはけっこうひどい状況にあったのだな。


もうひとつ、この作品の重要なコンセプトとして、手仕事、職人というのがある。アリーテは箱入り娘で汚れのない嫁となるべく手厚い保護という隔離拘束を受けていたが、彼女にしてみればそれは自らのうちに何もない空虚さでしかなかった。

だから外界の人たちが手に職を持っていることをうらやましく感じていた。

手仕事とはそれが自立の手段でもあったが、同時に自らの手を経て何かを創り出すことの繋がりと豊かさのようなことを意味しているように思われる。ここで「からくりからくさ」ほか梨木香歩の小説群を思い出す。あそこでも、登場人物たちは静かに、そして豊かに、自らの世界を織り上げていた。

アリーテはまだこれからだけど、しかしエールを送ってやりたい気がする。


あとは少し脱線。

絵は「魔法少女隊アルス」に似ていると思ったら、同じSTUDIO4℃作品だった。アルスはかなり好きな作品なので、馴染むのも無理はないか。一般ウケするかどうかはわからないんだけど、魔法のある世界をよく表してくれるように思う。


最後に。アリーテ姫CV桑島法子。何だかこの人って好きなんだよね。電脳コイルのイサコ、クレイモアの主人公など、好きなアニメでよく出会い、印象的な仕事をしてくれている気が。前述の「アルス」でもシーラ役で出ている。最近の活躍もめざましい。

ついでにもう一人好きな人は雪野五月かも。いやもうなんだかこの人すごいなと。


そうだもうひとつ。

片渕監督の作品では、「マイマイ新子と千年の魔法」も評価が高い。DVDを買おうかどうか逡巡中。いや買いたくてうずうずしているというか。


雲のように風のように [DVD]

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からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさ (新潮文庫)

魔法少女隊アルス VOL.1 [DVD]

魔法少女隊アルス VOL.1 [DVD]

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

*1“あんたはあんた自身の物語を作るんだね”

2010-04-25

現視研の木野陽さん、四季賞準入選

「たけくまメモ」で、ニュースを知る。

筑波大の現代視覚文化研究会現視研)の木野陽(きの・ひなた)さんの作品が、四季賞の準入選とのこと。おめでとうございます。


余裕がないので後でまた書き足せればと思いますが*1、ひとまず嬉しかったので書き込みまで。詳しくは竹熊健太郎さんのブログなど読んでください。



その他、関連というか。

私のようにコミケなどの同人誌頒布会場へは行ったこともなく、近所の店頭かネット販売くらいしか足を伸ばせない人間には「マヴォ」に手が出しにくかったのだけど、通販システムもあるようなので、入手しようと思う。*2

 

*1ほんと、今大変なんで

*2クレジット決済も可能なので助かる