趣味は妄想

昨日、久し振りに日本人が日本語を話すドラマを見た。
つまり、字幕でも吹き替えでもない日本製ドラマである。
しかも、「月9」。
いつ以来かなあ?「101回目のプロポーズ」?古。


不機嫌なジーン」。
http://wwwc.fujitv.co.jp/gene/index2.html
動物行動学を学ぶヒロイン(修士課程)が、毎回周囲の人たちの様子を動物になぞらえて語る……という設定に心引かれて見た。
主演は竹内結子。変人で天才?の元恋人に、内野聖陽阿部寛が乗り移ったような演技に……阿部ちゃんの予定だったのか?と思わず勘ぐる。その他、理学部教授にもたいまさこ、天才人妻数学者(自称)に小林聡美、謎の鉢巻野郎にオダギリジョーなど。
中々面白かった。続けて見る予定。


さて、ドラマを見ながら私は激しく推理した……脚本家が最近読んだ本を。
まず、ドーキンスの「利己的な遺伝子」。

利己的な遺伝子 (科学選書)

利己的な遺伝子 (科学選書)

これは間違いない(作中にも出てくる)。
さらに、作中の表現等から、竹内久美子*1の著作も非常に可能性が高い。
また、「不思議なダンス」を読んでいないとしたら、これからでもいいから是非薦めたい。
不思議なダンス―性行動の生物学

不思議なダンス―性行動の生物学

そして、「博士の愛した数式」はかなりお気に入りのようだ。
博士の愛した数式

博士の愛した数式



ふふふ……と一人悦に入っていたが、冷静になるとちょっと危険な自分に気付く。
立証できない推理は妄想にすぎないのだ。
まあいいか。
それを言うなら、全ての安楽椅子探偵*2は妄想家なのだから。

*1:例えばこれとか

遺伝子と神について そんなバカな! (文春文庫)

遺伝子と神について そんなバカな! (文春文庫)

これとか

*2:実際に現場に赴いて捜査をせず、与えられた情報だけを元に、純粋に推理のみで事件を解決する探偵