第55回日本シリーズは、史上初の濃霧コールドでの幕開け。
千葉ロッテマリーンズ10−1阪神タイガース【千葉マリンスタジアム】
(濃霧により7回コールド)
○:清水直行
●:井川慶
HR:今江(井川1回)
イ・スンヨプ(井川6回)
里崎(橋本健太郎7回)
ベニー(橋本健太郎7回)
日本シリーズが史上初めて千葉マリンスタジアムで行われたわけですが、そこで史上初の珍事が起きた。
5回表までは1−1の投手戦でしたが、藤本選手の犠牲フライ同点にした裏に連打でマリーンズが勝ち越し一気に4−1にまで引き離した。
6回もポストシーズン中にバットが湿っていたイ・スンヨプ選手のソロアーチで5−1と突き放す。
すると7回表から怪しい煙がマリスタを包み込んでくる・・・。
その7回表を抑え、その裏は里崎選手の3ランやベニー選手の2ランとマリンガン打線が爆発する。
しかし、ベニー選手の2ランの直後1アウトランナーなしでマリスタを包み込んだ霧が濃くなり過ぎてゲームが中断する。
ところが、この日に限ってマリスタ特有の強風がなく、しかもほとんど無風状態だったので、濃い霧は、その風で流されることなく立ちこめてしまった。
結局、霧は晴れることなく30分ほど中断の後、主審がコールドを宣言した。
日本シリーズ55年目にして、濃霧コールドというのは初の珍事になった。
なお、千葉ロッテは15安打4HRで圧勝し、さい先の良いスタートを切った。
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