FacebookとGoogle <なりすまし問題>とか、<私、痔なんです。内側の!って言えるかどうか>とか
アルゴリズムにしがみつくGoogleは明日の検索でピープルパワーのFacebookに負ける
見方によってはコンピュータと人間の戦い。
GoogleとFacebookについては、AndroidとiPhoneの比較に比べると、本質的な土俵(ビジネスモデルにおけるターゲット)が近そうなので、多少興味はある。
個人的なイメージとしてはGoogleが間接的で、Facebooが直接的。直接的になるほど、「信」(信頼、信用、、、)がより重要になってくる。そういうのが求められる社会では、Facebookのほうが強いと思う。
■ なりすましに関して
もし裏切られたときの衝撃は直接的なほうが大きい。より高い情報リテラシーなどが求められるのも直接的なほうだと思う。実名登録云々も、人を騙そうとしている人はどんどん、その辺りを逆手に取ってくるはず。
まずはこの辺から。 → Facebook 一人のはまちやはまちーは削除され、何百人の佐々木希は生き残る
自分のプロフィールも盗まれて悪い方向に使われるかもしれない。それはある程度、意識してどこまで許容できるかは考えておいたほうがよさそうだ。自分がダマされるより、自分に成りすまされるほうが痛い。
先日「その街のこども」関連でサトエリのブログを見ていた時、Facebookの話題が書いてあった。
Facebookのページ見たら、おそらく佐藤江梨子に成りすましているアカウントがあった。信用して「ファンです」とか書いているコメントを見て悲しくなった(悲しい時)。
さすが、「ネットでもっとも危険なオンナ」、佐藤江梨子。って本人にとっては迷惑極まりない話ではある。Twitterも結局同じで、著名人は対策がされるかもしれない。
さらに、レーサー小暮卓史になりますしている人がいるらしい。
facebookなりすまし対策ご協力のお願いです。
■ 人に知られずこっそり解決したいことも残る
もし、Facebookが信頼できるものだとしても、やはりそれでも人に打ち明けにくいものは、Googleで検索して、情報を探すというシーンは現実的には残る。
例えば、痔の症状が現れたときにFacebookで実名で聞けるか、どうか。
「私、痔なんです。内側の!辛いです。どうしたら良いのしょうか?ひさや大黒堂にハガキを送ってサンプルをもらったほうがよいでしょうか?」
痔ぐらいならまだしも、もっとセンシティブな個人情報に近いものもある。
そういったところも含めて、正直に周りに相談できる人間になりたいとは思うが、やはり今の時点でFacebook上で打ち明けるには、躊躇いがある。
# 私はまだ痔の症状が出たことはないので例え話ですが(笑)
ただ、そういった検索方法がメジャーからマイナーへ移ってしまうことを、Googleは危惧しているのだろう。
■ 今後
今後は間違いなく、今までGoogleが担ってきた部分のパイをFacebookが日本でも取っていく。
Facebookを少し始めてみて、この「つながり感」は絶対これから日本でもメジャーになることを実感した。
すべてお互いさらけ出していければ、万々歳なのだが、現状はそれに付けこんでくる犯罪者がいる。
さらに日本内ではなく世界とやりとりしているということ。特にFacebookが生まれたのはアメリカである。自己責任が強いアメリカの文化を意識する。
その上で、どこまでリスクを許容できるかを意識して情報開示すること。
昔のWebがメジャーになりはじめた時期同様、犯罪者や金が絡まなければそれなりにユートピアなのだが、現実世界はそれを見過ごさず、突いてくる。
どうしてもそこは、得たいものとそのリスクのバランスを取らざるを得ない。
まずはFacebook初心者だが、小さく始めてみることで許容できる失敗をしながら、理解していくことが大切だと思う。