東日本大震災

とはいえ・・・

原発を語るとき(語りたくもないけど)どうしても「電力が大事か、命が大事か!」という話になるよね。

その答えは明白なんだけど、あの日はその多くの命が津波によって奪われたという辛く悲しい日でもある。


昔、宮城から岩手の海沿いを車で北上したことがある。
岩手県宮古市田老町に立ち寄ったとき、目の前にたちはだかる防潮堤に度肝を抜かれた。
「凄い・・昔から津波の被害を受けてきた町だけある」と、あまりのその迫力に防潮堤の下で記念写真まで撮ってきたんだけど。


津波であの防潮堤が壊れる様子を見るたびに、あのときの光景を思い出す。
防潮堤を過信したんじゃないか、安心しきってしまったんじゃないかって言われるけど
誰もあれが壊れることを信じられなかったのは、不思議ではないけど残念・・。


津波に関する本もこの1年で数えきれないくらい出てるけど、この本には命からがらでも
生き延びた人達の凄まじい体験談が書かれてます。



生存者
〜3.11大槌町津波てんでんこ〜