Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

萎れたる霜月半ば(Take me home)

家人は通院。娘は発表会。私は研修。忙しい1日となった。
優先順位1番でワクチンを打って貰える不名誉? いや、大事なこと。
医療の、医学の進歩のお陰で家人を守って貰っていることを、
片時も忘れることはできない。副作用が出ないことを祈るだけ。
その後、娘の発表会に付き添い。私は聞きに行けない。
回数の限られた研修を抜けるわけにはいかないので。
残念だが、ある意味どちらに出ても別の意味で「しんどい」


足がないのでどうしようと思っていたら、習い事のママ友達が、
娘を拾って会場まで連れて行ってくれることに。ありがたい。
こうやって一緒にアンサンブルができるのも、後一回だろう。
講義の録音用機器を貸してしまったので、気合を入れて勉強!と
思ったが、何しろテーマがテーマなので重い重い重過ぎる。
現場で何年何十年も踏ん張っていて、
一歩たりとも後へ引かけない人の強さには、本当に頭が下がる。
でも、全く同じことは私にはできない。

DVと虐待―「家族の暴力」に援助者ができること

DVと虐待―「家族の暴力」に援助者ができること

加害者は変われるか?―DVと虐待をみつめながら

加害者は変われるか?―DVと虐待をみつめながら


全てのことを一人の人がするわけではないから、
今は勉強の時期、どこまでできるかは自分の負担にならない範囲で。
そう言われて支えあって勉強してきてはいるものの、
どこまで自分の軸がぶれずにやっていけるものか、
皆目見当が付かない。知識も穴の開いたバケツに汲んでいるよう。
何だか駄々漏れ。見せられる映像は悲惨で、事実は陰惨。
どうしてこうなるのか、こうなってしまうのか、
いまだに逃れられず、どうしていいかもわからずいる人は多い。


何故? どうして? だから自分のホームグラウンドで守備に付く。
攻めているばかりではなくて、最低限、たとえば自分自身、
自分の娘、自分の職場、自分の仲間、身近な所から守らなくては。
知らなかったでは済まされないから、知らずに生きた方が、
目隠しされ知らされないまま、生きていけることが幸せではないから。
だから、少しずつ少しずつと思ってはいるのだけれど。
学ぶことさえ、・・・苦しい。

DVにさらされる子どもたち-加害者としての親が家族機能に及ぼす影響

DVにさらされる子どもたち-加害者としての親が家族機能に及ぼす影響

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Q&A DVってなに?

Q&A DVってなに?


はや、11月も半ばとなり、気の早い商店街はクリスマスセールだの、
お得意様特別招待会だの、巷にはチラシや呼び込み飾りつけが。
服を着ると体が重い、いや、体そのものが重い。
でも、学んで気が晴れるのではなく、現実に打ちひしがれる思い。
代弁する、支える仕事、アドヴォケーターになんてなれるのだろうか?
そんな迷いを抱えながら、寒風に吹かれてヨロヨロ。
朝から夕方まで丸一日、闘志燃え盛るどころか、
心萎えそうになりながら家路を辿る。



どうして、こんなところを歩いているのだろう。
自分自身学びながら常に迷う。四十にして惑わずなんてウソウソ。
経験、それはどこまで自分を引っ張って行ってくれるものなのか。
いや、それは言い訳? 人に伝えるために必要なエネルギーを、
自分のうちに見出すのが難しいくらい、今週は電池切れ。
頑張れ頑張れと自分に囁いてみるものの・・・。


かーちゃん、余計なGが掛かっていて重い。
服を着ているだけでもかったるい。
人間の格好をしていることさえかったるい。
体が重い以上に、心が重い。
取り扱っている内容が、中途半端じゃないだけに重い。
重過ぎて哀しくなる。切なくて苦しくなる。


それは何かのトラウマやフラッシュバック? いいえ。
単純な感情移入ではないけれど、勉強会で知る事実は辛い。
疲れている時は、事例が心を浸食する。
自分に何ができるだろうという、無力感が広がって、
少々プチ鬱。今週、基本的な「食と睡眠」が削がれたせいか、
踏ん張りが利きませぬ。


久しぶりに家人宅のドアを開けると、いい匂い。
「おかあさん、お帰りー。お父さんとカレー作ったんだー。
 食べて、食べてー」・・・上げ膳据え膳だ・・・。
鍋にたっぷりのカレー、いつもよりごつい切り口の野菜、
それもまた、歯応えがあって美味しい。
ああ、幸せ。なんて幸せ。
(奥歯を塞いで貰って口腔内に薬の味がしないので、
 食べ物がやっと美味しく感じられる今日)


かーちゃんは、かーちゃんは、涙が出そうです。
作ってもらったご飯、用意してもらったご飯、
その美味しさ、あったかさに涙が出そうです。
発表会を終え、大任を果たしてほっとしている娘。
今日ぐらいは家族でDS「トモダチコレクション」楽しもうか。
それとも百人一首? 


やっと今日は、今晩ぐらいはゆっくり眠れる?
月半ば、ノルマに追いかけられず眠れる?
責任だけが大きくなっていくようで、
どうしてこういう世界に身を置いているのか、
わけがわからないような、そんな気持ちになって、
途方に暮れながら生活している毎日。
手をかざすと暖かいのは家族のぬくもり、娘の笑顔。
退院したじーちゃんの容態も安定して、シロも何とか持ちこたえて、
今日はやっと親子3人水入らずの週末。

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