真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

光の道の云々

これはかなり実験的なエントリーなので、是非知ってる人は突っ込んで

DSL系と光との違いは物理的なところでもちろん全然違っていて、DSLはどっちかというと「電話網で高速インターネットですよわふー」「じゃぁ使いましょう」「ちょっとまってすっごくそれ fragile (脆い)んですけど!」みたいな展開で、10年前のテレホマンセーな時に始まったのだという理解。

問題点は、あんまりにも電話線がそういう通信向きじゃないのに余った帯域のところに詰め込むとかやっていて、外からの電波に異様に弱く、正直本気のインフラとしては不向きだったという話なんじゃねーかと。というのもですね、8Gbから42Gbに帯域変更するとですね、むしろ遅くなったりする(した)んですよ。最悪の場合、繋がらなくなって「もどしてー」「もう8Gbって申し込み受付てないんです」「にょろーん」みたいな。

今はどうなってるんだろう。私が関わった時代から5年以上経ってるので状況変わってるかもしれないけど、多分電子レンジをかけたらネット切れるって性質は変わってねーんじゃないかな。

光の元は当然光で、これはこれで光ファイバーがなんつーかfragileで、曲げて「おれてないよ?」とか思ってても中の光の反射に使うガラス材かなんかがひび入っちゃってもうケーブル使えないみたいなところがあって、研究室内でノートPCにひょこっと差すような用途には使えない。

でも一度ちゃんとした位置に配置して、基本振れない動かさないってところで運用してやれば、今のところ理論上の最高速が出る。仮に光ファイバーの中の光の反射方法などで革新的な変化が起きて「今より速い通信方法」が出来たとしても、また光より速く情報を伝える技術なんてのが見つかっちゃってアインシュタインもびっくりだZEってことがあっても、インフラとしてすっごくstableになれるって性質は変わらない。

今のお年寄りが困っていることの一つに「住んでるところに孫が来てくれないんだよ。ネットが無いとか、携帯が繋がらないとかで」とゆーのがあるそうな。国民がネット厨なのは仕方ないから、まぁなんか毛細血管作っとく?って話は、経済のスケール感マジでゼロだけど、実情的にはやっといた方が、国土全体の再利用計画とかそういう超壮大なスケールでの戦いをするときには訳にたつ気がする。

「ほとんどが使われてないなら、使えるように誘致すればいいじゃない!」というマリー・アントワネットの話通り、ここらへんはもうなんか「今の法律家全員無意味になるくらい法律変えちゃうか、てへ♪」みたいな大魔法国会を作って法人税を5%とかにして消費税50%にして「逆累進課税?妲姫ちゃんわかんなーい」とか言っといてでも密かに公共交通機関に対するハイソ向けの移動手段に税金上げといて「ぴぐーぴぐー♪ピグー税!」とかわけわかんないことしゃべってれば実は案外うまくいくんじゃね、という感じ。

大問題はですね、日本は民主主義なんで、そんな暴走は出来ないってことなんです

中国とインドの成長の差で一つ仮説があって、「中国は民主主義じゃなかった」ってのがある。地方に高速道路一本突っ込むときに「どけ馬鹿」って言えば家が吹っ飛んで道路が経つSimCity国家中国と「ガンジーの言葉通り我らは暴力は使わないただ議論をしつづけ10年かけてあなたを説得する」っていうディプロマシー国家インドだと、どっちが先に成長するかってのはまぁ明らか。シンガポールも独裁だしね。ただ「慈悲深き独裁」といわれるくらいよく出来ているところだけど。

日本は力持ってる政治家にノブレス・オブリージュみたいな視点はないはリベラルアーツはないはで上のような独裁をさせる気にはならんけど、でも「道路建設予定地」って看板が何年も同じ場所につったってるのはやっぱりやばいし、狭い国土の果ての農村を株式会社が運営出来ないってのもまずい、って気がする。あ、実際株式会社はできないらしいです。アメリカみたいに農薬ぶぁーってのも困るんですけど、でもトラクターで「とことことことこ」っていう農村風景がなんで20年も続いてるのか私にはちょっと理解できない

光の話にもどすか。

光の性質は結構電波系とは違って、電波との干渉に強いとかインフラの作り方をちゃんとすれば安定するとか色々ある。電波系はやっぱりうまく行かない場所でうまく行かないので、そこは同時並行でやる意味がある。インフラの性質の違いによる「未来のポテンシャル」を経済学者は予見出来ないので、ここらへんの議論は結構ややこしい。

そういえば、光の屈折でルーティングして消費電力落としますよわはーって技術どうなったの?あれは面白いなーとか思ったんですが。いやでも光で回路記述するとかナノテクにも程があるけどw

ま、ボクは光ファイバーを増やすって話には賛成してないんだけど、反論するときのマナーがねーなー、とは同時に思っていて、むしろ個人的に危急の問題なのは買ったことが証明されてたらpdfの共有は許してよプリーズってことなんだよ。だって海外出張中に面白い本がでて「読みたいわー」「海外発送してませんでした」「ΩΩΩ<なんだってー」とかもう勘弁だよ。一度買ったってわかってんだったら私的複製だろうがなんだろうがpdf形式に誰かが媒体変換しても法律云々じゃなくて「法学」「厚生経済学」的には問題ナッシングだべ、むしろそこでコピープロテクションかけるかどうかってのを各社判断しろとか。

レッシグみたいに「技術的バックグラウンド(コード)に沿わない法律とかを打ち立てると色々不具合あるよねー……」って問題意識持って「法律が許さないなら、法律を変えればいいじゃない」っていうマリー・アントワネット的なアタック力のある人って日本にいねーなーとか、むしろみんなして「自炊しましょう!」って話して、おいまてそれは孔明の罠だ、ScanSnap株を買持しているゴールドマン・サックスの陰謀なんだ「なんだってー」って展開まで見切れないかな。多分10億行?の提出されたドキュメントにはこういう社内チャットのログがあるはずだよ

「Hi, ScanSnap系のデリバティブで利益がどんだけ出るか試算してみたんだ。そしたらすげーよ。70%とか出たんだ。これは絶対CEOに説得するべき」
「いや、Noだ」
「なんで!市場は間違いなく中国よりデカイよ。中国なんか所詮毛沢東のゾンビがバックにいる恐怖国家じゃないかベイベー」
「違う。中国は、ScanSnapが戦略兵器になることはわかっている。しかし、訒小平は……ローマ法王とつながっている」
「Shit!そうすると、まさか」
「そうだ、コイズミまで出しかねない。デリバティブデリバティブだ。下がったときには」
ScanSnapショック!」
「そう。世界大恐慌を、たった一国の製品が起こすという時代に俺たちはいる」

絶対あるはずだよ。

弾が出た瞬間に奇数弾か偶数弾かを見極められない人が多いってのはSTG業界が長く続く理由の一つでもあるから、まぁいろんな人のおしごとが残るという意味ではいいんだけど、単に未来の足引っ張ってるよ?「未来の子供のために」とか言っておいて。

いやでも結局ぼくぁWiMAX大好きっこなんでひたすらWiMAX待ちです。どういうプロトコルか勉強したかったのでWiMAX公認教科書を趣味で買っちゃいましたよ。でもそんまえにタネンバウム先生のネットワーク本全部読んでおきたいんだけどそうすると波の理論を勉強するために物理に突入して2クール20話目にして鬱展開。

「私の波動関数は……私の波動関数は……おにもつだったんですねー!」
「俺は大好きだー!」

そういう実験的なエントリーでした。コメントお待ちしております。