イムジンガク(臨津閣)

パンムンジョム(板門店)から10km近く離れた所にあるイムジンガク(臨津閣)。
一般の韓国人が軍事境界線に一番近づけるところです。

イムジン江(臨津江イムジン河))に架かる「自由の橋」。
朝鮮戦争で爆破された昔の鉄橋跡が橋脚だけ残っています。
橋の下を流れるイムジン江は白く氷結しています。
ちなみに「イムジン河」が発表された年に自分はまだ生まれていません。

「自由の橋」を渡る電車。
韓国鉄道公社KORAILキョンウィ線(京義線)のムンサン(汶山)〜ドラサン(都羅山)間を走っています。
キョンウィ線はソウルからケソン、ピョンヤンを経て中国国境のシニジュ(新義州)に至る路線です。

望拝壇。
北朝鮮で生まれた人が故郷を偲んで建てたものです。

イムジンガクの脇にはかつて朝鮮半島を駆け抜けたSLが静態保存されています。

朝鮮戦争で爆撃を受けたSL。
近くの原っぱで野ざらしにされていたのを持ってきました。

「望郷」の碑。

自由の橋のたもとには統一を願う人が鉄条網に付けた布が多数ありました。
その向こうには軍の監視小屋があります。

この鉄条網が無くなるのはいつの日か?

SLの前にある碑には北朝鮮の都市の距離が書かれています。
シニジュ(新義州)まで444km。
ピョンヤンまで208km。
線路は北まで繋がっていますが、直通する列車は現在走っていません。

その距離標識がある「鉄道中断点」の碑。
鉄道は北まで繋がっていますが、直通する列車はないので今でも事実上中断しています。

「鉄馬(汽車)は走りたい」と書かれています。