5/1のつづきから。

moons11dec2005-05-04

 んで、購入した古書は双方とも100円で、たぶんあの硬派な店主にとってはあまり価値を見いだせるものではないのであろうと思われる。軟派だもんねものすごくそこが魅力なんだけど。
 で。ウシの恋話としては、ひでぇ女を追いかけるのが好みだが、鞭だけでなく飴も与えてほしいということなんだそうで、そうでないと疲れてしまうそうなんである。カレの恋話は、いつも、ほんのちょっぴりわかる部分があるんだけど、誰でもいいんじゃん!(c.前回のおっくん)だから、共感しきれないのやも。で、あたしがその日にしていた話は再び春樹さんの、100%の女の子の話のよいところは、実際何%かなんて実はどうでもよくって、100%の女の子と男の子が大人になって再会しても100%同士なんだけど、あの頃ほどのピュアさが失われてまたすれ違ってしまう、それは悲しいよね、てことを伝えなくちゃ、ってオチにあるんだということ。あとは、あたしが理想とする夫婦はソニックスのキムとサーストンと、車谷長吉さんと高橋順子(昨日思い出したが、芳垣さんと高良さん、てのもある)みたいな関係で、これは通常有り得べからざる稀有な関係だと思うわけですが、てのと。車谷さんのいいところは俗なところ。高橋順子さんほか会いたくなった女には会いに行くところ(ほかにも賞をものすごくほしがる自分を隠さないところや、底辺な生活を自らに「わざわざ」課すところ、とか)。「俗」なんですよなんにつけ。まあいいや。で、ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』の焼きを依頼し、ビートルズビーチボーイズ武満徹やもっとへんてこりんなのやいろんな音楽を聴かせてもらい、書棚があまりにカウ・ブックスで理想なので興奮して漁り、日記などを読んでまた興奮したりして忙しかった。すみずみまであまりにkb氏な住空間なんであった。残念なものもなくはなかったけど。で、ぷらぷらと帰宅。

5/2mon打ち合わせ兼呑み@馬場

 仕事をすばらしく終えて疲労困憊のからだを引きずって馬場へ。着いた途端にやよいちゃんをBig Boxに引っ張り込んで必要なものを買い、シヴァ神と合流。この2人も初対面ですね。シヴァ神からチケットを買うのと、やよいちゃんとの仕事の打ち合わせを同時に「楽しく」済まそうって魂胆です。
 馬場駅前のDeepなビルが気になり、隅々まで探検しようとするも、もういい加減店に入ろうといわれて諦める。居酒屋の座敷、隅の席です。
 メインの話題は、人生でいちばん大切なものは何か。あたしは2人と意見が対立してしまう。う〜ん。。。これは翌日のメンバーにも持ち越される。
 あたしは「予定調和を壊す(ことを好む/予定調和が壊れることを好む)人」といわれてそれは誤解だといいつつ納得しそうになる。
 この日も興味深い夜だった。

5/3tueROVOほか@野音

 仕事にまつわる作業をアレコレ片づけながら、テレコを買ったことで聴けるようになったカセットテープを聴く。真心ブラザーズの『サマーヌード』、季節柄もあり、ぐっときます。そして、ROVOを聴きながら気分は盛り上がり、日比谷野外音楽堂へ。MAN DRIVE TRANCE SPECIAL VOL.3で、SPECIALの前から、そしてもちろんVOL.1と2も観てます。気合いが入ります。到着直後にkbを捕まえ(誕生会の日にチケットを取ったくせに、1週間ほど前に取ったあたしよりも番号が早い。立川ルミネのぴあで買ったのが敗因?)、たこ焼きを買いながらみんなを探す。オヤビとぺぺちんと合流するも、当日券が完売したので諦めたぺぺちん。嗚呼。さらにジャンボ・フランクフルトを食べてスポーツドリンクを買って入場(中でもお菓子を食べつつ)。
 七尾旅人くんを観るのは2回目ですが、やはり1曲目の「歌」「声」「現代詩」。アレがいちばん魅力だとは思う。鍵盤とパーカッションが加わり、神の先の人の原点へと辿り着いたかのようなタビティー・2〜3曲目の打ち込み系でもカレの分裂ぽい魅力が炸裂。
 次はPolarisで、はじめて観たのですが、ベースに惹かれていたら、Fishmansの人なんですね。そうか。左のギターはなかなかよかったが。ボーカルの人は裏声のほうが好みです。ドラムの女の子の声もなかなかですが、オヤビがおっしゃる言葉をあたしなりに解釈?翻訳するなら、喪失をなぞってしまう。だからせつないす。
 REI HARAKAMIさんもこのシリーズで何度か観てますが、京都のライヴハウス以来かもしれません(2年くらい前か?)。オーガニックなメロディーにビートがグルーヴして、この手のアンビエントは好みです。ご本人のオタクぽい感じがたまりません。
 ROVOは、もちろん本命で、見えなくなれば座席に立ってでも踊りまくりました。愛する曲で
http://homepage3.nifty.com/TAKEDA/live2005-1/20050503.html
おお!今見たらやっぱりありました!TAKEさんありがとう!!なるほどフムフム。ところでYaeちゃんの魅力が十分にわからなかったことが、その後の有楽町の琉球料理店での話題にもなったわけですが、北アフリカ方面なんでせうか? あたしがいってたのは、何があってもメロウになってもどこでどのように聴いても紛う方なきROVOの音、が、Yaeちゃんとのセッションのときにはやっぱり彼女に合わせる感が強くて、てのと、やっぱりROVOの魅力のひとつにも男気があると勝手に思っているあたしとしては、女性の歌、という女性のスタンスで女性は入ってほしくないというのと入れるならあたしを!つ妄想と、やはり少なからずジェラシーがあったりして心は千々に乱れるわけですが、kbやTAKEさんがおっしゃるように、手探り状態だったんでしょうね。そんななかでもヨッスィや岡部さんの展開は興味深く、岡部さんは遠くてよく見えませんでしたが、ヨッスィはシンキング・ボウルなんかも使ってたし面白かったのですけどね。でだんだんROVOの音に構築されていくわけでしたけどね。
 次回はフジ・ロック初日のヘブンだそうですが、今年は1日ずつでもチケットを購入できるようですが、どうでしょう。あとは誰が出るンだろう。
 筋肉痛の初期症状がすでに出はじめております。今日もいい天気。毎年G.W.は天気がよく、初夏の陽気であるような記憶。洗った布団を干して、仕事をして、出かけます。