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2007-12-31 (Mon)

2007年を振り返る

今年一年を振り返るという内容を書こうと思ってここにタイトルつけたんだけど、書けなさそうなので年が明けてから前年を振り返る感じで改めて書くことにします。なのでここにはあとで書かない。

2007年に読んだ本ベスト10+α

今年読んだ本はこの日記記録されているのが146冊。ただ、忙しかったときに読んだだけで書くの忘れてたのが何冊かあるので実際はもう少し多いです。160冊くらいかな。それでも2日で1冊ペースには届かない。年々読書量落ちてると思ってたんだけど去年より冊数では増えてた。ただ読みっぱなしで何も書いてないのが多数。あとで書く力に拍車がかかってるというか(いばれん)。

で、本編はあとで書く

羅列だけするとこんな感じか。あ、フィクションがぜんぜん入ってないのであとでなんか入れよう(評伝シャアノンフィクションという立場)。

Esther Derby, Diana Larsen『アジャイルレトロスペクティブズ』

アジャイルプラクティス』について書いたときに、ついでに言及しようと思って記録を探したら書いてなかったよ。たしか10月のどこかで読んだのですがちょうど忙しくてこの日記には書いていなかったようです。あとで書くとすら書いていない。日付がわかんないので年内のここに置いておくよ。

よくイベントが終わったときに、壁とかホワイトボードにKeep, Problem, Tryと3分割して反省会みたいなのをやってる(Rails勉強会とかで毎回見るね)、あれが実は「レトロスペクティブ」の一形態で、日本ではたぶん平鍋さんが流行らせて懸田さんにより「ふりかえり」という訳語があたえられた。

で、本書はその「レトロスペクティブ(ふりかえり)」について、その意義や様々な手法、具体的な実施の仕方やヒントその他諸々をプラクティスとしてまとめて解説したという、1冊の本になっているのがほとんど奇跡のような書物です。原書Pragmatic Bookshelfから出ている。

それで、その奇特な本の翻訳されたのがbliki_jaで知られる(という説明でいいのだろうか)角征典さん。大変だっただろうなあ。各プラクティスの項目名などは標語的な短い英語日本語にしにくいのが山盛り。"Retrospectives"が「ふりかえり」になるまでには相当な時間や経験の蓄積があった気がするんですが、それに匹敵する時間を各プラクティス名それぞれにかけることは無理なので、非常に苦労のあとがしのばれます。でもおかげで本文はとても読みやすい。

私自身の感想としては、こういうのは実践しながら体現しながら読まないとよくわからないしちゃんと読めた実感もつかめないなー、という感じです。本から引用すると:

ファシリテーションには、ソフトウェア開発とは異なるスキルや観点が必要だ。新しいスキルを手に馴染ませるには、時間をかけて練習を重ねることだ。

そうだろうと思う。でも日々のプロジェクトでは、こういったことが有用なのは知りつつもつい後まわし、みたいなデンタルフロス状態になってしまって、というかうちではなってます。反省。来年からちゃんとフロスも使いますよ、あうあう。

2007-12-30 (Sun)

小島寛之『数学で考える』

数学で考える

数学で考える

非常に面白い。これはすごい。めちゃオススメあとで書く

Venkat Subramaniam, Andy Hunt『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

Pragmatic Bookshelfの1冊なんだけど、原書は読んでも買ってもいなかったので躊躇なく日本語版を買ったよ。角谷さん木下さんが監訳をしているというそれだけでオーム社の本気が伝わってくる本です。なんとか年内に読んだ。

内容はみんなもう知ってると思うけど、アジャイル開発者の振舞いや習慣について解説した本です。いまとなっては「アジャイル」という言葉はその出自を無視して一人歩きをするようになってしまったので、不安になった人は本書を読んでもう一度確認しなおせば良いと思う。

本書はAndyが共著者であることから『達人プログラマー』の続編と言われることもあるらしい。たしかにそういう側面はあるのだが、一読した印象では本書の位置付けはそこではなく「気分」を伝えることにあるらしい。実際、各章では最後に「こんな気分」という節が挿入されて、著者らが追及するこんなふうになていたらいいという状態が描写されてます。どっちかいうとPragmatic Programmerよりも『Ship It!』に近い感じ。『達人』の続編だと思ってあれくらい具体的な指示を期待していると肩すかしを喰らいます。

そのへんは、まあ啓蒙書だと思って読めばいいのだが、本書では啓蒙書らしく全体に渡って悪魔天使が出てきて悪魔の囁きをしりぞけつつ天使の助言に耳を傾ける、という記述をしています。が、この悪魔が極端すぎて現実的でないところが弱冠気にかかる。たとえばこんな感じ:

「どんどん継承階層を深くしようぜ。別のクラスの機能が欲しけりゃ、迷わず継承! 新しいクラスが問題を引き起こすかも? 気にすんな。呼び出し側でなんとかできるって。そんなの向こうの問題であって、こっちの問題じゃねえもん」(p.129)

私の中の悪魔はこうは言わない。この例だとこんな感じに迫ってくる:

「ここで継承するなんてひどい設計だと思うだろ? 無理もないよ。でも今お前はとにかくこのコードを動かさなきゃいけないんだよ。新しいクラスが問題を引き起こすかも知れないけど、事情を話してなんとか対応してもらうしかないよ」

あるいはユニットテストについて、本書の悪魔はこういう:

ユニットテストなんてやってる時間も余裕もないだろ。そんなの書いてたってプロジェクト遅らせるだけだっての。お前は腕利きのプログラマなんだぜ。そんなお前にユニットテストなんて時間無駄さ。ただでさえ切羽詰ってるんだぜ」(p.81)

けれど私の悪魔はこう:

ユニットテストが有用なことはわかってるよ。いろいろ助かってるしな。でも今はここをちょっと修正するだけなんだよ。それで全部丸くおさまるからそこだけちゃちゃっとやっちまえよ。不安だったらあとで追っかけてテスト書いとけばいいんだよ」

要するに本書の悪魔は本当は存在しない仮想敵みたいになってて、現実味があまりない。もちろん説明のためにあえて極端なこと言わせてるんだろうけど。ただ、そんなときでも天使の助言は共通だ。だから誰もが自分の中の悪魔想像して、その上で天使の言うことを聞いて日々を過ごして行くよう努力しなきゃいけない。

はっきり言って天使の助言はわかりきったことばかりだ。曰く「自動化されたユニットテストを習慣にしなさい」またあるとき曰く「いついかなる時でもプロジェクトリリース可能な状態にしておくのです」などなど。わかってるよ! とか叫びたくなるし所詮はキレイごとだよって現実悪魔に隙をつかれそうになる。でも、わかりきったことだからこそ感覚麻痺しないように常に意識し続けることが重要なわけで、本書が目標にする「気分」によって天使の助言を忘れないようになれることを切に願う。

あともうひとつ。この手の本で翻訳日本語の適切さを疑わなくていいというのが、どんなに素晴らしいことかというのがよーく実感できました。他の技術書翻訳では、流石に白いものをクロというような訳はそんなに多くないとしても、白が黄色くらいになっちゃってる例は枚挙に暇がない。本書の場合はたまたま監訳者が二人とも顔見知りで本書の内容にめちゃ精通しているのを知っているという事情もあって、とても安心して読むことが出来ました。

2007-12-29 (Sat)

手嶋龍一『ウルトラ・ダラー』

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

これをフィクションだと思っているのは作者だけ! とかなんとか言われて話題になったインテリジェンス小説ですね。ハードカバーのも買ってたんだけど結局読まずじまいのうちに文庫化していたので改めて買ったよ。解説が佐藤優氏。

十年の一度の逸材と言われながらその政治信条を問題視されBBC特派員としていわば放し飼いにされているスティーブンスが主人公、彼のもとに、ダブリンで超精巧な100ドル紙幣「ウルトラダラー」が見付かったという報が届く、というところから始まって東京、ワシントン、サハリンなど縦横にかけめぐる。

小説としては雑なところがあるかも知れないが、一気に読ませる面白さはたしかにありますねえ。モデルが特定できる登場人物もいるし、虚実入り乱れという感じは素直にうまいと思う。これでスティーブンス以外の登場人物を語り部にした別のお話なんかがいろいろ出てくるとより小説っぽくなるんですが。コリンズなんかどうだろうか。著者の興味はそういうことにはなさそうなので無理ですかね。

追記: ↑でとかなんとか書いたあとで著者の公式サイト発見したんですが、そのに文庫版発刊を機に書かれた解説が置いてあって

主人公の英国秘密情報部員スティーブンは、物語の終わりに杳として姿をくらましてしまったが、新潮文庫の出版を機に日本海側の街で姿を見かけたという情報がある。やがて現実世界に舞い戻ってくるかもしれない。

手嶋龍一オフィシャルサイト 最近の著作

とかなんとか書いてあるんである。続編出す気まんまんという感じ。

関連記事

ライオンと蜘蛛の巣』を読んだときに「次はアレ」とか書いておきながら一年経っていたということが発覚して焦る。ついでに佐藤優氏は本書のたった数ページの解説でも存在感出しまくりで、やっぱこの分野のことを書いてるのがいちばん面白いな。

2007-12-26 (Wed)

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

知り合いが絶賛しまくってるので無視できなくて買いましたよ。いやー、すごいなこの人。いろいろあるけどあとで書く

Apple Store Lucky Bag 2008 買えず..

前に書いた通り、限定数少なすぎて結局売っているかどうかも確認できないまま販売期間が過ぎてしまいました。買えた人いたんだろうかというくらいかすりもしなかった。

あと残されたチャンスは年明けの店頭だけど、これは並ぶのも寒いしたぶん行かない。

2007-12-25 (Tue)

Ruby 1.9.0 Released

おめでとうございます。おつかれさまでした。あとで書く

インターネットマガジンのバックナンバーが無償公開

インプレスR&Dは25日、1994年から2006年まで発行した月刊誌「インターネットマガジン」のバックナンバーを、PDFファイルで広く無償公開した。これまでも、雑誌の定期購読者や登録ユーザーに対してはバックナンバーPDFファイルを公開してきたが、これらの制限を無くし、誰でも閲覧できるようになった。

</pp> <pp>「インターネットマガジン」のバックナンバーがPDFで無償公開</pp> <pp>

これはすごい。あとで書く

2007-12-24 (Mon)

三聲会第二回公演

ひさびさのお能。あの小さい杉並能楽堂に220人集まる。演目は『井筒』です。

あとで書く

花よりも花の如く 第5巻 (花とゆめCOMICS)

花よりも花の如く 第5巻 (花とゆめCOMICS)

アミール D.アクゼル『相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学 アインシュタインと膨張する宇宙』

今年の後半戦から物理勉強はまっているのですが、これは今年前半に文庫化して買ってあったらしい、というか気がついたら本棚に2冊あった。まあ発見したついでに読みました。

タイトルからはミンコフスキー幾何をやさしく解説してくれそうな印象がありますが実際はそうでもなく、ごく普通相対論にまつわる科学読みもの、といったところです。アインシュタイン人間像について多角的にというか、やや困ったところも含めて記述しているところが他書にないところかも知れない。

ちょうど現代の宇宙論の発展により宇宙定数が蘇るかも知れない、というような本を読んだばかりだったので宇宙の膨張についての説明が特に気になってしまう。そしてこれがけっこうややこしい。

かしこれはやはり読んでよかった。文庫になってるということが素晴しいですね。科学啓蒙書はもっとじゃんじゃん文庫で出して欲しい。

2007-12-23 (Sun)

谷山浩子コンサート at 江東文化センター

毎年恒例になってしまった江東区でのコンサート。これで今年の浩子さんとお別れになってしまうのも毎年恒例です。2度のアンコールのあと帰り際の拍手にも、一年間お疲れさまでしたの気持ちがこもる。

2007-12-17 (Mon)

『1ポンドの福音 (4)』

1ポンドの福音 4 (ヤングサンデーコミックス)

1ポンドの福音 4 (ヤングサンデーコミックス)

何故か見かけたので今日読んだ。はじめて読んだのは中学生のときだったから、足かけ20年弱くらい? このタイミングでというか今年に入ってから4巻が出てるとは思わなかったので反応が遅れてしまった。最初から読み返したいんだけど、部屋のどこにあるのかわかんなくてBookoffで買った方が早そうな感じではある。でもまあ、終わってたということがものすごく感慨深い。今更だけど。

2007-12-14 (Fri)

Asiajin launched

Asiajin will provide you information about Asian Internet trends, company profiles, key people, communities, conferences and events. We provide you essential information for professionals who want to do business in Asian market.

Asiajin Asiajin launches

日本をはじめとしたアジアからのWebスタートアップ情報英語圏に発信するblogが始まりました。書いてるのはどちらもお友達の新井さんと秋元さん。こういったことを行動に移していけるのはすごいです。応援したいし、何かお手伝いできたらいいなと思います。

ちょうど今年のRubyConfのときに、今回から参加のかくたにさんが「Shibuyaは世界に負けてない」的な発言をされてたのですが(超意訳かも)、本当に日本人プログラマもやってることそのものは全然世界に負けてないんですよね。というようなことをもっと詳しくあとで書く

2007-12-13 (Thu)

池田信夫『過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? 』

著者本人のblogでの補足が面白いので引用:

活版印刷の影響は300年後の産業革命まで及んでいる。それになぞらえると、現在ルター訳の新約聖書が出版された1522年ぐらいの段階だろう。ここまでは予想のつく展開で、おもしろいのはこれから起こる本当の情報革命だ。それは必ずしもいい方向ばかりではなく、宗教戦争のように破壊的な出来事をもたらすかもしれない。

池田信夫 blog ムーアの法則の歴史的帰結

他にもいろいろ言いたいのであとで書く



関連

2007-12-09 (Sun)

『MAC POWER 2008 Winter』

http://www.ascii.co.jp/pb/macpower/About_Me.html

MACPOWER 2008 Winter (アスキームック)

MACPOWER 2008 Winter (アスキームック)

2007年10月号で休刊なったMAC POWER誌が季刊誌になってあっさり再刊開始らしい。何も聞いてなかったんだけど本屋で突然見つけてびっくり。よかったー。というかUnix Magazineとかと同じパターンなのかも。まあ油断ならないな。

当然のように川崎和男先生の連載(?)もあるのだ。すばらしきかな。詳しくはあとで書く

2007-12-08 (Sat)

森博嗣『探偵伯爵と僕』

探偵伯爵と僕 (講談社ノベルス)

探偵伯爵と僕 (講談社ノベルス)

読んだのはこっち。もとの本も持ってたけど読む前にノベルズで出ちゃった。わりと好きな部類。あとで書く

探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)

探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)

2007-12-05 (Wed)

原丈人『21世紀の国富論』

21世紀の国富論

21世紀の国富論

ほぼ日見て気になりまくってしまったので読んだ。あとで書く

2007-12-01 (Sat)

吉井讓『論争する宇宙 「アインシュタイン最大の失敗」が甦る』

おもしろい。ていうか読むと泣く。天文学の基礎的なところから入って、宇宙の距離のはかりかたの発展を紹介しつつ、アインシュタインが発表はしたが後に取り消した「宇宙定数」が存在するかも知れないということを解説(でも後半一気に難しくなってふりおとされましたが)。

そしてそこまで解説してきた理論を背景に、クェーサーを定常的に観測することが必要になり、ついには著者自身がプロジェクトを率いて専用の望遠鏡を作ってしまいます。この苦労が並大抵のものではなくて熱いものがこみあげてくる、とかその他もろもろについてあとで書く

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