最近の買い物からひと山

そこそこいろいろ消化した。未読も少しあるけど、それ込みで今度もうひと山。あと大洋社行って数か月分の買う本チェックもしなきゃ。

渡辺航 電車男(01) ★4
RED表紙に最初にこいつを見つけた時は「俺の菅原クンともぎちゃんを返せ!あとみのり。」としか思わなかったんだが。試しに買ってみたらメチャ面白かった。原作からは大幅に脚色してあるみたいだけど(っていうかそうでなきゃ漫画化なんて出来ないよな)、おかげで色々余計な事考えずに読めた。主題も「少しの勇気で世界が変わり始める」っていう少年漫画/少女漫画的健全きわまる方向に照準があってて、ピュアボーイ電車(やだなあ…電車…)がとにかく萌えます。シンジ君ってゆうか(エヴァ世代)。他の名無しキャストの日常がしっかり構成されてて「それぞれのドラマが絡み合う」的なつくりもしっかりしたものです、てゆうかこの漫画萌えキャラ(広義)しか出てねえ。
まあしかし書き込み部分とかはやっぱりどうしようもなく邪魔だった。「舞台が2ch」って点はアレンジしようがなかったんだろうな。顔文字のキャラ化も割と「そのまんま」だったし。もっと普通に猫にしちゃっても良かったんじゃないかなあ。折角漫画化したのに平面的なままなのは寂しかった。あと、エルメス(やだなあ…エルメス…)は今んとこ元ネタどおり「よう分からんキャラ」だった。「綺麗で育ち良さそう」って点以外に惹かれる点がない。実際の電車(「実際の」っていうのもアレだけどな!)が惚れるのは「毒男だし」で済むかもしれないけど、この漫画の電車が彼女にゾッコンしちゃうのはイマイチ分からない。
…とまあ疑問点もいろいろあるけど、そんなの制服ぬいだら♪の「らびゅ〜」程度の不満っすよ。いつも通りの渡辺航漫画です。タイトルで敬遠してるファンがいたら「損はないですよ」と耳打ちして回りたいね。
山口貴由 シグルイ(04) ★5
エロくて死ねます。これが破壊。これが恐怖。これが怪奇。理解不能な領域を「肉体に分からせる」山口氏の筆力は奇跡の産物だと思う。あと薪雑棒(まきざっぽ)!薪雑棒!これが音撃鼓の力…!(R18になっちゃうよ)
衛藤ヒロユキ がじぇっと(03)[完結] ★4
終わった!?…なんか最後に派手な決着を持ってきた割に淡々と終わった!衛藤さんらしいっちゃらしいけど少し急ぎすぎだった。タレママはおいしかった。
okama CLOTHROAD(02) ★4
やっぱ狂ってるよこの人。根っこはしっかりと少年漫画っぽいのに何でここまでアンバランスなんだろう。心臓に悪い。そしてムーリネ姉妹マジお近づきになりたくない。
鈴木央 僕と君の間に(02) ★3
なン?何喰らった?(小西) 鈴木センセイの「思うままに描く」はホント常軌を逸してるなあ。アマゾネスのエロさはむしろ直球で、やばいのはデブリスの街の「猥雑」では済まない異様さ。san値が下がる思いです。
外薗昌也別天荒人 ガールフレンド(01-02) ★4
外薗さんの「ややこしい恋だいすき」っぷりが爆発してます。なんかたまきんがもきもきする。あと別天氏の漫画を単行本で読むのは初めてなんだけど、この人ファンタジー似合わないんじゃないか?これみたいな現代モノの方があってる気がする。
外薗昌也 わたしはあい(01) ★3
はいはいはい大方の予想通り「ややこしい事になってる理子」たんしか目に入りませんよ。一生ついて行くぜ。伊達にGB小野寺のオトモダチじゃないですね外薗さん。あと紺野くんになりたい。何だあれ。
TONO 砂の下の夢(01) ★4
…なんか…お気楽なチキグー?つうか連載増えましたねTONOさん。
柴田ヨクサル エアマスター(24) ★2
坂本篇が完結したと思ったら時田が完全に噛ませ犬と化してサンドバッグられ、なんかしらんけどエアと渺茫がたたかって(続く)。早く深道クエストになあれ!としか言えません。FUCK!あーただトーキング・ブルーズは相変わらず最高に駄目まってて素敵ング。それでいいのか坂本。
森恒二 ホーリーランド(09-10) ★5
ドラマにあわせて二ヶ月連続刊行とかやってたなあ…。えーっと2冊分だと、キック振りぬきにはじまりキック振りぬきに終わったのか…。なんか業が深いな。色々と心臓に悪い展開が続くぜ。白泉会もボクシング部も「ユウをかつて疎外した側」の人間たちだから、ぶつかりあってみても空しい、って側面もあるのかもしれないなあ。敵意以外のものは得られない関係かもしれない。