劇場版マクロスFイツワリノウタヒメーを観て来ました!
日曜日だった事もあってか、公開から一ヵ月近く経っているのに昼間はほとんど満席で、午前中に観る予定だったのが結局夕方までずれ込むという想定外の事態に…。災難ながら、相変わらずの人気振りに何となく嬉しい様な気もしたりして。
TVシリーズのダイジェストを想像してたら新規カットが大半で、割と違うイメージになってたので驚きました。
1クール分を2時間にまとめているので細かい説明などは少し荒削りな感もしますが、ストーリーはそれなりにまとまっていたし、二部作の前編とは思えない程燃えるクライマックスが用意されていて大いに楽しめました。
TVシリーズと比べて、よりメインキャラ三人にスポットを絞り、アルトが心に抱えている怖れや後ろめたさ、時折飾らない素の自分をさらけ出すシェリル、アルトとシェリルの接近が心配で堪らないランカなど、彼らの心象表現をより掘り下げたストーリーとなっていたと思います。
あとは何と言っても美麗なビジュアルと壮絶なメカアクション。
シェリルのコンサートシーンは歌っているシェリル本人はもちろん、華麗なパフォーマンスやホログラフの演出もまた大胆で面白く、映像的に外せない見所となっていました。そのあたりはちょっとOVAのマクロスプラス風味?
研ぎ澄まされたメカアクションはさらにスピード感を増し、一瞬の判断に命を懸けるシビアささえ身近に感じるような、とてつもない目まぐるしさ。
TV版を観ていた時から、映画館でみるべき作品と思っていましたが、その期待に違わないスケール感と迫力を体感出来て満足でした!

あと、バジュラは改めて見ると中々カッチョいいクリーチャーですな〜。
ブログとかではあんまり取りざたされない気もしますが、鎧を着た昆虫とでも言うか、有機的なラインと機械的な要素をバランス良く取り込んだ味わい深いデザインなのではないでしょうか。しかも単にモンスターらしいだけではなく、空中戦ともなれば「敵メカ」らしいアクションでマクロス世界に違和感無く溶け込んでしまうのがまた秀逸に思えます。
スタイリッシュなメサイアバルキリーの敵役として遜色ない魅力を持つ、愛すべきキャラクターだと思います。
ここのところ平成ゴジラリバイバル上映やらウルトラ銀河伝説で怪獣熱が上がって来てる私にとっては、眼福なキャラクターであります。ランカをさらって行く新規デザインの個体も登場してましたし。早く立体物で出ないかな〜。

ただいま幕張で開催中の恐竜博に行って参りました。

昔から恐竜好きな私は恐竜博が開催される度に行っていましたが、今回はちょっと期待度が違います。
何しろスピノサウルスの全身骨格ですよ!しかも全長17mもあって、ティランノサウルス(発音的に「ン」が入るのが正しいらしい)より4mもデカい!
コイツは映画「ジュラシックパーク3」の主役を張って登場した背びれのステキな肉食恐竜で、主人公たちを散々追いかけ回し、ティランノサウルスと一騎打ちを演じて見事打ち勝った、イスラ・ソルナ島の暴君です。
映画では獰猛な肉食恐竜として描かれていましたが、実際には鷺みたいに川の中に立って魚を捕らえて食べることが多かったようです。長い口や手のカギヅメもそのための適応なんだとか。
JP3のパンフの恐竜解説ページで、これまでティラノと同クラスとされていたが、業界内の噂では実は推定17mもある個体がいた事がわかり、その復元を進めているらしいという記事を見て以来、その復元骨格を見るのをずっと楽しみにして来ましたが、ついに念願叶ったわけであります。



これが17mのスピノサウルスの全身骨格。とはいえ実際の化石は使用されておらず、すべてのパーツが科学的根拠に基づいて製作された精巧な骨格模型です。
ティランノサウルスなどと比べると骨が細かったり、長い首や頭とあいまってやや華奢な感じでしょうか。
でも背骨から伸びる棘突起が自己主張していてボリュームがあります。頭から首、背中へつながるラインが非常に美しいです。



そしてこれは、本物の骨が一部使われた全身骨格。大人になりきる前の亜成体だそうで、上述の模型よりだいぶ小さいです。



こちらは17mの生体復元模型。かなりデカいです。しかも食事中。ご丁寧にぶつ切りにされた魚の模型も置いてあります。


で、スピノサウルスもいいんですが、今回の目玉は何と言っても巨大なマメンキサウルス!
マメンキサウルスっていろんな恐竜博とか博物館でよく見かける、体の割にやたらと首の長い竜脚類ですが、全長35m…?
首の長さが16.9mって、それだけで普通の個体ぐらいあるじゃないすか!?
こんなデカい個体がいたとは初耳です。
駅でチラシをもらって何気なく読んだら、たまげました。
なんていうか、こいつと一緒の群れにいたやつって、毎日マクロスゼントラーディ人と一緒に暮らしてるような気分を味わっていたんじゃなかろうかと思えて来ます。



長すぎて全身を写真におさめるのが一苦労。横からなんてとてもムリで、尻尾側から離れて撮ってやっとファインダーに収まりました。



ヘビみたいに長い首ですが、実際には昔の復元みたいに鎌首をもたげる事は出来ず、首のじん帯が付く骨が短いので可動範囲も狭かったらしいです。
首を水平より少し下げた状態がデフォルトで、その状態のまま体ごと左右に回転して最小限の移動で広い範囲の植物を食べたんだとか。寝転がりつつちゃぶ台からおやつを取って食べてるみたいで、かなりぐうたらな気もしますが、それがこの生き物をここまでデカくした要因らしいです。



あとは草食恐竜のミイラ化石。この個体は発見された土地名から「ダコタ」と呼ばれています。
骨格の凹凸に沿って表皮が立体的に残された化石で、とても珍しいものです。
モザイクみたいな鱗の形がよくわかります。尻尾の部分なんかは皮膚のしわとかまで確認出来て、結構生々しいです。



これは後ろ足のひづめ。馬とか牛を思わせる角質の質感がそのまま残されています。



生きていたときはこんな感じの姿だったようです。



これはギガントラプトル。近縁種の平均と比べて数倍もある、大型の種類です。
となりにこのたぐいの代表的な恐竜であるオヴィラプトルの骨格が置いてありましたが、大きさが全然違います。見た目は類似していますがプロポーションは首が長くて頭が小さいなど、違いはある気がします。
今回は鳴り物入りって感じのタイトルじゃないのに、やたらデカい種類の恐竜ばかりです。



こちらはエドモントニアという鎧竜。がっしりした体つきの草食恐竜で、まるで生きた装甲車といった風貌がカッコイイです。


今回は生体復元模型にも力を入れているようで、スピノサウルス以外にもいろいろ見応えのあるやつがあります。



ティランノサウルス対トリケラトプス
恐竜博では必ずチョイスされるシチュエーション。このカップリングの人気は、もっとすごい恐竜が続々発掘されても不動のようです。
ティランノサウルスの命名からCTスキャンに至るまで、その研究史を扱ったコーナーがありました。



こちらはその中央に置かれた、これまでに発掘された頭骨がリング状にズラリと並ぶ展示。圧巻です。
ティランノサウルスは同じくらい大きな肉食恐竜と比べてもずっと骨太で、ガッシリしています。
頭骨は曲線的な造形で、湾曲した上顎なんかブルドッグを思わせていかにもパワフルなイメージを抱かされます。



こういった力強い造形がこの生物に堪らなく惹かれる要因なんでしょうかねぇ。


近年の恐竜博で思う事は女性客の多さ。
カップルだけでなく女性のみの二人〜三人組で来場する方々が結構いました。
骨格の前でピースして写真撮ってる女子高生とかもいて、微笑ましいです。
そうした女性客からは復元模型や動画を見ていて、可愛いと言っているのがよく聞こえました。
10年前なら、女の子が恐竜を見てそんな事言ってたら下手すりゃ変態扱いされかねない空気がありましたが、時代も変わりましたね。



その評価は羽毛を付けた復元や動物としての正確な姿形、頭から尻尾に流れる美しいラインなどから来るものでしょうか。



昔のイメージのように奇怪で凶暴な爬虫類といった、だいぶ短絡的な固定観念がやっと払拭されつつあるのかもしれないですね。



単に各恐竜の説明がなされているだけでなく、当時の環境や恐竜の骨とともに発掘された他の生き物などについても展示、解説してありました。
また、発掘調査の様子やエピソード、長きにわたって研究されて来た様々な恐竜の復元や分類方法の変遷、今も発掘・研究に携わっている研究者の方々の写真及び略歴が書かれた実物大?の立て看板なんかも置いてあり、単なる恐竜紹介にとどまらず、科学的な観点からその驚異の生態に迫る構成となっていて見応えがありました。
パンフレットをよく読むと、分類方式とか恐竜の定義なんてのも以前とはだいぶ変わっていて驚きました。こういうのも研究が進むにつれて変わっていくもんなんですね。

「恐竜2009砂漠の奇跡」は9月27日まで幕張メッセにて開催中です!

 お台場のフルスケール・ガンダムです。


大好評だったガンダム像も、公開終了まで一週間程度になってしまいました。
何を今更という気がしないでもないですが、今だからこその見所が実はまだ残っているのです。
それは、「ウェザリング」。
…というか、ただの汚れ。
要するに、プラモデルの塗装でモデラーが腐心するウェザリング表現が本物の天候によって再現されたというわけで、これがまた視覚的に素晴らしい演出となっているのです。


ちょっと見づらい画像で申し訳ないです…。


私がガンダム像を見に行ったのは8月頭。それから一ヵ月、激しい風雨にさらされて砂埃にまみれたガンダム像は、建てられたばかりの時には無かった土臭さをまとい、格段に風格を増していました。
それはあたかも、地球上での過酷な作戦行動を物語るような外観であり、とても存在感があります。
埃をかぶってざらついた機体表面、さらにそこを雨が流れ落ちて生まれる縦縞汚れなど、全高18mのロボットに付く汚れを目の当たりにできたのが面白くもあり、私含めて、模型やイラストでロボットを扱う人にとっては色々と参考にもなりそうです。



以下、所見時の感想など。
一目見て、思ったのが「ガンダムって、こんなにカッコ良かったっけ?」(爆


私はどちらかといえば複雑なディテールのメカを好む傾向があるので、初代ガンダムは私にはシンプルすぎな気がしてあんまり興味なかったのですが、いざフルスケールで見てみると、18mの立体物に詰め込まれた膨大な情報量に圧倒されてしまった感があります。



基本的に凹凸は少なめのデザインですが、平面と曲面が上手く組み合わせてあるので、しっかりメリハリがあります。その中にパネルラインの筋彫り、ボルトなどのディテール、マーキングなどが施されているので、どこを見ていても飽きさせられません。

特に脚装甲などは、ボルトを差し込む向きがパーツごとに違っています。どうやってフレームに装甲を組みつけてあるのかが窺えるような構成となっていて、想像していると楽しいです。


実際には立像としての設計でそうなっている部分もあるのでしょうが、設定上のディテールと言っても納得できる味を出しているのがニクイです。


特に、感心したのがその色使い。基本的には設定どおりの赤青白のカラーリングなのですが、それぞれ微妙に違う明度の色をパネルごとに使い分けているのです。それにより、見た目の印象がより引き締まって感じるようです。
この趣向が凝らされた色分けが見た目の高級感を引き出した立役者だったようですね。


ボディの所々に水色が使われているあたり、何となくインパルスガンダムを思い起こさせます。


大きさはこんな感じ。コックピットのスペースは人ひとりやっと入れる位でしょうか。


10:00 〜 20:00までは1時間ごとに発光・噴霧と共に首が動く演出があります。


接地用の爪?が出ています。


以上、ガンダムでした。
ホントはWBマークが消える前に行こうと思ったのですが、惜しくも間に合いませんでした(泣

もともと怪獣マニアから来ている私的には、モンスターやロボットなどの大きさというのは幼少のころからとても興味のある事でした。今回こうやって本物サイズの巨大ロボットを見ることが出来て、感慨ひとしおです。
気合の入りまくった出来のガンダム像からは、製作された方々のものすごい熱意が受け取れました。

しかし何より驚いたのが人の多さと客層の多様さ。熱心なファンの方々ももちろんですが、老若男女関係なく実に多くの人が来場していたのが印象的でした。会社でもこの話題で持ちきり状態で、その注目の程がうかがえました。
ガンダム」の名にどれほど多くの人が心動かされるのか、そのパワーを思い知った気がします。

バードの寝言 「サマーウォーズ」※長文失礼!

現在公開中のアニメーション映画、サマーウォーズを観てきました。
友人から誘われて全く予備知識無しで観に行ったら、おもいっきりツボを突かれました。
笑いも泣きもカワイさもカッコ良さもある、盛り沢山なエンターテインメント作品で大変面白かった!

大筋は数学の天才だけど内気で冴えない主人公が、憧れの先輩に彼氏のフリをしてくれと頼まれた事がキッカケで、世界の危機に挑む事になる…というよく聞くようなパターンのお話ですが、そこへ彼女の家族・親戚間の温かいつながりやしがらみのエピソードが加わり、仮想現実世界での事件と相まって、作品の広がりとエンディングへ至るまでの流れをキッチリ作り出していると思います。
メインの登場人物がこれまた多いので、主人公・ヒロイン含めて各キャラの扱いはやや少なめな気もしますが、その分みんなちゃんとキャラが立っていて、観終わった後も各キャラの印象がしっかり残りました。

予告編を見たときの印象では、懐かしい田舎の雰囲気を描いた作品なんだなーくらいにしか思って無かったのですが、実際に観てみたら実は仮想現実世界の敵と戦うサイバーパンクだったので、かなり意表を突かれました。
アナログな感じの田舎の大家族が力を合わせて、デジタルな敵に立ち向かうお話なんですね。
ずいぶんインドア派な展開なのに、作品の持つフンイキは眩しく暑い夏の情景そのもの。
そういった空気感の演出がまた絶妙で爽快感がありました。

舞台は現代とほとんど変わらない世界ですが、ネット上に構築された仮想現実世界OZが人間社会の中で大きな役割を担い、パソコンやテレビ、携帯端末などを通じて多くの人たちがその恩恵に与る近未来です。
ある部分では今よりずっと進歩した世界ですが、そこに生きる人たちは今と何ら変わらないごく普通の人たちです。
現実の世界、仮想世界のどちらでも等しく、人と人の温かいつながりが描かれていて、ほろりと泣ける作品になっていました。
コンピューターが普及した世界での事件を描いてはいるのですが、決して教訓めいたアンチテーゼとかにはならず、良い部分も危うい部分も肯定して描き、物語世界に組み込んでいるので見ていて気持ちが良かったです。

また、絵的にも楽しい作品でした。キャラクターデザインは基本的にややリアルタッチなのに、思いのほか結構表情演出の幅が広く、ゆでだこみたく真っ赤になったり、鼻血吹いてぶっ倒れたりとマンガ的な表現も多くて笑えました。
仮想世界のビジュアルもポップで明るい雰囲気の物なのが良かった。仮想世界のシーンでは、登場人物たちは可愛いデフォルメキャラのアバターとして活躍するのですが、そのデザインも十人十色で見ていて楽しかったです。

ちょっとでも興味を持っている方、観に行く機会がありそうな方、とりあえず観に行っておいて損はないと思いますので、ぜひご覧になってください。



書きたいことが多くてまとまらなかったので、以下にネタバレありで感想を書き殴り…。

健二と夏希の親戚が一丸となって、ラブマシーンとの「合戦」の準備を進めて行くあたりが小気味好くてワクワクしました。
仮想世界の敵なんか田舎の旧家じゃどうしようもなさそうなのに、それにバッチリ対処できるだけの人材と設備が、親戚間のネットワークのフル活用で続々と集結してくるあたりがもう、ね。
序盤では、大家族だけあってさすがにいろんな職業の人がいるなーと思ってたら、後々の展開で「この人たちの職業設定ってこの前フリだったのか!」と思ってしまい、何だか笑えました。

キング・カズマも操り手の佳主馬くん共々カッコ良かったです!この物語はある面、佳主馬の物語でもあるようですね。その活躍はもう一人の主人公と言ってもいい位。本作でヒーローと言えば断然彼ですね!(*^_^*)
世界の命運を懸けた一騎打ちに挑むも、敗北して「母さんと妹をまもれなかった…」と泣くシーンもアツいです。
アバター同士のバトルは、アクション専門に作画監督をもう一人起用して作っているらしく、キャラはカワイくともその立ち回りは結構本格的で、ゾクゾクくるものがありました。

一族をまとめる栄おばあちゃんもすばらしい方でした。今まさに混乱に対応しているだろうたくさんの知り合いに檄を飛ばす栄おばあちゃんの活躍が、まさに武将の末裔といった感じでそれだけでもうカッコよかった。電話してるだけなのに!
栄おばあちゃんと侘助の物語も良かった。夫の隠し子をも受け入れて愛する栄の懐の広さに心打たれるものがありました。会ったその日から侘助を受け入れていた栄に対し、人を傷つける道まで選んでまで栄に認められようとした侘助の心のすれ違いがとても悲しかった…。
その本来司令塔となるべき栄おばあちゃんが早々に亡くなってしまっても、遺志を継いで危機に立ち向かう家族と、おばあちゃんの間のなお固いつながりに涙を禁じえませんでした。

もうひとつ、OZにログインしている人々の書き込みが、ブーイングだったり応援だったりと、内容もその時々の状況によって変わり、世界中の人々が成り行きを見守っているというライブ感が出ていて良かった。これによってメインキャラクターと仮想世界にいる見知らぬ人たちの間にも、実はきちんとつながりがあることが描かれていて、クライマックスの展開でキッチリ重要な役割を果たしていたと思います。窮地に立たされたナツキに世界中のOZユーザーがアカウントを差し出してくれるなんていう熱い展開には、もう震えが来るほど興奮しました!

あと、翔太も自分のRX−7が他人にオシャカにされたら号泣しそうなもんだけどな、と思ったり、ラブマシーンの顔がゴジラシリーズに登場するロボット「ジェットジャガー」にそっくりだと思ったり(違、所々心の中でツッコミを入れてたりしましたが、物語とか構成ではあんまり違和感もなく楽しめました。
健二がOZのパスワードを解くシーンでは、どんな計算をしているのかちょっとでもいいからセリフに入れてくれると解りやすかったかなと思いました。

最後に、本作は書籍やグッズなどの展開もアツくて良かった。
パンフレットも4Pに渡るストーリーダイジェストから細かい作品解説、特に監督・主演以外のスタッフインタビューまで掲載されたしっかりしたもので、それだけでも楽しかったです。なにより花札のルールまで載っていて至れり尽くせり。
また、本作の作曲者は私的に「リターナー」の楽曲で馴染み深い方で、今回も様々な方向性の音楽を楽しませていただきました。サントラも即購入して聞きほれています。
個人的に映画は一種のお祭りみたいなものだと思っていますので、特に最近の外国映画の、パンフレットも薄いサントラは出るか出ないかもわからない…なんていう冷めたもんじゃなく、映画ってこうだろ!というノリが楽しめたのがとても良かったです。

折角なので、すっかり忘れていた花札のルールを覚えなおしてまた観にいこうと思います!

バードの寝言 「アスラクライン」

oomorishikiten2009-04-25

気がつけば一年以上ぶりの更新になります…。
サークルとしても心機一転、新たに動き始めているので、復活一番乗り!ということで、一信。

今なにげにハマっているラノベアスラクライン」のメインヒロイン、水無神操緒を描いてみました。というか、どちらかっていうと主な舞台となる洛芦和高校の制服を描いてみたかったり。
(ちなみにこの制服、脚は黒ニーソにローファーというステキな仕様となっております。)

というわけで、ちょっと作品の解説をば。
著者は三雲岳斗氏。アスキー・メディアワークス電撃文庫から刊行されている小説です。
一度滅びてやり直しを始めた「二巡目の世界」。人間と変わらぬ容姿だが、超能力を操る「悪魔」の存在。そして、最も愛する人間の魂と引き換えに悪魔の力を行使できる巨大な機械人形、機巧魔神「アスラ・マキーナ」…。
様々な謎を孕み、いくつもの並行世界にまたがって展開するダークファンタジー的な雰囲気を持つ作品です。でも基本は学園モノなので、背景にある物の割にはおバカっぽいコメディーシーンが多くて取っ付きやすいです。

しかし現在12巻まで出ていて、それまでの大半を派手なアクションの割に軽めのムードでやってきていたためか、後半になって突然急展開に入ったときはなんと言うか、メチャクチャ驚きました。しかも夜中にそんなものを読んでしまったがために、興奮して寝付けなくなる羽目に…。
とにかく伏線マニアみたいな作品で、すんなり入り込めてなおかつ深い、絶妙な魅力をかもし出している作品です。

イラストの方も大入りです。表紙といい巻頭のカラーページといい、動きのある集合絵が多くて楽しそうな雰囲気がビシビシ伝わってきます。
各章の末尾にもちんまりとしたイラストが載っているのですが、ディフォルメキャラやら、作中に出てきた小道具や料理など、さりげなくですが実に様々な物が描かれています。
文章と絵がお互いを引き立てているような、ある意味とてもラノベらしいラノベだと思います。
巻を重ねている割にはあまり知名度が高くないようですが、私的にはもっと評価されても良いと思います。
ちょっと興味を惹かれた方は是非手にとって読んでみてください。

今月からアニメ版も始まって楽しくなってきました。原作を読んでからアニメを見ると色々作劇的なツッコミどころはありますが、それは置いといてまず映像が素晴らしい!フルCGで表現される機巧魔神とか、お気に入りのキャラたちが動いて喋ってるのを見たら、なんかとりあえず満足してしまった気も…。
とにかくキャラもアスラ・マキーナも、ガンガン動くアクションシーンがカッコ良すぎ!
複雑な伏線を張り巡らし、なおも新たな謎を生み出し続けている物語をアニメ版では上手く(美味く)まとめられるか、今後の展開に期待です!

ゼロの使い魔小説12巻と双月の騎士サントラが出たので早速ゲット。

それにしても、ゼロの使い魔みたいなラブコメ系小説って、電車の中で読むにはとことん向かないジャンルですね。なにしろ気分がモロ顔に出るタチなので、顔がニヤケて…。ギーシュがティファニアの胸に触るくだりでは吹きそうになったし。というか、こいつやりやがった。やってくれると思ってたよ!みたいな。電車の中でコミック誌とか読んでる人たちは、どうしてあんなにポーカーフェイスでいられるんだろーとか真剣に考えてみてたりしてます。

外じゃマトモに読めないので(嬉泣、ネジが抜けてるキャラ達とかサービス精神旺盛な作者様にツッコミ入れつつ読むとしますかね。

RPG製作中

現在RPG製作中であります。
実は、4月はいろいろ問題が発生しまして、プログラムが一ヶ月近く
止まっていたことを今ここでぶっちゃけちゃいます。


GWの途中から再び製作を再開しました。
仕事もあるため、進みはあまり速くありませんが気長にやりたいと思います。