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来春 原発停止

先程知りましたので、メモしておきます。

『関電 予備率マイナス目前 原発定検入り電力不足深刻』
産經新聞大阪本社公式ニュースサイト 2011年6月9日07:11

東京電力福島第1原発事故から、定期検査を終えた全国の原発が地元の
合意が得られず再稼働できない状態が続き、関西や九州など西日本でも、
今夏の深刻な電力不足の懸念が広がっている。経済産業省の試算では、
停止中の原発を火力発電で代替すると今年度で1・4兆円のコスト増となる。
電力需要ピークまで残された時間は少ない。

全国の原発立地道県でつくる原子力発電関係団体協議会の三村申吾会長
青森県知事)は8日、海江田万里経済産業相に「原子力発電の安全確保に
関する要請書」を提出。中部電力浜岡原発以外の運転再開を認める判断根拠
など、8項目の開示を求めた。

海江田経産相は「(自治体には)緊急対策について国が責任を持つとお伝えし
ている」と応じたが、不信感の解消は簡単ではない。

原発がこのまま再開できなければ、電力不足は西日本にも飛び火。経産省
よると、関西、北陸、九州などの西日本5電力会社で、夏季の予定供給力の
11%に相当する880万キロワットの供給力が減少する。

電力需要を超える供給余力を示す予備率は、8%以上必要とされる。しかし、
経産省の試算では、原発の再稼働がなければ、西日本でも、電力供給不足を
示す予備率マイナスの東電東北電力管内に近づく。

とくに発電量の半分を原発に頼る関西電力は厳しい。福井県内にある11基の
原発のうちすでに4基が停止しているが、7月にはさらに2基が定期検査入りし、
予備率がマイナス6・4%になる見込みだ。九州電力は1・6%で、西日本5社を
平均すると0・4%と、余力はないに等しい。

このまま再開できなければ、来春には全国54基の原発がすべて止まるだけに、
資源エネルギー庁幹部は「震災復興と日本経済の足かせになる」と、
危機感を募らせている。
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この流れがあって、ここ数日一部の報道で、玄海原発の二号機、三号機、
福井県美浜原発、高浜原発の合計四基の運転を再開させるという話だったのですね。

ちょっと、勉強不足でした。さらに調べてみます。

東京都放射線汚染マップ


共産党都議団は(2011年5月)25日、今月6〜25日に独自に測定した都内の延べ128カ所の放射線量を公表した)

地表から1メートル以内の高さで測定し、最も高かったのは、葛飾区の水元公園内草地
の地表の毎時0・618マイクロシーベルトだった。都議団は25日、都に都内全域で地上
1メートル地点での放射線量を測定するよう申し入れた。

都議団によると、学識経験者の協力で都議らが測定した。地上1メートルの地点では、
葛飾区の金町浄水所付近の草地0・3▽足立区東綾瀬の草地0・257▽江東区亀戸公園
敷地内0・186(すべて毎時マイクロシーベルト)と、都内東部の放射線量が比較的
高かったという。

日本共産党都議団は、2011年5月6日から25日まで都内全域で放射線量測定を実施。
調査地点は128カ所にのぼります。調査の特徴は地上1メートルで行ったことです。最も
高い地域が足立区〜葛飾区で0.2〜0.3台。東京都東部に0.18〜0.39など高線量率
の地域が集中しています。豊洲埋立地の高線量率も、東部の高線量率地域と連続するも
のと考えられます。この地域で地上0mで測定した結果、0.618という地点がありました
(葛飾区の水元公園内草地の地表と思われます)。レポートの中で、江東区から練馬区
結ぶ線以東の地域は年間1mSv以上の放射線量となっている可能性があると指摘しています。

<測定方法>
基本的には地上高約1mで測定値を10秒間隔で10回読み取り、その平均値を算出。
   地表面も測定した地点もある。
測定器は、ALOKA PDR-101型 ポケットサーべイメーター
単位は全てマイクロシーベルト/毎時
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参考までに。
「地上高約1mで測定値を10秒間隔で10回読み取り、その平均値を算出」というのは、
自治体やお国が計測している環境に比べて、かなりまともな感じですね!

足立区や葛飾区の値が高いですが、震災直後から足立区の対応は早かったです。
きちんと計測したり情報収集をしていた成果でしょうね。その後の対応も素晴らしい
ものがありました。全く動いていない区や市もありますので、自分がお住まいの役所
などのサイトをチェックした方が良いですよ。

他人、行政任せではなく、自己防衛も大切です。注意して下さい。

『核のゴミ捨て場』(3/3)

さて、これで最後です。

遠野市を中心に、地域誌「パハヤチニカ」を発行する千葉氏も、この話を聞いて
怒りに震えたという。「子々孫々に影響を及ぼす放射性廃棄物の最終処分場をここ
遠野につくるなど、言語道断です。地震大国日本で、『地層処分は何万年も先まで
安全である』と言われても、信じる事は出来ない」(千葉氏)

「東北地方は歴史的に、東京などへの食料や水資源の供給源とて役割を担ってき
ました。現在では六ヶ所村をはじめ、エネルギーの供給と、そのゴミの処分も担っ
ています」前出、本田市長がこう言うように、この国はいつも東北地方に負担を強い
てきた。しかし、水、食料、電気の供給源として、そして「核のゴミ捨て場」として
東北を利用してきたというのに、いざ大震災に見舞われた時には、なんとその対応
が遅い事か。「政府は被災自治体に対して『復興会議の結論が出るまで、復旧作業
は待ってくれ』と言っているようだ。これは、東北を積極的に見殺しにするといった
暴挙といってもよい」

陸前高田市の戸羽市長は、防災服姿で「国の色々な規制が、復興の妨げになって
いる。こちらから問題点を訴えなければ、国は動かないのか」と訴えた。おそらくこ
れは、被災地の全首長、全住民の心の叫びだろう。

東北大学名誉教授の入間田氏はこう語る。「東北を抜きにして、今の日本は成り立
たなかったはずだ。それを政府はしっかり認識して、復興に尽力してほしい。東北
地域の文化や伝統も考えずに『新しい住宅はすべて山の上に作ろう』など、なぜ
中央はいつも上から目線なのか」

この「上から目線」がどれだけの苦労を東北の人々に強いてきたか。いまこそ問い
直すべきだ。〜

〜「週刊現代6/11号」”あらかじめ見捨てられていた東北の被災地”より
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いかがでしょうか?三分割にして更新させて頂きましたが、様々な問題点が浮き彫り
になっています。

この記事を読んでも、いつも通りの組織の名前ばかり出てきます。

原子力発電環境整備機構(通称 NUMO)
核燃料サイクル開発機構(核燃機構)
動力炉 核燃料開発事業団(動燃
日本原子力研究開発機構

組織が細分化し過ぎていますが、やっている事は同じです。多額の税金をじゃぶじゃぶ
と使っている事も。

ただ、現実問題として、核の廃棄は、どこへ?そして、放射線物質に汚染された原発
敷地内外の瓦礫は?関東近郊で問題になりつつある汚染された汚泥問題は?などなど。

これから法整備をしてと国やお偉いさん達は言っています。何故、原発を作り運転を
スタートされた時点で、この手の事故を想定していなかったのか、不思議でなりません。
専門的な知識と洗脳がそれを邪魔してしったのでしょうか?あるいは、本当にアホなの
でしょうか?理解に苦しみます。

ここ数ヶ月、色々調べて勉強させてもらい分かった事は、梅棹忠夫氏の言葉を借りるの
であれば、結果、この手のエネルギーに手を出してしまった、出さざるを得なかった
人間の業(ごう)なのでしょう。

考えれば考える程、知れば知る程、正直しんどくなってきますが、自分たちが生きてい
る間は諦めず叫んでいくしかないです。私の家、兄貴も含め子供はいませんが、やるし
かないですね。育児で忙しく情報収集など出来ない、お母さん方には、ダイレクトで
メールも送りますので、興味のある方はメールを下さい。info@opuesto.orgまで。


少し話しは反れますが、「阪神淡路大震災」の記事を書かせてもらった時にも、その世情
が見える新聞からの広告を紹介させて頂きましたが、今回の一枚。苦笑いしてしまった
ものが、この特集ページの最後にありましたので、軽く紹介させて頂きます。


週刊現代6/11号 173ページから)

発売たちまち重版!”恋する理由 滝川クリステル”〜私の好きなパリジェンヌの生き方〜
です。正直、かなり苦笑いをしてしまいました。誰が悪い訳でもないのですが。。。


また、興味深い記事がありましたら、紹介させて頂きます。

※『核のゴミ捨て場(1/3)』『核のゴミ捨て場(2/3)

断層と作業員とメール

メモしておきます。

『立川や福島原発近くの断層、地震の確率高まる』
読売新聞 6月10日(金)10時11分配信
政府の地震調査委員会は9日、東日本大震災に伴う地殻変動によって、
国内の主要活断層である立川断層帯(東京都、埼玉県)、双葉断層(宮城県福島県)、
糸魚川―静岡構造線活断層系の中部付近(長野県、山梨県)での地震発生確率が
高まった可能性があると公表した。

マグニチュード(M)9・0の東日本大震災では、日本列島を東西に引っ張る強い力が働き、
その影響で陸域にある活断層への力のかかり方も変化した。同委員会が国内の106の
主要活断層について、力のかかり方を解析した結果、3活断層地震を起こしやすくする
力が働いていることがわかったという。

同委員会によるこれまでの長期評価(30年以内の地震発生確率)は、立川断層帯で
M7・4程度の地震が0・5〜2%、福島第一原子力発電所の北約30キロにある双葉断層
でM6・8〜7・5の地震が「ほぼ0%」、糸魚川―静岡構造線活断層系の中部付近で
M8程度の地震が14%だった。同委員会では「発生確率がどのくらい上がったかはまだ
不明だが、警戒が必要だ」としている。


『作業員、意識不明で病院に=前日は飛散防止剤散布―福島第1』
時事通信 6月10日(金)12時33分配信
東京電力は10日、福島第1原発で働いていた協力企業の40代男性作業員が同日朝、
意識不明となり、ドクターヘリで福島県いわき市内の病院に運ばれたと発表した。
発熱もあるという。この作業員は9日午前、防護服に全面マスク姿で放射性物質飛散
防止剤を散布する作業をしていたが、宿舎で10日朝、意識混濁状態になっているのを
同僚が発見した。9日の被ばく放射線量は0.07ミリシーベルトだったという。 
ーーーーーーー

プラス、先程PCが、バグって、ほとんどの受信メールが飛びました。。。幸い、貴重なデータ
や保存しておきたい文章などが外に出しておきましたので無事ですが、とほほな、感じです。

さて、今日はこれから都内なので、気持ちを入れ替えて、準備します。