革命終焉前夜

朝起きてからずっと雨だったのでひたすら引きこもり。買い物昨日して外に出る用事はないし(ツーリングしたかったけど)、部屋でやりたいことあったしで、洗濯できない以外は別に困らず。
そのやりたいことといえば天龍。明日の天龍源一郎引退試合に向けて本を読んだり映像見たりで一日が過ぎた。


ゴングの本人インタビューや関係レスラーインタビューを読み噛み締める。嗚呼本当に天龍は明日で引退するんだなと実感する。
映像では88年のハンセン戦など、天龍革命前後を中心にWAR時代や新日参戦時代を見た。いや、無茶苦茶だな天龍。ハンセンを殴る、蹴る、投げる。ゴツッゴツッと痛みが伝わってくるプロレスを全力でやっている。天龍動く、動く。
もちろん今のプロレスも好きだし全力で応援しているけど、この時代のプロレスもすごい。これを当時リアルタイムで追っかけていた人はそりゃあ熱狂したと思う。風雲昇り龍の名にふさわしい、まさにミスター・プロレス。闘魂三銃士も本当に天龍に苦しめられた。


そしていよいよ明日引退、廃業。ニコニコ動画のPPVでチケット購入したので明日は自宅が特別リングサイドとなる。ニコニコ動画の実況は真夜中のハーリー&レイスの清野さん、解説はデンジャラスK、麺ジャラスKの川田利明。これは豪華だ。完全生中継で食らいつこうと思う。


鶴藤長天(かくとうちょうてん)の鶴田は鬼籍に入り、藤波は怪我療養中。そうなると俺たちの時代の長州とタッグマッチあたりで大団円かと思っていたところにオカダ・カズチカ!昭和の懐古的な(もちろんこれも引退試合としてはアリ)ムードで終わるのではなく、平成の現役バリバリのトップレスラーとの戦いを最後に置いた。天龍源一郎、男だと素直に思う。そういえばマサ斎藤引退試合は当時バリバリの超竜スコット・ノートンだった。
Gスピリッツで天龍を追いかけ、共に戦った鈴木みのるがリスペクトを込めた上で老いた、衰えたと言っていた。長年のダメージの蓄積で明日は立つのもやっとだと思う。でも、でも天龍ならやってくれそうな気がする。そう思わせる何かがある。そうならなくても見届けなくてはならない気がするから明日は観戦する。


昭和の大物レスラーが久しぶりにきちんとした引退表明をして、最後にトップレスラーと戦う。間違いなく明日は革命終焉。プロレスに何度も何度も励まされ勇気づけられ、その中には天龍もいた。この終焉をしっかり見たいと思う。