スカウターにまた一歩近づいた

デジライフNAVI
【第1回】 2011年11月9日 大来 俊
スマホをかざすだけで外国語の料理メニューを翻訳!NTTドコモが提供するアプリは海外旅行の強い味方
http://diamond.jp/articles/-/14770
(略) そんな悩みを解消してくれるのが、NTTドコモが提供する料理メニュー翻訳アプリだ。同社のアンドロイド対応スマートフォン向けで、カメラ越しに外国語の料理名を画面に映すだけで、瞬時に日本語訳を表示できる。中国語、韓国語、英語に対応しており、今年9月16日〜来年1月16日間に無料でトライアル提供し、ユーザーの意見や要望などを集める。
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 ところで、今回のアプリは、NTTドコモが開発を進める文字認識技術の一部を使っているに過ぎない。実は、文字を「窓」のような限定された範囲の中だけで抽出するのではなく、画面に映るすべての文字を抽出し、高速かつ正確にOCR処理する技術を既に開発している。

 この技術を使うと、たとえばスマホを中国の街角でかざせば、画面に映る道路標識や店の看板などの文字情報をすべて抽出し、それぞれを瞬時に翻訳して表示することも可能になる。ユーザー情報を登録しておけば、関心を引きそうな文字情報だけを表示させることもできる。「居酒屋」を関心事として登録すれば、画面上にはお酒が飲める店の文字情報のみが表示されるわけだ。
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「技術をオープンにして、サービスに広がりを持たせたい。将来的には、カメラ越しに文字を表示すれば、自分が知りたい情報を何でも教えてくれるようなサービスを実現したい」と、NTTドコモ研究開発センターサービス&ソリューション開発部の岩崎淳氏は話す。ソフトウェア開発者が自由な発想で生むアプリに期待したい。