ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

なんだかんだいったって

 今の民主党政権のずたぼろ振りは眼を覆いたくなるほどの惨めな状態である。次に打つ手が殆ど考えられなくて、なんの罪もないと覚しき、あの百戦錬磨で、これまでにどれほどの悪事を働いたか見当のつかない検察ですらさじを投げた小沢一郎を人身御供にして、起死回生を狙うという誠に前後の見境のない、国政を担うのはもう無理という状態だ。
 茨城県議会議員選挙では(かつて悪名高い衆議院議員で知られた地域だけれど・・・差し障りのある皆様、ドモドモ!)自民党にボロ負けだ。
 しかし、しかしなんであるけれど、自民+公明の「低次元米国追従、天下さえ取っていれば良いんじゃない」政権がこれまでにどれほどの悪事を働いてきたか、そしてどれほどのことを霞ヶ関まかせにして自分が美味しい眼を見るためだけに専念してきたのかということが、これだけ白日の元に晒されたことはかつてなかったのではないだろうかと、この点については私は評価して良いと思う。
 ただ、はなはだ残念なことは、これほど明白になったにもかかわらず、やっぱりその美味しい眼を見ていた輩が政権党内部だけに限らずに、霞ヶ関全域にもわたっており、その上正に驚くべきことに大マスコミすべてが関与していたという、国家上げての国民からの搾取構造にあったということだ。
 それが問題化せずに、逆になんの問題もない、小沢一郎陸山会の会計システムに固執する作戦にものの見事に国民の多くが引っかかっちゃった、というところがなんとも悲しい実態なんである。こんな簡単なことに引っかかっている要因はそんなマスコミにしか情報源を頼ることを知らないという世の中のシステムにある。
 法人税の減税はもう既定の事実のように報じられているけれど、マスコミにとってはスポンサー様々なんだからそう報じないわけがないのであって、これが客観的な視点に立って報じられていると思わせる術としては彼等は百戦錬磨だと云って良いだろう。なにしろ芸能番組だってマジョリティーにたかって生き延びるのがテレビ・マスコミだ。古くはナベ・プロ、今じゃ、ジャニーズ、吉本。ふざけちゃいけないっての。なんでここで法人税減税なんだよ。
 企業が他国に逃げていく?逃げたい企業はどんどん逃げさせたらいいよ。日本のマーケットは大きいんだぞ。こんなに人間が集中して、しかも絶対数がこれだけいる市場が他にあるんだったら探してこいよ。あ、中国とインドには負けるかな?でも人口密度はどうだろう。データーをひっくり返すのが面倒だ。
 検察のむちゃくちゃ振りを過去に遡って追求するべきで、そこには当然政界、財界とのつながりも全部洗うべきだ。なんで、これをそのままにして小沢一郎なんだよ。官房機密費の話はどこに行っちゃったんだよ。河村を呼んで来いよ。小沢一郎の問題よりもこっちだろう。
 東京都条例にしても築地の問題にしても、こっちの方が小沢一郎の政治資金の帳簿記載の一年のずれとどっちが問題が大きいっていうのか。
 内閣支持率だなんて各紙によってあからさまに数字が異なる、そんなふらふらものに振り回されて、本質を見失っていっちゃダメなのだ。

カルピス

 今朝のTBSテレビの「がっちりマンデー!!」はカルピスの社長が出てきた。この番組は順風企業の社長が出てきて語るのだけれど、あんまり嫌みな社長は出てこない。今朝は頭が一・九分けになっているカルピスの社長だった。これで、服部グループの服部真一郎社長のような、まるでテレビ俳優のような人が出てきちゃったらいけ好かないねぇ、と思うけれど、こういうタイプの社長だとほのぼのとして見ちゃう。赤字続きの瀬戸際にいたカルピスを助けたのは「カルピス・ウォーター」だったのだそうだ。私はカルピス・ソーダは好きだけれど、単なるカルピス・ウォーターはなんで家でもできるようなものをペットボトルに入れて売るんだよぉ、と一度も買ったことはない。
 で、昔のカルピスのあのマークだけれど、あれが黒人をおちょくってンじゃねぇかと問題になって止めたのが一体いつの話か私なんぞはもう思い出すこともできない。しかし、私はあのマークは蟻を擬人化したもので、あの甘さに蟻なんぞはぞっこんで、だから蟻酸から来ているようにちょっと酸っぱいんだなと思ったのであるね。
 ず〜っと昔から「カルピス」は英語民族からは「cow piss」に聞こえるから止めろという話で持ちきりだったけれど、今はどうなってんだろう。

2010年12月11日のツイート