月島・ほていさん

インターネット検索大手ヤフーの買収騒動に、
メディア大手ニューズ・コーポレーション
ルパート・マードック氏が参戦したとの情報。
13日、複数の米メディアが伝えたらしい。


MSからの巨額買収提案を一蹴したばかりで
今後の展開が注目されていた今回の騒動だが、
これで「世界一の大富豪」ビル・ゲイツ氏と、
「メディア王」ルパート・マードックと氏の
直接対決という局面に入る可能性が出てきた。


さて、月島のあんこう鍋「ほていさん」である。
名物のもんじゃ焼き屋が軒を連ねる商店街から
路地を一本入ったところにひっそりとある。


久しぶりだったので、どの路地を入るのかわからず、
客引きしているもんじゃ焼き屋のおばさんに尋ねた。
「あのぅ・・ちょっとお伺いしたいんですが。」
すると驚いたことに、店の名前を切り出す前に
「ほていさんですか。そこの路地ですよ。」だと。
よっぽどよくきかれるのだろう。



店は3階まであって結構広い。
でもこの時期はいつも予約でいっぱい。
今日も人数の変更がないかを、
前日にわざわざ電話でチェックされた。


冬のメニューはあんこう鍋のコースのみ。
ただそのあんこう鍋がとてもユニークで
遠方からも客をひきつける名店なのだ。


お刺身


メカブとごま豆腐のお通しに続いて
お刺身の盛り合わせがドスンと登場する。
これで5人前。盛りが多いのが店の自慢。



今日は「日経エンタ!」の品田さんを囲む会。
「バレンタイン・デーですがいいですか?」
お誘いした時に念のため確認したのだが、
今日になって「実は私、誕生日なんです。」だと。
どんなサプライズじゃ!


前回、「誰の表紙がよく売れますか?」
との問いに「新垣由衣」と即答した品田さん。
その後くらいからガッキーは一気にブレイク、
年末には異例の年度内2回目の表紙を飾った。


品田さんの持論は、
「雑誌は若い子のデート需要に支えられている。」
だからデートのはやりすたりの知識はもちろん、
若者の行動観察や心理分析が欠かせない、とか。
51歳になった今も研究に余念がない。


あんこう


お待たせしました。
あんこう鍋の登場。
上にのっているのはあん肝。



まず一口いただいてから混ぜてもらう。
濃厚で甘みのある、独特の鍋が完成する。


それぞれの茶碗に取り分けてもらう。
これが一人3杯から4杯。
あんこうだけでなく野菜もたっぷり。
大食漢も絶対大満足である。



「女性編集長は、必ずしも女性雑誌にむかない。」
これも品田さんの持論。
『CanCam』は当初、「かわいい」えびちゃんと、
「かっこいい」山田優ちゃんの両面でかまえていた。


しかし、読者の本音は「かっこよくなりたい」ではなく、
「かわいくなりたい」、さらには「もてたい」であった。
その結果えびちゃんにシフトして雑誌は大ブレークした。


それは編集長の大西さんが男性だからできたことだと。
女性編集長だったら「もてたい」は選べない、と品田さん。
雑誌とサルサのことを語ると、相変わらずアツい。


あんこう鍋は最後に雑炊でクライマックスを迎える。
鍋のだしと、あん肝が混ざりあった最終段階。
それでいただく雑炊がうまくないはずがない。


どうやら2時間半の時間制限があったらしく、
「そろそろ帰ってくれ」と2度うながされた。
もはや満卓ではないので大目に見てくれても・・。
愛想は悪くないが、「流れ作業」を感じさせた。


でもコストパフォーマンスは最高。
あんこう鍋のコースは5,250円
ほていさん
03−3531−5200