【FGO】第五の聖杯 イ・プルーリバス・ウナム【第十五節 高き城の王】
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1783年。アメリカ。
独立戦争の終戦年。
当時、イギリス本国とアメリカ植民地との長い戦争が続いた。
この戦争を経て、元々数多の植民地でしかなかったこの国は、アメリカとして独立することに成功する。
魔術的な神秘は西洋に比べて少ないが、現実世界の基盤としてアメリカ無くしては人類史は成立しない。
また、先住民族による呪術、霊術は独自に発展しており、今なおその文化を残す地域も存在する。
歴史的大国アメリカ。
これは、時代の変革における、異質な戦いの序幕に過ぎない。
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・前回まで
アメリカの歴史を救うべく、メイヴに対抗するためにエジソンの治療(ナイチンゲール談)に向かう一行。
え、やです。
早速暴れるナイチンゲール。
と、その最中、ロマンの通信にノイズが混じり、ぶつりと途切れてしまった。
ロマンの通信を乗っ取って入ってきたのはエジソンだった。一度、ロマンの通信を見ただけで構造を解明し、電波ジャックしてきたのだ。
いや、その獅子はスタンダードじゃないでしょ。
ばきゅんと一発。投写された通信映像に向かってぶっ放したナイチンゲールの銃弾は、そのまま通信を強制遮断させた。
セキュリティが甘いですね。
マシュ忘れなさい。
というわけで再び城内へ。中には激昂したオスライオンがいる。。。
そうしてインドの大英雄は立ちふさがった。
史実でいないといけない。英雄であろうとした男の決意を背負って。
そうして放たれた必殺の「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)」
雷光でできた必滅の槍。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。
神獣や盾、城等の物理的なものは無論結界等も含め、あらゆる存在という概念を焼灼するもの、神をも滅ぼす究極の力とされている。
あの英雄王ギルガメッシュの宝物庫にも収蔵されていない。伝承では鬼神ガトートカチャを倒すために使われたとされるが、Fateにおいては最後まで使用しないまま戦死したことになっている。そのため原典や用途が分からないためギルガメッシュは持っていたとしても取り出せないという。
ならば、聖槍には聖剣。チャージ300%の黄金の剣が、狭い城内で爆発した。
かつて、月の裏側で面識がある二人。お互いの特性はそれなりに理解していた。
汗1つかいていないカルナに対して、息も切れ切れにこちらはかなり消耗している。このまま続けば、、、
と、カルナの攻撃がピタリと止んだ。
激同
(殴るのね)
じゃあこっちは煌めく涙は星の輝きだー!
あと対発明王対策に文明破壊女アルテラさんも連れて来ました。
「ちょくりゅうはわるいぶんめいだ」
高ぶるエジソンは明らかに毒々しい色の試験官を取り出して中身を飲み干そうとした。
それをバシっとカルナがはたき落とす。
地面に割れた試験官から零れた液体は、じゅうじゅう音を立てて蒸発していった。
弱ったエジソンに追い打ちをかけるようにナイチンゲールが決定的な言葉を言い放った。
ズン!ズン!ズン!とナイチンゲールが迫る。
エジソンの口から放たれた真実。それが、このライオン頭のスーパーマンの正体だった。
その場に崩れ去るエジソン。生前散々あった因縁を突かれては何も言えない。
頭が冷めたのは、色々リセットされたみたいで、ナイチンゲールの言葉に目を潤すライオン。
(え、なにそれ)