ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

本屋

八重洲ブックセンター

 久しぶりに本屋に入った。ちょっと中途半端な時期に本屋に行ってしまったので、今月出る予定の新書・文庫はまだ出ていないし、買いたい雑誌も殆ど見つからなかった。

 これだけは売り切れてしまったのか、ブックセンターでは見つからなくて、丸善日本橋店で入手。なにも今買わなくても良さそうなものだけれど、周りがワイワイいっているみたいなんでちょっとその気になって、志ん朝だから入手。第1巻のみ490円。しかも志ん朝の手ぬぐい模様の眼鏡拭きがついてきた。短くて物足りないところがあるけれど、なんたって、この二席で500円出してお釣りが来ちゃうんだから文句を言ったら罰が当たるというものでだ。

  • 「夢金」33分52秒 1977年12月3日 三百人劇場
  • 「品川心中」31分08秒 1979年11月12日 大阪・毎日ホール

 TBSが出した「落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上・下各巻22話」各31,920円(Amazonだと24,874円)を見たいけれど、Amazonで買っても両方で5万円。とっておきたい志ん朝なんだからそれくらい!という気持ちになるんだけれどなぁ。


鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)

鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)

 年末に出たらしい。そもそも「KAWADE道の手帖」なるものを知らなかった。巻頭の対談の相手はなんと中井久夫である。中井は旧制の甲南高校尋常科に入って卒業は新制だったという。京大の法学部に入学して医学部に移ったのだそうだ。鶴見の「アメリカ哲学」は講談社学術文庫でもすでに絶版だ。


季刊at(あっと)14号

季刊at(あっと)14号

 これも昨年末に出ていたもの。特集は「世界恐慌と農民・労働者の活路」というテーマである。上野千鶴子の「ケアの社会学」は「第12章・ふたたびケア労働をめぐって - グローバリゼーションとケア」。


〈満洲〉の歴史 (講談社現代新書)

〈満洲〉の歴史 (講談社現代新書)

 著者は朝日カルチャーセンターでも満州に関するレクチャーを続けている、早稲田大学大学院アジア太平洋センター教授。


 周知の極東国際軍事裁判で絞首刑となった武藤章の遺書であると日暮吉延が解説に書いている。

  • 雑誌「東京人」は1月号が築地だったのだけれど、2月号は「特集 剣豪の世界」だってんですなぁ。そこまでは拡げるつもりはないんで、2号連続でパス。

OfficeDepo

 先日友達が持っていたのを見て、入手したいと思っていたのが、マルマンのmnemosyneというシリーズのノート。ミシン目つきの方眼ノート。銀座の伊東屋で見つけられるかと思ったらノート売り場にこの方眼ノートだけが見つからない。オキナのB6版方眼のProject Paperもこれまた伊東屋には以前からおいていない。そのまま裏から伊東屋を出て銀座一丁目にあるOfficeDepoにまわると両方ともばっちり在庫あり。
 結局伊東屋さんで入手したのは万年筆のためのカートリッジのみ。まだメルシー券をくれる。今月いっぱい出るんだそうだ。
 PLUSが出している郵便物の宛名を消すための判子の大きなものをスペアのインクカートリッジと共に入手。シュレッダーを買うほどではないのでこの手のものを使っているけれど、これまでの小さいものだと何回もぽんぽん押すと薄くなるし、スペアのインキを入れてもすぐに薄くなってしまうのだ。

「日本の論点」文藝春秋

こちらの方のブログと、こちらの方のブログを読ませていただくと、文藝春秋社が毎年出版している「日本の論点」という分厚い本の2009年度版にいよいよ文藝春秋色が色濃く出てきているらしいことがわかる。
 この本が私にとって重宝したのは1999年、2000年くらいの時のことで、大学受験に際して一冊まるまる読み込んだ記憶がある。今ではすっかり文藝春秋の手垢にまみれた中途半端な読み物という印象が拭いきれなくて手にすることもなくなった。学部生のちょっとしたきっかけ作りのためのエッセー集とでもいったら良いのではないかという気がしていた。
 その「日本の論点」のこれまでの相反する立場にいる二人の意見を並べるという設定を崩してきているようだし、文藝春秋色がどんどん濃くなって、ついにはあたかも桜チャンネルの出演者を見ているかのごとき執筆者のラインナップとなってはもう落ちるところまで落ちてしまったのかも知れない。まさか上坂冬子にまで出番が回ってくるとは。よく東條由布子や、在独の自称ジャーナリスト女史を出さなかったものだ。来年に期しているのだろうか。

内閣支持率

 古賀選挙対策委員長は12日の福岡県柳川市での講演で、「党内がまとまっていないよう国民に映り、政治不信を招くような行動は決してあってはならない。今、支持率は悪いが、麻生首相だけの責任ではない」(2009年1月12日21時35分 読売新聞)

 仰るとおり。自民党公明党、両党に連なる全議員、その従前からの支持者、付和雷同で彼らに投票した支持者全員の責任である。テレビのニュースで見るといつも強面の古賀が気持ち悪いほどのにこにこ顔で集まっている人に愛想を振りまいているのが印象的だった。その握手をしているひとりひとりに責任がある。

支持率低下の要因について首相は「国民にこういう政策なんだと説明しないといけないが、国際金融の説明はかなり難しくなる」と述べ、経済政策への国民の理解が進んでいないことが一因とした。(毎日新聞 2009年1月13日 東京朝刊)

 え?!どの政策のことをいっているの?何をやっているっていうの?!これだけ一生懸命目を見張っているけれど、どれのことなのかさっぱり見当がつかない。