Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

2016年に読んだ数少ない小説について

今年は/今年も、ほとんど小説を読みませんでした。
村田沙耶香氏の、第155回芥川龍之介賞受賞作品となった『コンビニ人間』と、
同氏の作品で、3年前の2013年に第26回三島由紀夫賞を受賞した『しろいろの街の、その骨の体温の』、
綿矢りさ氏の『勝手にふるえてろ』だけでしょうかね、今記憶しているのは・・・。
と、書いていて想起したのは、そうだそうだ、サンキュータツオ氏の帯の推薦文が気になって手に取った、横光利一氏、新感覚派と呼ばれた横光利一氏の短編集を買い、収録されている作品のうち2つ程度を読んだのであった、ということでした。

自分のツイートをTwilogで検索してみると、概ねこれら3冊だけだったようです。読んだのは。
作品の感想などは以下のツイート記事引用をご参照ください。

コンビニ人間

コンビニ人間

勝手にふるえてろ (文春文庫)

勝手にふるえてろ (文春文庫)

日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)

日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)

(さらにこの記事を公開した後、今年は柴崎友香氏の『ビリジアン』と羽田圭介氏の『ミート・ザ・ビート』を読んだのだった、と思い出したのでした。12月10日追記)

  • 2016年08月27日(土)

コンビニ人間なる村田沙耶香氏の小説は、流通経済研究所編、インストア・マーチャンダイジング(二版)と合わせて読むと、消費者心理や行動パターンを踏まえた売場づくりをよく理解できると思います

  • 2016年8月28日(日)

綿矢りさ氏の「勝手にふるえてろ」を半分くらいまで読みつつ思うのは、この作家の語りたいことを語るときの手際の良さ、鮮やかな手腕、さながら魔法を自在に操るが如くペンをさらさらと…
天才的な才能を全くひけらかさずに作品を通じて表現するあたりは、ポール・マッカートニーのよう。

  • 2016年08月30日(火)

綿矢りさ著、「勝手にふるえてろ」(文庫)のB面あるいはカップリングの「仲良くしようか」は、中原昌也オマージュでは?

  • 2016年09月02日(金)

いまドトール
村田沙耶香著、「しろいろの街の、その骨の体温の」を読み終えました。
本編に加え、西加奈子氏による解説が感動的でした。

  • 2014年09月14日(日)

綿矢りさ勝手にふるえてろ
町田康舞城王太郎に匹敵するグルーヴ!凄まじい筆裁き。

  • 2016年09月16日(金)

27年ぶりくらいに横光利一著 蠅 をリードしました。むろん、岩波文庫版で。

  • 2016年10月10日(月)

靴の裏がさぁ
剥がれてんよ
左の靴の裏のアレがさぁ
20年来の友とのline会話をしつつ、しながら、夜道ウォークしてルンでありますが、
他者を見下す/見下される、ということについてド真剣に対峙して描いている…
しろいろの街の、その骨の体温の 村田沙耶香 著 を、想起。想起!

以上は、自分が今年ツイートした、読んだ小説にまつわる記事からの引用です(Twilogで検索した結果)。

ビリジアン (河出文庫)

ビリジアン (河出文庫)

インストア・マーチャンダイジング〈第2版〉

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