哲学を実装する時代
普遍論争/山内 志朗 ISBN:4886790534
この本は現在お取り扱いできません。
ぬう.
まあこの辺の適当な本を漁ろう.
なんでこんな本に興味を持ったかというと,Semantic Webを巡る論争というのが,どうも中世までは行き過ぎかもしれないが,実在論と唯名論の論争まで遡るような根深い代物ではないかと思うようになってきたからだ.
で問題はどっちがどっちなんだろうね(笑)いまのところSemantic Web派を実在論派,唯名論を反Semantic Web派にしているが逆かもしれん(笑)
で僕はやっぱりいまだ反Semantic Web派でThe Web KANZAKIの
友達を表す語彙について先日メモしたばかりだが、Ian DavisとEric VitielloによるRelationship Vocabularyが更新された。名前空間が安定したほか、lostContactWith, knowsOf, wouldLikeToKnowといった多数の新しい語彙が追加され、プロパティの数は33にものぼる。実際にこんなに細かく人間関係を記述して公開したいと思うかどうかはともかく、いざというときには利用できそうだ。なんかを読んで「属性をひたすら並び立てても本質なぞ記述できんわ,がはは」と思うのだがこれは哲学的にはどういう立場なんだ(笑).
やっぱ勉強しなおす必要があるなあ.
- 追記
- まじめな話をすると,友達関係というのは属性じゃなくて行動の振る舞いで決まるんじゃないかと思う.AさんとBさんの関係と言うのは当人たちの申告ではなく,例えばメールのやりとりがどのくらいあるとか,オフでどのくらいつきあいがあるとか,一緒に仕事してるとかそういったデータの蓄積で判断したほうがええんやないかと.でもそうなるとAさんとBさんの間を判定するには観測者Cさん(コンピュータでもいいが)が必要だね.
新宿放浪
最近エヴァがマイブームである.
いまのところ「残酷な天使のテーゼ」をエンドレスで聞きてーという程度に収まっているけど.
ネットワークケーブルの用事もあったので昼休み新宿西口ヨドバシカメラに出撃したが見事に空振り.エヴァ関係のCDは品切れでした.
やはり素直にアキバに行くべきであったな.
まあ以前からそうだろうし,あそこの4階に移転してから特に顕著だけど,ヨドバシのCD/DVDの売り方はコンビニ的というか,新品オンリーになりつつあるような.DVDもシリーズ物で欠品が目立つのであった.
しょうがないので西口周辺を時間を許す限り散策したがはずれ.そもそもCD売っているのはあそことリバティーくらいしかないし,リバティーにあった中古CDは「残酷な天使のテーゼ」はTV-Size editionしか入っていなかった.
昔から思うのだが新宿というのはどうも商品の扱いが広くて浅い.なんでもあるようで深く突っ込むとたいてい外れる.大型書店なんかはディープな品揃えが必要とされる商売の代表格だが,新宿紀伊國屋はかつては本好きの間では使えない書店の代名詞みたいな言い方をされていたが,今はどうなんだろう.まあ使えない書店のほうが普通になったのは確かだ.
Amazonに頼むかと思ったけど,明日はアキバに行ってみますか.
- 追記
- DVDはともかく,今,新宿でCD(アニオタじゃないもの)を買うのはどこがいいのだろう?バージンだかのでかいのが潰れた以上,高島屋の上くらいしかないのか?
書き手込み
すでにあちこちで話題
連載型のコンテンツ企画・製作を行う株式会社ライトアップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:白石 崇)は、企業向け・ポータルサイト向けのブログ(blog)構築サービスの提供を開始しました。ライトアップでは、現在、複数の大手サイトのブログ構築・運営を手がけております。この度、同種のサービスを一般向けに、幅広く提供することといたしました
ふと「ゴーストブロガー」という文句を思いついた.最近有名人が日記書いたりBlog書いたりする例が多いし,ココログなんかは有名人も書いてますというのを全面に出しているが,ああいう日記やWeblogのうち本人が本当に書いているものってどのくらいあるのだろう.本人がゴーストブロガーにケータイかメールで書いて欲しいことを送って,文章にまとめてもらっているのが多いんじゃなかろうか?
スポーツ選手やアイドルなんかはそれでも許すとして,評論家やジャーナリストや作家といった著述業なんかはどうなんだろう?具体的にどこが怪しいとは言いませんが(笑)
ああ,もちろんここはゴーストじゃありませんし,今のところ人間が書いています.
ソフトウェア博物館
http://d.hatena.ne.jp/moleskin/20040322#p4の続き
僕の意見は「要ります!」のほうですねえ。にゃるほろ.ソフトウェア博物館としての使い方ですか.
パソ通時代とか、アップロードしてたBBSが突然潰れちゃってどこにも転載されてないし入手手段が完全に断たれちゃったオンラインソフトとかファイルとかいっぱいあって、何度も悲しい思いしたしなあ。
やっぱこういうソフト博物館的なもんはあってくれたほうが有難いです。
でしたら前言は撤回します.
でも僕はDOS/Windows上がりだからまだいいけど,ばりばりUnix& Freewareな人だと「ソースを公開していないのが悪い」とか「閉鎖的なタコ壷に蓄積されたクソデータの当然の末路」とかいうことになるんだろうな.
僕もかなり毒されていたみたいです,ええ.
あるセキュリティポリシー
http://www.josephandleon.co.jp/staff/security/policy.html
from http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&uid=4386&id=205376
読むならいまのうち.
9.セキュリティの専門家同士の抗争にはかかわらない。セキュリティに限らず他人の抗争には関わらないほうがいいが,そうもいかないのがNetの社会.
グーグルCEO、ソーシャルネットワーク「Orkut」を利用した検索を提案
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20065020,00.htm
データやネットワーク自体も丸抱えしている現在のOrkutのようなやり方は、ひと昔前のパソコン通信にちょっと似ている。これが、インターネットのようなパブリックな仕組みに置き換えられていくことは必然だろう。個人データ自体はみんな自分で持って、公開ポリシーを自分で設定し、そこにさまざまなサービスのロボットがやってきてデータを収集し、自社サーバにインデックスを作成する。何かを「すばやく発見」したいときは、それぞれのサービスを使い、その利便性・価値に対して何かを支払う。
というわけで、ソーシャルネットワーク技術はこれから、「ホームページのようなかたちで自分のプロフィールを自分で公開する」という方向に動き、サービス提供者はそれのデータを溜め込むという方向に動くはずだ。
つまり、これまで企業サイトの「about us」とか、個人サイトの「プロフィール」などでずっと行われてきたことが、メタデータ、セマンティック・ウェブの枠組みに乗ってくる。
http://d.hatena.ne.jp/moleskin/20040319#p5でほのめかしたことを先に書かれてしまった.
で,僕はパソ通の方向にいくんじゃないかと思っているんですよね.
ソーシャルネットワークなんかを提供しているところがネットワーク内限定のメールやその他のサービスを提供するようになって,でソーシャルネットワーク内だけで一通りのことが済むようになる.あとは人口の問題ですな.
Orkutなんかはもうその中だけでお仕事が出来るくらいの規模のコミュニティになっているんじゃないかなあ.業界人はソーシャルネットワークのIDが無ければ飯が食えませんみたいなことになれば,みんな雪崩を打ってソーシャルネットワークに入ってしまい,今のInternetはそれで終わり.
既存のパブリックなInternetは認証の問題があるし,それにメールシステムに関して言えば今のパブリックなシステムにみんな飽き飽きしているのは確かでしょう.あと著作権管理とか,著作権管理とか,著作権管理とか.
時代はセミクローズドな方向に行くんじゃないかと.